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江戸川乱歩 2004.8.31

新文芸坐の江戸川乱歩映画祭、観たいなーと思い、その準備とゆーか…この前図書館で何冊か借りてきました。
私、実は、エドガー・アラン・ポーは大昔に読んだのですが、乱歩の方は今だ読んでいなくて。(^^;) いつか読もうとは思ってたんです。

んで、昨日「盲獣」を読み、今「十字路」の途中です。





いやー、おもしろいっ!!
帰りの電車も寝ずに読めちゃいます!
「盲獣」はハーシェル・ゴードン・ルイスチックな残酷さがたまらんっすね!!
まだこれだけしか読んでなくて、どーのこーのと言えないですが、映像的な小説とゆー気がしました。映画にしやすそう。場面が浮かびますね。

ちなみに、ハーシェル・ゴードン・ルイスとは、B級ホラーマニアにとっては涙ものの「スプラッター映画の祖」と言われた監督です。2000MANIACSがいちおしっ!
私が観た頃は「2000人の狂人」とゆータイトルでした。今は「マニアック2000」になってるんですね。
私、これ好きで、昔「2000MANIACS」って曲までつくったですよ。



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テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

ソポクレス「オイディプス王」とパゾリーニ映画 2004.8.20

ソポクレスの原作を読むと、パゾリーニの「アポロンの地獄」はなかなか原作に忠実に撮っている事がわかりますね。
この戯曲の素晴らしさは、アリストテレスも高く評価していたらしい、構成から導き出される悲劇の見事さと言った所でしょうか。ギリシャ神話全体が家族構成など見事に構成されているとも言えると思うのだけど。
これはライオスから受け継がれた<気性の激しさ>が起こした悲劇だと思うんだけど、しかしアポロンの信託で最初から予言された事であり、最初から神が悲劇を創りだしてるんだけど、まあこれは後づけって事でいいと思います。
パゾリーニの映画を観ると、私は盲予言者のセリフが特に印象的だったんだけど、「真実を見ようとしない」「自分の本当の姿を知ろうとしない」と言うのがポイントかなと思います。
有名な日本の「見ざる聞かざる話さざる」がチラチラと出てきたり、日本の雅楽かな?を使ってたりする所もなにげに象徴してるのかな?とも思うし。
オイディプス役のフランコ・チッティはまさにハマリ役で、ああいう目をした俳優はなかなかいないっすね。勇敢な所も備えながらも粗暴さや卑しさを秘めている感じ。そして憤り、悲しみをあれだけ表現できる目はなかなかない気がします。
盲予言者の予言通りに笛を吹きながらさまようオイディプスにつきそうニネットは「大きな鳥と小さな鳥」でトトの修行中にちょこまかと遊ぶニネットとそっくりで笑えます。
周りが現代だったりするのもパゾリーニのユーモアですね。また、過去の悲劇で終わる話ではなく充分に現代に通じる話だと言うのを表わしている気もします。

それにしてもオイディプスはイオカステが何歳の時に生まれたのでしょうか?少なくとも子供が生める年令分は年上って事なんですよね(^_^;)
それと映画の最初の方で、赤ちゃんの髪の毛が瞬時にして長くなったり短くなったり、大きくなったり小さくなったり・・・この辺は御愛嬌ですかね(笑)。







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ジャンル : 小説・文学

セリーヌ『夜の果ての旅』 2004.8.18

ルイ=フェルディナン・セリーヌ、私はこの小説読んで一発で惚れた。
私の大嫌いなきどったお上品さを罵倒し、人間の醜さをこれでもかってぐらい暴き、世の中の安易な常識を覆し、それでいながらもある種の寛容さを持つ。この寛容さとゆーのは、人間だったら当たり前な、金に対する執着心だの、嘘吐き、逃げだのに関する事で、情熱的な正義感でもって人間の弱さの部分にまで徹底攻撃するやつらへの軽蔑が、はっきりどことは言えないが隠されてる気もする。
サルトルの実存主義にもかなりの影響を与えたって事だけど、このセリーヌの書きっぷりは、サルトルの小説やカフカの書く不条理もいいけど、それを遥かに超えた爽快さ、力強さがあると私は感じた。カミュも私は気分爽快になるんだけど、それをも上いってるなあ。

「裏切りの美学」「卑怯者の文学」という点ではジュネにも通じるものがあると思う。
ジュネにもモノホンの迫力があり、その点ジュネを読んだ時の衝撃と少し似た所もあるな。

とにかくカッコイイ! ほんとにクレイジーになったり、クレイジーな演技をしてしまう所なんかも最高カッコイイのだ。


*『なしくずしの死』もお薦めっす !
*訳はやっぱし生田耕作がいいと思います。






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夢野久作『ドグラ・マグラ』 2004.8.16

夏休み読書週間手抜き集!!(笑)
過去に別の所にアップした感想文です。
昔書いたものっつーのは、今読むと結構恥ずかしいもんですね。そう思えるとゆー事は、成長している証拠なのでいい事でもあるのだけど。
読んだばかりの時に書いたものだし、そのまんまアップしますね。↓↓↓


