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(・∀・)電車男(・∀・)イイ! 2004.11.24

話題の『電車男』読みました~。
この前妹に借りまして。2時間で読めるっつーから、ヤプー中断して読もうと思ったら、ぜんぜん2時間じゃ読めねーやって感じでして。読むの遅いのかなあ、私。
いやーしかしまぢおもしろかった!! 久々にドキドキワクワクしちゃいました~。

コレ、掲示板そのまんま紙ベースになってるんですね。最初見た時はちとビビリました。本は右から縦書きで読むもんだと思ってるから、読みにくいんじゃねーかなーと思って。いざ読んでみるとサクサク読めますね~。えらい読み安かったです!

この話の展開も凄いんだけど、2ちゃんねるっておもろいな~と再認識したですよ!
昔は文学板とか哲学板とか音楽の所とかいろいろ見てたんですが、たいてい夏休みあたりで一気につまんなくなるんですよ。スレ直リンしてるから、それからだんだん見なくなってしまって・・・それにヒマじゃないとあんまし見られないっすよね。
『電車男』読んでもわかるけど、笑いのセンスがいい人が多いんですよね。アスキーアートも(どうしようもない物の方が多いけど) 結構気が効いてたりしますよね。中にはほんとにすっっごいヤツもいたりして。
昔哲学板で「私がハイデガーだが何か質問ある?」とかゆースレがあって、このハイデガーさんが凄いのなんのって。どんっっなにくだらない質問にもおもしろくサラッとほんとに全部答えてるんですよ。
私あのスレ読んで『存在と時間』を読みましたから! (サッパリわかんなかったんだけど。切腹!)

とまあ、こんな事を思い出したのだけど、2ちゃんねるがどれだけおもしろいかなんて、友達に説明すんのもなんだなーと思いますよね?でもこの本見せればいいんぢゃん! って感じですね。
ってか、もはや説明の必要もないですね。昔は「下品で嫌い」とか言う人多かったけど。今は長井秀和もネタにしてます。(笑) キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!!!とか言ってましたよん♪

そして、電車男&エルメスタソもイイんだけど、もうとにかく周りのヤツラが最高ですね。ひょっとして、コレが売れてアキバ系も市民権得ちゃうんじゃない?
にわとりと戯れたり(笑)、かわいいヤツラじゃ。

リアルタイムでROMってたら楽しかっただろなー。

そうそう、途中ではいるナレーションのようなものが、またセンスいいんですね~。




電車男

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マゾヒズム小説の極地! 沼正三『家畜人ヤプー』 2004.11.22

SFSM小説『家畜人ヤプー』漸く読了。
私はタイムスリップほど非現実的なものはないと思ってるのだが、<奇書>と言う以外には知らずに読みはじめたこの小説に、このタイムスリップが出てきて意外に思う。タイムスリップなんてもんは、ドラえもんとバックトゥーザフューチャーだけで充分だ、とか思いつつ読み進む。

西暦3970年の話。円盤に乗った白人ポーリーンが舌人形(クニリンガ)なる物で自慰をしている間に196×年の地球に墜落するあたりから話が始まる。
そんな精巧な×ナ×ーマシーンがあったらええな~と思って読んでいると(爆)、それは日本人が整形手術等によって出来た肉人形だと言う事がわかってギョッとするのでR。
ポーリーンの住むイース世界では、白人は神様で黒人が奴隷、黄色人種は家畜で、あらゆる家具や肉便器等等として便利に使われている。黒人もヤプーも神様である白人の排泄物を摂取して喜ぶ、スカトロジーの極地でもある。

・・・と大まかな粗筋はこのくらいにしまして感想を。

結構読むのしんどかったです。(^^;)
最初は衝撃的なんだけど、中盤以降は、イースとヤプー(黄色人種、特に日本人が家畜化され、こう呼ばれる) の使い方等の説明ばかりで、うんざりしてきちゃって・・・
こういう小説はたいていエロティックな物だけど、これは最初の自慰ぐらいで、あとは全くエロな感じはしませんでした。
特にバタイユ的な美学に惹かれる私としては、ただただだるく、早く読んでしまいたいと言う気持ちが正直強かったです。そして、それは、自分がマゾじゃないからじゃないかな、と思うのですよ。
マルキ・ド・サドやマゾッホは結構好きだけど、これはちょっとなあ、と思ったのは、やはりこの小説はモノホンのマゾヒストの為の小説だからだと思うのです。
イース世界と言うのは、究極のSMの世界ではないかと。
モノホンのマゾヒスト達にとっては、実に必要な小説であったのではないかと。

