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今年読んだ本2007【下半期】 2007.12.30

<映画の見方> がわかる本
【本】愛のコリーダ
アンドレ・ブルトン『黒いユーモア選集』下巻
小川徹『失われた <愛のコリーダ> その再現とポルノ映画論』
『エド・ウッド 史上最低の映画監督』
『高慢と偏見』
『グリンプス』
『フリッカー、あるいは映画の魔』
『ブレードランナーの未来世紀』
河合隼雄『猫だましい』
【本】『2001年宇宙の旅』
河合隼雄『こころの処方箋』
立花隆『解読「地獄の黙示録」』
コレット『牝猫』
コンラッド『闇の奥』中野好夫訳
ポール・ギャリコ『トマシーナ』
漫画『アストロ球団』
コンラッド『闇の奥』藤永茂訳
T.S.エリオット『エリオット全集1 詩』
『異端カタリ派』
『私の嫌いな10の人びと』
猪俣勝人『世界映画名作全史 戦前編』
坂口安吾『堕落論』
ジェイムズ・ジョイス『猫と悪魔』
【漫画】業田良家『自虐の詩』
【漫画】業田良家『ヨシイエ童話』

それと、メモし忘れて、いつ読んだかわからないんですが、空飛び猫帰ってきた空飛び猫も読みました。

 

今読んでいるのは、なかなか進まない『源氏物語』与謝野晶子訳ですが、図書館で今日も映画日和を借りてきたので、中断してこっちを読書ちうです。
後半は映画関係メインでしたね。

今年読んだ本2007【上半期】
今年読んだ本2004~2006
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ジャンル : 小説・文学

今年読んだ本2007【上半期】 2007.12.29

三国志
パゾリーニ『生命ある若者』
梁石日『血と骨』
きくちいま『ふだん着物の楽しみ方』
『きくちいま流着物生活48のワザ』
きくちいま『着物でわくわく12ヶ月』
島崎藤村『破戒』
群ようこ『きもの365日』
漫画『平松昭子の着物事件簿』
カポーティ『遠い声 遠い部屋』
きくちいま『着物がくれるとびきりの毎日』
カポーティ『ティファニーで朝食を』
中島梓『着物中毒』
『森田空美の知的きもの入門』
君野倫子『平成着物図鑑』
桐野夏生『グロテスク』
井原西鶴『好色一代男』
井原西鶴『西鶴置土産』
井原西鶴『好色一代女』
夏目漱石『それから』
井原西鶴『好色五人女』
佐野眞一『東電OL殺人事件』
佐野眞一『東電OL症候群 (シンドローム) 』
夏目漱石『三四郎』(再読)
夏目漱石『門』
安倍公房『砂の女』
アンドレ・ブルトン『黒いユーモア選集』上巻
『淀川長治の活動大写真』

今年読んだ本2004~2006

着物関係、多いっすね。(笑)
それと、日本人が多いかも。めずらしいです。「今年読んだ本」は毎年書いてますが、今年の読書傾向がわかって、自分でおもしろいです。
「上半期」となってますが、だいたいです。(メモっている中身だけ入れ替える手帳、中身を入れ替えたら行方不明になってまして・・・)

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【漫画】業田良家『自虐の詩』その3 2007.12.19

ユーモアのセンス抜群で、暗くなりがちなストーリーを明るくカラッとさせているのは見事です。そうして笑わせて泣かせてしまう。
なにげにイサオよりずっとギャンブルに強い幸江さんとか、ふと魔がさして、ちゃぶ台をひっくり返してみて、自分でそれを片付ける幸江さんとか。

そして、「人生には意味なんかない」という冷めた傾向にある現代、人生には意味があるんだと宣言する勇気。
様々な苦労、苦痛、裏切り、絶望、それらはきっと、何でもない平凡な日常が、どんなに幸せな事かを気付かせる意味があるのでしょう。
最後に、結構でかいネタバレかもしれませんが・・・幸江さんが書いた、届かない母への手紙を一部引用して終ります。

