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引き続き乱歩『化人幻戯』 2004.9.25

*注 ネタバレありっす。この系統は特に、今後読む予定の方は御注意を。


『化人幻戯』読了しました。
結構長くて、途中だれました。(^^;)
しかし、9月16日の日記  ☆エロ☆「夢野久作の少女地獄」☆エロ☆「江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者」☆エロ☆に書きましたが、この日観た日活ロマンポルノの『屋根裏の散歩者』に出てくる、原作にない女性、これは『化人幻戯』を元にしてたのねん、とゆー事がわかっておもろかったです。
まあ、それもあって、先がはっきり見えてもーたんだけど・・・『陰獣』もパターン的に似ているし・・・
日記の件もわざとだなーとか、ここで明智登場だな、とか。
それに、乱歩自身も長編は苦手だと言ってますが、これ、かなり無理がある。(^^;) こんなにうまく行くわけねーだろって感じが。
ハンカチ落とすのとかもそうだし、時間のトリックなんて、そーとー無理があるし、もう何もかもラッキーが重ならないと、うまく殺人が行われないっすよ。
・・・と少々退屈しながら我慢して読み進んでいったんですが、ラストは一気にがああああっと読んでしまいました。
もう、なんつーか、心理的におもしろいんですよん。いやーいいっすねー。この奥さん。気に入りました。

乱歩の小説は、自分的には、推理小説としてはちと甘いとゆーか…(すみましぇん。こんなエラソーな事言えないぐらい推理ものには疎いっす。でも書かれた時代を考えると、かなりすごいのかも…) そっちの魅力よりは、変態性や、殺しの場面の妖しく美しい描写に、とても惹かれます。
『パノラマ島奇談』の殺しの描写なんて、ほんと、お見事。

今日は図書館に行ったので、『孤島の鬼』を借りてきました。楽しみじゃーー。
あ、『一寸法師』もあったら借りようと思ってたのに、忘れてた・・・11月の新文芸坐オールナイトまでに読みたいゾ。





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江戸川乱歩とバルザック 2004.9.19

またまた今日も乱歩ネタですが。(^^;)
私、元々ミステリファンとか探偵もの好きって訳じゃないんです。
以前から読んでくださっている方にはわかると思いますが、乱歩は新文芸坐の江戸川乱歩祭をきっかけに、初めて読んだ訳でして。元々は主に古典~近代のフランス・ロシア・ドイツ文学が好きでして、まだまだ未読の読みたい本が、読み切れない程あるとゆーのに、何故にこんなに乱歩にハマッてしまったのでしょうか。
その1つには、バルザックの「人間喜劇」のようなおもしろさがあるんではないか、と思ったんですよ。
と言っても、バルザックは4册ぐらいしか読んでないんで、エラソーな事言えないんですが、バルザックの小説には、同じ登場人物が、あちこちに出てくるんです。
乱歩の小説を読んでいると、他の乱歩小説の話が結構出てくるんで、その本読んでたりすると、たまんないおもしろさがありますよね。
この前「陰獣」を読み終えたんですが、これには大江春泥の作として「屋根裏の遊戯」とゆーのが出てきます。んで、その「屋根裏の遊戯」って、そのまま乱歩の「屋根裏の散歩者」だったりするんですよ。
明智小五郎の解決した事件とか言って、別の小説の話が出てきたり。
これは、もう、どんどん他の作品も読みたくなってしまうじゃああーりませんか。

んで、現在「日本探偵小説全集2 江戸川乱歩集」を、半分ちょいまで読んだ所です。
「芋虫」を読んだばかりですが、これは、「ジョニーは戦場へ行った」だっけ?映画の。あれとクリソツな話だと思いました。洋もの映画ですが。



ちなみに、メタリカの「ONE」って曲は、この映画の事を歌ってます。





江戸川乱歩

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養老孟司+森毅「寄り道して考える」☆関西人と関東人☆ 2004.9.11

この前の誕生日に友達が送ってくれた本の中の一冊。養老孟司と森毅の対談形式になってる本です。

おもろいのは、8月14日の日記に書いた、竹内久美子の「パラサイト日本人論」とリンクする部分がかなりあったりした事です。
森さんが京都の人と東京の人を比較してるんですが、コレそのまま竹内さんの縄文人or古モンゴロイド(アイヌ、沖縄、鹿児島の人達)と新モンゴロイド(特に京都の人達)との比較に当てはまっちゃう訳ですよ。
「また負けたか八連隊」の話が両方に出てくるし。
2つのモンゴロイドを竹内本の引用で説明すると

<<縄文人は原日本人だが、日本人が日本人として真に成立するのは少し間をおいてからである。つまり紀元前三世紀頃から紀元七世紀頃にかけての約1000年の間、大陸から(朝鮮半島から)続々渡来した新モンゴロイド系の人々--彼らとの混血をもって日本人は完成するのである。>>

