このタイトルから、素晴らしくステキな着物の生地や図案などのいっぱーーい載っている本だと勝手に想像してしまったので、ちと期待ハズレでありました。(^^;)
君野倫子さんが、あいうえお順に、思い思いに着物に関係したものを写真と文で散りばめられたような感じの本です。
たすきがけのやり方や、裾よけの作り方などなど、お役立ち情報も載っています。
文体はきくちいまさんに似ている感じが。
君野倫子さんは、アメリカの短大を出たそうで、アメリカ在住中に、日本の文化に目覚めたそうです。それってわかるなあ。日本から離れて客観視できたからこそ、日本の文化の良さに気付くって、よくある事だと思います。
この人とはなにげに趣味が合うのかも・・・p.40の大正コーディネートの欄の表紙の着物が、私の持っている
ココなどで着ている着物にクリソツ!
コーディネートは自分の方が良いと思ってしまった。(^^;)p.34の唐草模様の大島紬がとっってもかわいいです。んで、私が持っている大島も、色がついている点では違うものの、同じく唐草模様でして。(
こちらで着ているものです。
リサイクル着物 忠右衛門さんで4万円くらいで購入したものです。)
ちなみに君野さんの大島は
ココの2005年11月25日の日記で着てらっしゃいますね。私、この人の首の長さ、細さにビックリでした。
うあー、ショールが千鳥格子で、私の買ったコートと一緒だあ。
こわいよーな趣味の一致だ・・・小さいコラムが所々に載っていて、レトロなおやつやグッズが楽しいです。
粉状のジュース、あったなあ。いちごみるくは今でも健在ですか?中にチョコが入ったチャオなんて、懐かしいです。
「は」の所の「初めて買う着物」、この方も無地の紬をお薦めされています。
帯によって、着方によって、普段着にもなるし、お芝居やお食事、パーティーにも行けるから。そして、粋にも可愛くもできる、本当に万能選手。ごもっともです。
気になったのが、p.12の「岩井さんのつづら」。
HP見つけました~ココも。
軽くて丈夫な上、通気性もよく、防虫効果も高いから、着物の収納に最適なのだそうです。
気軽に買えないお値段ではあるけど、これから先には製造されなくなってしまうかもしれない貴重なつづら。なくならないうちに出来れば持っておきたいなあ、と思い、土曜日に
きものACTさんの展示会に行く前に、とりあえず人形町に行ってお店を見てみようと思っていたら、風邪と体調不良で行けましぇんでした。(泣)
ちなみに、若い方の注文が多く、今頼んでも6ヶ月待ちだそうですよん。
現在つづらが作られているのは、岩井さん含め3店のみだそうです。
ページをめくると、「イン・コーデ」。
着物の下にハイネックなどを着るのは、私はすんごい抵抗あります。
ババシャツ着てショール羽織れば暖かいと思うのだけど・・・。(私は着物の時ババシャツ着ませんが。ネルの下着でしのいでます。)
ぽっかぽかネルの肌着真冬の強~い味方!冷え性さん必見!あったか!ネルの裾よけ 【ぽかぽか温か・・・オリジナル】こんなの欲しかった!薄くて快適なあったか着物インナー!...このページ、着物のコーデはとっても素敵なんですけどね。
さらにだいーぶ先に行くと、でたあ!着物にブーツ!しかもウエスタンハットまでかぶっちゃって。フツーの靴もですっっ!
それだったら洋服でいいじゃん、と思うのですが。着物着る意味あるのかなあ、と。
・・・とあまり共感できなくて、いまいち好きになれないと思ったのですが(^^;) でも趣味は合ってしまうと言う・・・「お」の欄の「おあつらえ」の以下の文には同感でした。
古着なら多少のサイズの違いはよしとしましょう。でも、本当に自分サイズを着ると、その着やすさは感動モノです。初めてあつらえるときは、普段着ている着物の中でもっとも着やすい着物を持参するといいと思います。そして、おあつらえの醍醐味は、でき上がりを待つ時間。恋人を待つような、そんな幸せな時間です。私、今その気持ちを味わっているところです。(
ココ見てねん)
クリックよろぴくー。

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