「この世には幸も不幸もないのかもしれません
なにかを得ると 必ずなにか失うものがある
なにかを捨てると 必ずなにか得るものがある」


「この人生を二度と 幸や不幸で はかりません。
なんということでしょう 人生には意味があるだけです。
ただ人生の厳粛な意味を かみしめていけばいい。勇気がわいてきます。」


幸や不幸はもういい
どちらにも等しく価値がある
人生には明らかに 意味がある


/`∧´)/┻━┻でえ~い

 

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【漫画】業田良家『自虐の詩』その2 2007.12.17

4コマ漫画でギャグ漫画なのだけど、大きなドラマになってる所が凄く斬新で、その才能に驚かされました。
所々に入る幸江さんの幼少時代が実に効果的で、そして共感出来ました。
自殺した漫画家、山田花子を思い起こす所もあり。(お笑いの人とは別人です。漫画家の方が先なのにまぎらわしい・・・お笑いの山田花子は好きじゃないっす)
おお、楽天ブックスに1冊あった~~からっぽの世界

何故女のコの世界をこんなに知っているの?という驚きも。
私も女のコグループの中では常に浮いていたよ!存在感がしゅうううぅぅぅと小さくなって、話に入ろうとしても言葉はハジかれ、合わせて笑ってなんだかシラケて……
幸江さん、私もだよ!!と、すごく共感してしまいました。

幸江さんは、苛酷な状況にありながら、人を恨んだりせず、卑屈にもならず、実に強いです。
幸せか不幸せかは、それを感じとれるかにかかっているのではないか、と私は思います。どんなに恵まれた環境にあろうと、それがわからなければ不幸なのでしょう。

次回で終わりです。

 

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【漫画】業田良家『自虐の詩』その1 2007.12.15

映画化されて話題の漫画ですが、前から読んでみたかった本です。
業田良家の漫画は、むかーーーし、某出版社に派遣で通っていた頃に読みまして、多分ヨシイエ童話だったと思うんですが、単行本も1冊持ってます。樽舟に乗ったオッサンが印象的だったんですが、何だかわかる方、教えてくだせえ。<(_ _)> (・・・と書いてから、まんが大王さんで古本全7冊2100円で購入しちゃいまして (ヤフオクより安かった!) 多分7巻だと確かめました。6巻かもしんないけど。)



タダモノぢゃない、とその時から思ってました。古典文学にあるようなおもしろさを持ってるんです。人間に対する鋭く正しい視線。そして深くて寛容です。ユーモアのセンスも!!

そして、この漫画、上巻は多分だいじょぶだと思いますが・・・下巻は家で読まないとヤヴァイかも。
多少ネタバレになりますが・・・

お父ちゃんにさよならを言う所、藤沢さんにお礼を言う所あたりから涙腺がゆるみます。熊本さんの所からは涙止まらず状態になっちゃうかも。
「私たち親友だよね?」という女のコ同士の押しつけがましいセリフが私は大嫌いなのですが、これって親友じゃないから (「親友」って言葉から嫌いだけど)、もっと言えば、自分の思い通りに相手を利用したくて言う言葉だろうし、相手の方は気を遣うというパターン。
そんな胸クソ悪いものと違って、ここにこそ本当に貴重な、しっかりとしたモノホンの友だち関係があるんですっっ!
その友だち関係は、本音をぶつけあって、とことん喧嘩してこそ得られるものだというのがわかります。
熊本さんがすっっごく良いですね。イジメにあっても動じない強さ。たとえ裏切られてさえも、愚痴ひとつこぼさない。
生まれかわれるなら藤沢さんになりたかったという幸江に対して「バカだね あんたにはあんたのいいとこがあるのにさ」とつぶやく熊本さん。
先生からのイジメに対しての対応が最高!! ぜんっっぜん負けてなくてスカッとするし、爆笑です。

次回へ続きます。

 

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ジェイムズ・ジョイス『猫と悪魔』その2 2007.12.14