そして、このおぞましい世界は、実は宗教的なユートピアな世界だと思いました。イース世界では皆が幸せなんですよ。何故ならそれぞれが自分の置かれている情況に快感を感じるように洗脳されるから。それは虐待される側だけでなく、虐待する側も、ソーマなる飲み物によって、同じ白人にしか共感出来ない脳になってしまうのです。
ほんとのユートピアとは、脳の中まで完全に束縛された自由のない世界なのかもしれない、と思いました。

ひたすら説明ばかりの小説と言う感があるのですが、例えば<ブリタニカより>とか、最もらしい解説がつく所はちょっと笑えました。
それと、日本の古事記などの話は実はイースのこれが正体だったとか、その辺もフザケていて、なかなかおもしろかったかも。

ところで、解説を読んでいたら、続編があるとゆうぢゃないの! もしかしたら私が読んだのはほんの一部で、続編まで読んでヤプーを読了した事になるのでは?と不安になりつつ図書館にあったブ暑いカバー本を見てみると・・・これは完結編と言うやつで、私が読んだ部分(角川文庫です) は最初の説明にザッと書いてあるだけでした。
さらに、他にも、太田出版から出ているやつは、ポーリーン編、アンナ・テラス編、ドリス&クララ編と分かれているし、いちばん新しいのは、幻冬舎アウトロー文庫(全5巻) だそうです。これは金子國義が表紙なのね。
とにかくいろんなバージョンがあるらしく、いかに沼正三が自分の作ったイース世界に惚れ込み大事に思ってきたかが伺えるのだけど、だる~と思って読んだ自分も、続編その他が気になってしょうがないんですよ。
やっぱリンがクララの家畜となってのその後の方がおもしろそうだしな~。


    

*ちょっと前にコレ↓↓↓読みました~



うわっ、2も出てたんだ~~どーしよ。



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ゲーテ『ファウスト』 2004.11.12

音楽でも何でもそうだと思うんですが、例えば好きなミュージシャンが影響を受けたミュージシャンを遡って聴きたくなったりしますよね。そして、そうやって趣味も深まっていきます。オリジナルを聴いてみて、カバーの凄さがわかったりとゆー楽しみもあるし。

ゲーテの『ファウスト』は10何年か前に既に読んではいましたが、今回、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』を読んだのがきっかけになり、再読を果たしました。
『黒死館…』の元になってるのがゲーテの『ファウスト』なのです。

 

ちなみに、にわかに黒死館について書いた日記にコメントがつきはじめて、嬉しいかぎりです。過去の日記のコメントも大歓迎です!
小栗虫太郎『黒死館殺人事件』
小栗虫太郎『黒死館殺人事件』2
小栗虫太郎『黒死館殺人事件』 3
小栗虫太郎『黒死館殺人事件』4
『黒死館殺人事件』番外編 小栗虫太郎という人

んで、『ファウスト』ですが、二部構成になってまして、一部はグレートヘンの悲劇とワルプルギスの夜を中心に、二部はトロイのヘレンなんかが出てきたりして、ギリシャ神話の話が主体になっているのと、メアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』を彷佛させるような、ホムンクルスと言う人造人間が出てきたりして、なかなかこの辺はおもろいですね。
(ちなみに『フランケンシュタイン』は、ボリス・カーロフのユニバーサル映画より、ロバート・デ・ニーロのが原作に近い感じです。可哀想な話です。)

 