新モンゴロイドは、最後の氷河期に寒さに対する適応を遂げた人達で、歴史的に見ると、かつて関西に、朝鮮半島から多数の人間が渡来してきた事実があるそうです。
そして、ちと強引な竹内説によって、勇敢な縄文人と、勇気を示す機会もない代わりに、腰抜けと侮辱される機会もなく、平和的で戦いを好まない新モンゴロイドとを説明してます。

そして、軍国教育の、東京と大阪や京都との考え方の違い、東京はマジメなのに対し、大阪・京都はいい加減。
<<「かなわんな、戦争なんかやりおって」という雰囲気が、町中に流れているのです。>>
だそうで。何故なんだろうと言う森さんの疑問、これの答えのような物が竹内本にあるじゃあないっすか!!
他にも、なんたらヒヒとか動物が出てくる所も、竹内本と見事にリンクしました。

森毅さんが、うまい事を言ってました。
<< 関東文化というのは、「侍文化」だと思います。対して、大阪、関西の文化は「町人文化」だと考えます。>>

もう1つ。
9月4日新文芸坐で御会いした年輩の方。ロビーで待ってた時に話しかけて頂き、いろいろおもしろい話を聞いたのですが、印象に残ったのが、
「今の人達は自由と放縦をごっちゃにしている」
との話。にゃるほど!! ほんとだ!! と思いましたですよ。
自由と言うのは、責任や義務が伴う。放縦とは全く違うのに、何か勘違いしちゃってませんかね。
それが、森さんの素晴らしい親の話とリンクしました。以下引用。

<<僕は中学校二年生ぐらいから、学校を休むということを覚えました。ちょっとずるがしこくなりはじめる年代です。そのときに僕の親はこんなふうに言いました。
「みんなが学校に行っているときに休むというのは自分の責任やから、落第せんように、どうやってスケジュールを組むかは、全部自分で決めなあかん。学校の時間割は向こうが組んでくれるけど、さぼるほうは自分が組まなあかん。そこをちゃんと管理できんと、さぼる権利はない」
 それから、こうも言いました。
「みんなが学校へ行ってるときに、自分で選んで学校を休むんやったら、せめてその一日は学校へ行ってるときより、いい一日にせなあかん」>>

「自由に伴う自己責任」です。
いやー、なんつーいい親に育てられたんでしょ。

新文芸坐で御会いした方は、「陰獣」だけ観て帰られました。孫の誕生日だからとかおっしゃってたっけ。
もう70超えていると言ってたけど、とてもとてもそうは見えない若い方で。なんつーか…若く見えるのって、しわとか白髪とかあんまし関係ないかもですね。目が若いんですよ~。
京都が好きで、日本中あちこち歩いてまわるのが好きだとか。
乱歩の本や映画は、その頃の文化がわかっておもしろいと言ってました。ほんとに。見せ物小屋なんてワクワクしちゃいますよね。
あと、30代でやりたい事を全部やっておくといいとか、そんな話もしてました。それが後々年とってから、とてもおもしろく役に立つって。何か見に行っても、それまでに勉強しておけば解ると。
その方は書道をずっとやられていて、そのお陰で、お寺やなんかのいろんな文字もなんとなくわかっておもしろいそうです。



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今日も江戸川乱歩 2004.9.8

「蜘蛛男」を読了しました!
蜘蛛男

盲獣→十字路→黒蜥蜴→蜘蛛男
と読んできましたが、それぞれ違くて、バラエティーに富んでいてびっくらこいてます。
「蜘蛛男」は、講談社側から「誰にでも楽しめるものを」と要求され、悩みつつ書いたらしいですね。
本当は本格派推理小説が書きたいのに、通俗的なものを書かざるを得ないとゆーか。
連載ものだし、だるい部分も、ちと苦しい箇所もあるにはあるんですが(^^;)、それを超えるおもしろさなんですよ!!
アッと言わせる所もあり。
江戸川乱歩って人は、ハリウッド映画的なものと、カルトムービー的なものと、両方を合わせ持つ人だったんですね。
エンターテイメント&変態性が見事にドッキング!

いやー、この手のものに疎いんで、ミステリ好きには今さらなに言ってんだ?って感じだと思いますが。この年にして初めて読んだもので。中学生になったよーな気分でワクワク読んでます。
きっと中学生ぐらいで乱歩を読んでミステリ好きになった方って多いんじゃないかな。
こちらの日記も是非御覧くださいませ。

ところで、ロシアのテロ、これほど非人間的で理不尽極まりない事この上ない事件だと思うんですが、罪のない子供が被害に合っている事件を見る度にカミュの「ペスト」のリウー医師やドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」のイワンの言葉を思い出します。











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Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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