奇妙キテレツなこの小説、妾はタッタ今読み終えました。と言うのは虚構で、ホントは21日に読み終え、すぐにでも感想を書きたかったんですが、忙しかったんです。
ドグラ・マグラを読んでスッカリ夢野久作に興味を持ってしまった妾は、他の作品も読んでみようか知らん………と思い、今は「少女地獄」を読んでいる所です。

インパクトのある小説の出だしと言えば、カフカの「変身」、カミュの「異邦人」が直に思い浮かぶ妾ですが、「ドグラマグラ」も負けてはいないのではないか知らん。
この出だしから、もうナニヤラ妖しい空間に入り込んでしまうのです。
それに両博士のキャラのおもしろい事と言ったら。
妾は講談社文庫で読んだのですが、中島河太郎の解説によれば、あの乱歩が
「夢野君は人物としても、作品の上でも、--(中略)-- どこか人を小馬鹿にしたような、実力の程の計り知られないような、妙な魅力を持っていた。」
と言っていたそうですが、まさにこの作品はその通り。読者をおちょくっちゃってる訳なんです。そこが妾にとっては心地いいんです。読者にコビ売るような作家はただの商売人で芸術家には絶対属さないし、妾はそういうの嫌いです。
若林博士の丁寧すぎる応対やそのセリフから爆笑できますし、正木博士の人のおちょくり方と言ッタラもう凄すぎます。
中巻はおバカな妾にはトテモすらすらと読める代物ではなかったんですが、漢文みたいな古文みたいなトテモトテモ読み易いとは言えない物が長々と出てくる事も、まさにフザケテいるのではないか知らん………
中島河太郎は「探偵小説と言うよりも思想小説」と形容していたこの小説、思想小説と言ってしまうのも誤解があるのではないだろうかと妾などは思うのです。
ソンナ1つのジャンルにはおさまりきらない、いろんな要素が含まれているのです。
思想はその中のタッタ1つの要素として入っていると思います。
怪奇小説にも当てはまるとも思いますが、妖怪やら怪物みたようなのが出てくる訳ではありません。いちばんコワイのはやはりニンゲン…………
大昔の祖先の話が現代に繋がっている所などは、ロマンティシズム的要素もあると言えるかも知れません。時間の巡りと言うか、トテモ、ステキに不思議な次元を超えた、みたような要素もあると妾は思います。
それに大変化学的でもあるんです。
養老孟司の「唯脳論」は、ドグラ・マグラに出てくる「脳髄論」が基礎になっているのではないかしらん………と妾は読んでて思いました。養老さんもドグラ・マグラの事をチラッと言及していた記憶があります。

………と日本の作家には疎い妾ですが、コンナにスゴイ作家がいたのを気付かされました。何故モット早く読まなかったのかしらん。とてもマネの出来る代物ではないものの、スッカリ、コンナ風に影響されてしまいました。
去年はセリーヌ作品との衝撃的な出会いがあった妾ですが、今年の一番は夢野久作かも知れません。
アアーア、もーう、とにかくビックリシマシタヨオオォォォォ。スカラカチャカポコチャカポコチャカポコ。

(おそまつでした)







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ダンテ「神曲」 2004.8.15

昨日の日記で竹内久美子本の事を書いた所、思わぬ所で反応があり、ダンテの「神曲」についてもちょこっと書こうかなと思いまして。

とは言え、昨日書いた通り、ただただ私はしんどくて(^^;) 「ユリシーズ」の再読に向けて頑張って最後まで読んだのでありまして(^^;)、その中でも、お、この型式はっ! と思ったものがありました。
この小説、同じ言葉を繰り返し使うのが多いのです。
その言葉が最初に来て、つらつらと文章が入り、またその言葉が来て、という感じに。
「私は見た」とか「今ここにてかれは知る」とか。
訳注によると、アナフォラ(首句反復)の型式と言うらしい。
これを読んでて、これってあれじゃん! と私は思いました。
そう、「エンタの神様」でよく使われてる型式なんですね!! (をい)
「あれはあれでいいのかね」とか「私だけでしょうか」とか、いっぱいありますよね!

・・・と、まあ、興味のある方は是非こちらからどうぞ。(^^;)↓↓↓(こんなんでいいのか???)