この『ファウスト』、ぬわんと、詩人ゲーテが20歳の時から想を練り、24歳にして書きはじめたものが、完成したのが82歳、死の前年の時であったそうです。まさに大詩人が一生涯を賭けて書かれた小説です。
そのゲーテ本人は、第二部に大変満足し、一部の方はこきおろしさえしたらしいのですが、私が力不足と言うのもあるだろうと思いますが、一部の方が話としちゃあわかりやすいし良かったです。(^^;)
二部はちと哲学的な所もありますね。
全体的に思ったのは、昔読んだのと同じ、何故この人が救われるのか納得がいかない! と言う事です。悔い改めた訳でもなく・・・
なんか、散々ファウストの為に骨折った、悪魔のメフィストフェレスの方がかわいそうになってきちゃうんですよ。(天使に騙されるメフィストは、ちと間抜けで笑えますが。)
グレートヘンを不幸のどん底の貶めたのも、メフィストのせいばかりではなく、自分の欲の為に、例えば長年住みなれた土地を立ち退かせても、替わりに立派な土地をあたえれば嬉しがるに違いないと思う、思い上がった偽善的なファウストと言う人間が、どーも私は好きになれませんでした。ある意味ファウストの方が悪魔的な気もします。
それに、どっかの元球団社長のように、何でも欲しがる人ですよね。(笑)

あと、今回の再読で新たな発見が!
シェイクスピアの、特に『真夏の夜の夢』の影響が強くて、読んでおくとおもしろいです。
二部の方は、これ読む前に、ホメロスの『イリアス』とか、出来ればオウィディウスの『変身物語』なども読んでおくと楽しいと思います。
ギリシャ神話と聖書は、あらゆる芸術の基本中の基本ですよね。



 

 

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やはり埴谷雄高の『死霊』は読むべきか 2004.11.10

ココで埴谷雄高の『死霊』がちと話題になっております。
これがまたすごそうな小説ですよね。
私ゲーテの『ファウスト』を読み終え(解説はまだ全部読んでない)、今日からとうとうヤプーに入った所なんですが(コレ最初からびっくらこいちゃってますですよ! てかSFなんだ~) 『ファウスト』もゲーテが生涯をかけて書いた小説であり、『黒死館殺人事件』も小栗虫太郎が、途中、全身全霊の疲労による病にたおれたりしつつ(一種の神経衰弱で、脈拍結滞と強迫観念に悩まされるのである。医者が付添うと鎮まるが、日がかわると勃興するという難病である。--小伝・小栗虫太郎より--) まさに全身全霊を傾けて書かれた小説でありますよね。
命をかけて書かれた小説と言うのは、これはもう、自分が死ぬまでには読んでおかねばなるまい、なんて思うのでR。

んで『死霊』。すごく長いし未完だし・・・難解だとゆーし・・・な訳で躊躇してました。あーどうしよう。読んだ方おせーて。

   

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*2011年4月23日現在、まだ未読…。

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『黒死館殺人事件』番外編 小栗虫太郎という人 2004.11.3

無名の新人、小栗虫太郎が最初に注目を浴びたのが『完全犯罪』だったんですが、実はこれ、タナボタ式だったんですね。
<新青年>で予定されていた横溝正史が結核のため倒れた穴埋めとして急遽登用されたのが虫太郎の『完全犯罪』なのでした。



私、これを小栗作品では最初に読みましたが、これが新人なんて信じられないくらいの出来です! (とは言え、この時すでに32歳になってるのですが。年譜によれば小説を書きはじめたのが21歳。26歳の時に『ある検事の遺書』が<探偵趣味>に発表された、とあります。)
好きな小栗作品として『黒死館殺人事件』と共に、私はこの完全犯罪』をあげます。
見事にかっこいくキマってます。

そして『黒死館殺人事件』は、ココにも書いてあるように、これまたタナボタ式に、『悪霊』を連載中の江戸川乱歩が突如書けなくなり、中断になってしまった連載の代役として白羽の矢が立ったのでした。

これらは小栗虫太郎にとってだけではなく、私達読者にとっても大変な幸運だと言えるでしょう。

『日本探偵小説全集6 小栗虫太郎集』をお持ちの方は、(おそらく読んでいると思いますが) 巻末の付録、虫太郎の息子の小栗宣治さんによる『小伝・小栗虫太郎』を是非読んでいただきたい。
これだけの人間離れした超人的小説を書く人だから、やはり人間そのものも風変わりと言うか…おもろいっす!
この本の最初に出ている写真を見ると、私は小津のサイレント時代の映画にいちばん良く出てきた斎藤達雄ぽいな~と思いました。ま、この白黒の1枚だけじゃ判りませんが。これがなかなか作品とマッチした風貌なんですよ。

