カポーティ『冷血』その2 2006.4.30
子供のころ、彼はよく自殺しようと思ったことがあるが、しかしそれは、父や母やその他の敵を罰したいという願いから生じた、感傷的な空想にすぎなかった。
これって、もしかしたら、結構高い確立で存在している自殺の動機なのではないか、と思うのですよ。
復讐であったり、わかって欲しいと言う、すっっごく強い自己主張だったりすると思います。
ペリーが残したノートに書かれていた一節が、印象に残りました。
「人生とは何か? それは暗い夜の蛍の光である。冬に野牛が吐く息である。それは草原をさっとかすめ、日没に姿を消す小さな影である」----ブラックフット・インディアンの酋長、チーフ・クローフットの言葉
・・・と、ここまでしか書けてましぇんので、とりあえず次回とゆー事で。(^^;)
1家4人惨殺事件はなぜ起きたのか。緻密な取材で犯行のすべてを再現し、絞首台まで事件のすべてを描ききったノンフィクション・ノベルの最高傑作が新訳で蘇る。発刊40年、世界中の作家、ライターに影響を与えた冷酷な犯人の人間像描写を今一度味わうチャンスだ。(松)
カンザスの村で起きた一家四人惨殺事件。五年余を費やして綿密な取材を敢行し、絞首台まで犯人を追った本書は四十年を経た今なお、輝きを放ちつづける。捜査の手法、犯罪者の心理、死刑制度の是非、そして取材者のモラル。人間の魂の暗部を抉りつくし、後進の作家たちに強烈な影響を及ぼした暗黒の教典、待望の新訳成る!
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