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まずは本文より引用です。

 さうさう、悪魔はたいてい、ベラベラペチャクチャといふ言葉をしやべります。これは、そのときそのとき、自分で勝手にこしらへる言葉なんですね。でも、ひどく腹を立てたときは、とても悪いフランス語を、とても上手にしやべることができる。聞いたことのある人の話では、きついダブリンなまりがあるさうです。

この悪魔、絵を見ると、ジョイスに違いないんです。そして、上の文。ニヤリとしてしまいますね。

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「ベラベラペチャクチャ」といふ言葉について、解説で以下のように書かれています。

悪魔は「ベルシバブル」( Bellsybabble ) と呼ばれる奇妙な言葉 (本文中ではベラベラペチャクチャと訳されている) を喋ったという。これは美しい ( belle ) 鈴 ( bell ) のような言葉 ( belly's )、すなわち、文芸 ( belles-lettres ) の意と、腹の ( belly's ) おしゃべり ( babble )、すなわち、くだらない腹話術の意との混合であろうし、バベルの都における言語の混乱をかすかに響かせているかもしれない。いずれにしても「ベルシバブル」語は「蠅の王」すなわち聖書に出てくる魔王ベルゼブル ( Beelzebul ) ――あるいはベルゼバブ ( Beelzebub ) ――の末裔が口にする言葉としてまことにふさわしいと言わねばならない。

いやはや、実にジョイスらしく、おもしろいです。
ジェラルド・ローズの絵がとっっても素晴らしく、クリムト風の装飾的な所もあったり、とっっても楽しく読みました。絶版で手に入らないのですが、手元に置いておきたい本です。

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テーマ : 児童文学・童話・絵本
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ジェイムズ・ジョイス『猫と悪魔』その1 2007.12.12

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河合隼雄さんの『猫だましい』に紹介されていて、読んでみたい!と思っていた本。図書館で借りました。
ジョイスという人は、ひっじょおにおもしろい人なので、童話も一風変わってます。そして、訳す丸谷才一さんが、これまたジョイスを訳すのにピッタシな方ですね。
こんな文で始まります。

スティーヴン・ジョイスさま
1936年8月10日        ヴィリエ・シュル・メールにて

スティーヴィー君
 二三日前、キャンデーいりの子猫を送りました。でも、きみは、ボージャンシーの猫の話は知らないでせう。


ぬわんと、旧假名づかひ!漢字にはルビがふってあります。
「表記についてのあとがき」で、絵本をみな新仮名遣い、漢字なしにしてしまった文部省への批判が書かれてあり、これも楽しいです。
この『猫と悪魔』は、ジョイスが孫のスティーヴンの為に書いた、私的な絵本です。
「スティーヴン」という名前はジョイスがつけたそうです。ジョイスの読者なら、お!と思う名前ですよね。大澤正佳の解説で、以下のように書かれています。

ジョイスは最初の短篇「姉妹」をスティーヴン・ディーダラスという筆名で発表したのだし、作中人物としてのスティーヴンは『若い芸術家の肖像』および『ユリシーズ』において作者の分身の一人として重要な役割を果している。―中略― 迷信的とも言えるほど名前にこだわるジョイスのことであるから、この命名には初孫に目を細める祖父の歓び以上の思いがこめられていたと推測して間違いはない。

次回へ続きます。



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テーマ : 児童文学・童話・絵本
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坂口安吾『堕落論』その3 2007.12.10

次は「戦争論」より。坂口安吾は、とにかく「進歩すること」を大変に良い事だと思っていたようです。便利になることこそが素晴らしいと。世の中はそんな坂口安吾の願望を満たしたように進歩しました。その結果どうでしょうか。私なんぞは、何故こうも便利になった分だけ仕事が増えるんだ? と思うのですが。
出来ない事が出来るようになった分、出来ない事にイラついたり、ストレスが増えて時間が減る、ってな現象が起きている気がするのですが。坂口安吾が生きていたら、このような現代に大喜びしたんでしょうかね。