小伝によると、小学生の頃の虫太郎は、やはり学業は一頭地を抜いていたそうです。なかでも数学は自慢の種だったとか。このころ読書僻はもう大人の域に達していたそうです。
その後、ぐうたらな青年時代を過ごしたり、早くに結婚したり (19才!) といろいろありますが省きまして・・・

<<父は自分の爪をきれない人間であるし、髭も剃れなかった。もしも、小説で世に出られなかったら、完全な生活不能者であった。>>

とあるのを読むと、やはり天才ゆえにか、と思いますね。
かなりの貧乏で大変だったらしいっす。

『黒死館殺人事件』が連載されたのは昭和九年、33歳の時でした。
<<虫太郎はこの一作の為に生まれてきたといっても過言ではない。>>
とありますが、まさにその通りだと思います。
そして45歳という若さで、『悪霊』随筆中、脳溢血で死亡するのであります。
どうも私は、人間の領域を超えてしまって寿命を縮めた気がしてならないです。たとえ300年生きても、このような作品は誰にも書けないのではないでしょうか。

『黒死館殺人事件』の著者の序に

<<本編が「新青年」に連載中は、褒められるにも、誹られるにも、悉く最大級の用語を以ってせられた。--中略-- 恐らく、日本に探偵小説が出現して以来、かくも私ほど、敵視された作家も、例しなかったこであろう。が、また一面には、狂熱的に支持してくれる、読者も数多くあって、殊に、平素探偵小説など、見向きもせぬと思われるような純文学方面から、霰々たる激励の声を聴いたのもこの時であった。>>

と虫太郎自身が書いてますが、ミステリ、探偵物は苦手だからと手にとらずに一生を終えてしまうのは、あまりにももったいない一冊だと思います。

この虫太郎、昭和19年には文筆を離れ、ぬわんと、菊芋から果糖を採る仕事にとりかかるんです。虫太郎43歳の時でした。そうして戦後の食糧難に備えたのです。
これがまた、小説と同じように雄大な計画があった、と言うのはおもしろいです。ここでも天才的能力を発揮してます。

以下引用。
<< 菊芋--長野県小諸地方に多産する高さ二メートルになる多年生草木で、黄色い花が咲くが、根の塊茎が食用となるのである。その塊茎つまり芋に含む炭水化物イヌリンから果糖を採ることに着目したのであった。この菊芋よりする果糖製造は、その頃、理研、森永、陸軍第六航空技術研究所等が失敗した。それを虫太郎が成功させてしまった。>>

いやはや。(^^;)
天才的な、あまりに天才的な、小栗虫太郎なのであった。

---閉幕(カーテン・フォール)。


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小栗虫太郎『黒死館殺人事件』その4 2004.11.2

予定変更しまくりで、虫太郎その人について書くと書きましたが、黒死館、もうちょっとひっぱります。

この日記で紹介したサイトですが、ココ読んでみました。いやー、もうほんっとにこの通り! アインシュタインがどーたらこーたらの引用とか見てみてくださいませ。(^^;)
この方も訳わからん、なんじゃこりゃーーと思いつつも、4回も読んでますね。そういう本なんですよね。
で、このサイト、あちこちリンクで飛んでみるとおもろいっす! いろんな入口があって。乱歩の事も結構出てますぜ。

ところで予告通りゲーテの『ファウスト』再読してます。流石におもろいっす!!
昨日と今日とで上巻読破しました。後ろについてる解説はまだですが。(岩波文庫 相良守峯・訳)
例のアレ、わりに最初の方に出てきましたよ。ちと表記古いですが・・・ファウストの四大の呪文です。

  火の精ザラマンダー、燃えよ、
  水の精ウンデーネ、うねれ、
  風の精ジュルフェ、失せよ、
  土の精コーボルト、はげめ。

















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Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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