あ、そうそう。40才からの仕事術さんの所に書いたのですが、ブレイクの絵と解説がおもしろかったです。
訳者の寿岳文章はブレイク研究者でもあり(と言うか、ブレイクからダンテに入ったみたい) これだけの解説が読めるのは貴重です。
集英社文庫ヘリテージシリーズです。









ルックスで選ぶには訳がある! (竹内久美子再読中) 2004.8.14

この前までダンテの「神曲」を読んでたんだけど、これはもう、めちゃめちゃしんどかった・・・orz
ちなみに父が亡くなった時にちょうど「天国篇」を読んでいました。
連日の暑さで脳味噌もバテバテ。ちと息抜きに竹内久美子を2册続けて再読してます。
とは言え、身体も脳味噌もバテバテな感じで、あんまし読書もする気にならず、だいぶ遅いペースなんですが。ほんとは竹内本は2日ぐらいで読めるはずなんだけどね。

んで、「男と女の進化論」につづき、今読んでるのが「パラサイト日本人論」です。
私、よくこの本からの知識を話のネタにしてたんですが…
「沖縄の人やアイヌの人は縄文人で、あれが本当の日本人。うちらは外来種のモンゴロイドだからさー」
とかって。(^^;)
まあ、だいたいそうなんだけど、正確には、旧モンゴロイド→縄文人、今の日本人の多数は新モンゴロイドっつーわけでした。(^^;)
まあ、なんつーか、日本人って言っても、単独人種じゃなくて、いろいろ混じってるわけです。そーゆー過程など書いてあります。
なーんて書いてると、めちゃマジメな本みたいっすね。(笑)
興味深いのは、タイトルにあるように、オンナが(無意識に)何を基準にオトコを選んでいるのかとゆー事なんですよ。
スラリと背が高く脚の長いオトコが何故モテるか?
竹内説では、寄生虫に弱い人間とは、寄生虫が住みやすいように胴が長く、つまり、寄生虫に強いと脚が長いのですね。
オンナはいい子孫を残す為に、寄生虫とかウイルスに強いオトコを知らず知らずのうちに選んでいるっつーわけだそうです。
そして、オトコが女を選ぶ基準は甘く、オンナがオトコを選ぶ基準は高い。
だからなのかなあ。この人と決めたら、諦めらんないのは。(またその話かい)
占いの掲示板見てても(2ちゃんだけど(爆))放置するのは男だよね。放置されて泣いてるのは女。星座に関係ないな、と思ったもん。男は別に他の女でもいいって訳なんでしょかね?

・・・と竹内さんをネタに出すと、何故か結構反発くらう事が多いのですが(トンデモ本とか、本気にしない方がいいですよ、と親切な忠告をくれる方も…) 学者さんで、こんなにおもしろいオチャメな文章が書けるなんて、スゴイっすよ。私好きで何冊も読んでます。
竹内さんと養老さんは、ほんと頭良くて柔軟で好きです。
確かに、(竹内本は)こりゃ無理があるよ~って説が多いんだけど、そこがおもしろいんじゃん、と思うのだけど。(^^;)
ま、それだけじゃなくて、実際に知識になる事も豊富に書かれています。私、竹内本読んでからデズモンド・モリスも読んだし。
免疫に強いO型は社交的になり、免疫に弱いA型は慎重な性格になったのではないか、と言う説も、竹内本で得た知識でした。この前同じ事をテレビで言ってたですよ。

竹内本には、最初に「そんなバカな!遺伝子と神について」を読んでハマりました。
あと「シンメトリーな男」はめっっっちゃおもろいっす! いちおし!

竹内久美子


夢野久作と養老孟司 2004.8.9

昨日ランダムであちこち飛んでいたら、夢野久作のドグラ・マグラについて書いていた方がいたので、思わずまた7月25日の日記とのトラバを試みた所、やっぱだめでした。orz
楽天に再び問い合わせた所、対応マシン/ブラウザのURLを貼ってきましたが…でもくぬさんの日記と2度ほどトラバ成功してるのになあ。う~わからん。

しかしまあ、夢野久作の事書いてる方に出くわすとは思わなかったんで、大変うれしかったです。

「バカの壁」でいちやくベストセラー作家となった養老孟司の「唯脳論」って本、ご存じですか?
養老さんは、世間で今どう捉えられてるかわかんないけど、解剖学の大先生で、脳の事にめちゃめちゃ詳しいとゆーのはみんな知ってるのだろうか?
ずっと前にNHKスペシャルの脳のやつで、きききりん(漢字忘れた)と一緒に出ていました。
で、その「唯脳論」ですが、これは私、「ドグラ・マグラ」の影響を結構受けてるんではないか、と思ったのです。確か言及もしてたよーな。

夢野久作も、おそらく、かなり科学的な事に詳しく、それじゃなきゃこーゆー本は書けないかと思うんですが、それでいて、めちゃめちゃフザけていて人をおちょくった所が私なんぞはたまらなく好きでして、またそーゆー点ではジェイムス・ジョイスも同類だと思うのです。
ジョイスについては、6月25日の日記6月26日の日記を是非御覧くださいませ。

「唯脳論」って絶版でしたっけ?ちとわかんないんだけど、「バカの壁」「死の壁」あたりしか読んでないけど、養老さんって頭やらかくて目からうろこ系で興味ある~とか思ってる方には是非読んで欲しいっす。
勿論「ドグラ・マグラ」と合わせてね。
「少女地獄」もいいですせ。












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Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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