 戦争は人類に多くの利益をもたらしてくれた。それによって、民族や文化の交流も行われ、インドの因明がアリストテレスの論理学となり、スピロヘーテンパリーダと共にタバコが大西洋を渡って、やがて全世界を侵略し、兵器の考案にうながされて、科学と文明の進歩はすすみ、ついに今日、人間は原子エネルギーを支配するに至ったのである。

こんな事も書かれています。

 日本人は、こりることを知らないのだ。地震国だから、地震は、天災だという。地震に倒れない建築をたてれば、すむことではないか。

って簡単に言いますが、そのお金は誰が出すんですか~~?
全体的に、日本人批判が目立ちました。それと、カタカナの多用。どーもこのカタカナ多用も、自分としちゃあ受け入れ難いものがありました。「タンテイ」ってカタカナで書かれても、最初何の事だかわからなくて考えちゃったですよ。
そして、歴史というものはタンテイ作業と同じで、すべて証拠によって史実を判断するものだ、などと書いている割には、阿部定の件はねえ・・・。予審調書を読んでないで言ってるのだろうな、とは思うものの、それなら何の根拠にここまで確信してるの? と思います。矛盾しまくり!
しかし、こういう事を書く勇気は認めるし、文体が今風で新しいのには感心しました。

 

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テーマ : エッセイ/随筆
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坂口安吾『堕落論』その2 2007.12.8

本題の「堕落論」より、いきなり引用です。

美しいものを美しいままで終らせたいということは一般的な心情の一つのようだ。十数年前だかに童貞処女のまま愛の一生を終らせようと大磯のどこかで心中した学生と娘があったが世人の同情は大きかったし、私自身も、数年前に私と極めて親しかった姪の一人が二十一の年に自殺したとき、美しいうちに死んでくれて良かったような気がした。

うーーん。親しい身内なら、どんな姿でも生きていて欲しいと思うような気がするんですが。
「人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。」という思想は、頷ける部分もあるのですが。
次回は「戦争論」より。ちと引用が長くなりそうなので、今回は短いですが、次回に続きます。

 

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テーマ : エッセイ/随筆
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坂口安吾『堕落論』その1 2007.12.6

こちらこちらに書いていますが、阿部定の件で、あまりに偏った阿部定援護に、この人にはうさん臭さを感じていたのでありますが、なにかと引き合いに出されるこの本は読んでおかないと引き合いに出されてもわからんし・・・って訳で読んでみたんです。
そして、やはり私は、この人の感覚がわからんです。それどころか嫌悪感も催しました。
「日本文化私観」より引用です。

広東に盲妹という芸者があるということだが、盲妹というのは、顔立の綺麗な女子を小さいうちに盲にして特別の教養、踊りや音楽などを仕込むのだそうである。支那人のやることは、あくどいが、徹底している。どうせ愛玩用として人工的につくりあげるつもりなら、これもよかろう。盲にするとは凝った話だ。ちと、あくどいが、不思議な色気が、考えてみても、感じられる。

この「日本文化私観」の発行は昭和17年ですが、アールデコの影響でしょうか? 装飾を排除したスッキリとした機能性だけを重視したものを「美しい」とする美的感覚も、私にはわかりません。シンプルだから美しいものはありますし、私もそういうのは好きですが、これはどうでしょうか。
坂口安吾は、小菅刑務所、ドライアイスの工場、軍艦を「美しいもの」と、次のように書いています。

 この三つのものが、なぜ、かくも美しいのか。ここには、美しくするために加工した美しさが、一切ない。美というものの立場から附加えた一本の柱も鋼鉄もなく、美しくないという理由によって取去った一本の柱も鋼鉄もない。ただ必要なもののみが、必要な場所に置かれた。そうして、不要なる物すべて除かれ、必要のみが要求する独自の形が出来上がっているのである。

無駄なものこそが美しいと私は思うのですが。
こんな事も書いています。これなどには怒りさえ覚えてしまいます。

法隆寺も平等院も焼けてしまって一向に困らぬ。必要ならば、法隆寺をとりこわして停車場をつくるがいい。我が民族の光輝ある文化や伝統は、そのことによって決して亡びはしないのである。

次回へつづきます。

 

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『異端カタリ派』その2 2007.12.5

極度に禁欲的な生活等が、この宗教の特徴のひとつなのですが、(27ページの「マニ教の戒律」の所に、詳しく出ています。) これは『フリッカー、あるいは映画の魔』と一緒です!この小説では、結合 (笑) なしに快感を得る方法を見出したりしていて、おもしろかったです。
人間の本能である、又、人類が絶滅しないように仕組まれているとも言える機能を無理に抑えこむ思想には、私は抵抗を覚えちゃうし、ってかキリスト教もこの傾向ありますよね。

あといくつか付箋も貼り、書くこともあったのですが、日数も経ってしまって、わからなくなってしまいました。すんません、興味のある方は、詳しい事はウィキペディア等を見てくださいませ。(汗汗) それか本のご購入を是非!↓↓↓

 

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『異端カタリ派』その1 2007.12.3

『フリッカー、あるいは映画の魔』その9に書きましたが、この本で紹介されてたフェルナン・ニールの『異端カタリ派』を読んでみました。
前半がこの宗教の説明、後半は迫害の歴史、という感じでして、私としては、もうちょい説明の方が欲しかったです。
いつ出てくるかと思った「アブラクサス」について、ひとつも言及がないなんて~~!!(泣)
う~~ん、他にどの本を読めば良いんだ??
この宗教については、私の好きなヘッセやニーチェと、とっっても関連があるので、前から興味はあったんです。そのニーチェの中でも大好きな『ツァラトゥストラかく語りき』!

  

その「ツァラトゥストラ」とはゾロアスターの事だとは聞いた事がありましたが、ゾロアスターについて以下のように書かれていました。

彼の名はゼント語でツァラトゥーストラだが、これにはいろいろな解釈がある。アンクティル・デュペロンの説では、「金の星」ないし「輝く星」の意とされるが、これは言語学的な解釈というよりもむしろゾロアスターの半ば伝説的な性格に調子を合わせたこじつけである。近代の学者たちが考えている意味ははなはだ散文的で、アヴェスタの言語で「老いぼれ駱駝のような眼をした男」である。また彼はスピタマス家の出身であったらしい。この名の意味は「白」である。

次回につづきます。

 

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『私の嫌いな10の人びと』その5 2007.12.1

◆「おれ、バカだから」と言う人◆

これはねー。こういう発言をする人は、逆に相手をバカにしてるんだと私は感じます。
とりあえず引用。

「おれ、バカだから」と言う人って、じつはほんとうにバカなのです。バカであることはその言動のすべてから明らかであるのに、話がややこしくなるとすぐこう言う。そして、窮地を逃れようとする。こんな人には、上段から構えて、「あなたがバカであることは、とうにわかっているのです。さっきから、バカにもわかるように話しているんです」と言いたくなる。

そうそう、逃げの姿勢なんですよね。
次の文、ちと言い過ぎな気もしますが、テレビに関してはハゲしく同意!

 一芸に秀でた人、とくにそれによって社会的に成功した人は、一芸に秀でるために、人間として必要なさまざまな訓練を怠ってきたことを認めなければならない。人間としてはいびつでほとんど奇形に近く、そのことを恥じなければならない。それなのに、単にテニスができるだけの男が、単に料理がうまいだけの男が、単なる落語家が、単なる漫画家が、テレビに登場してきて、人生万端とうとうと意見を述べる。こういう鈍感な輩が大嫌いということです。

み×も×たの昼間の番組で、悩み相談の回答者としてズラッと並んでいる人達は、あなたたちが悩み相談する側でねーの?って人ばかりだと思いますっっ!
テレビ局には、適材適所をこころがけていただきたいです。

 

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吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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映画の部屋も( `・∀・´)ノヨロシク

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