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源氏物語 巻二 其の一 2008.1.31

光源氏という人は、とにかく惚れっぽく多情なのですが、一人一人に実に細かい所は感心します。
よくある浮気とは違い、1度でもかかわった女には、後々まで気にかけ、手紙を書いたりするんですね。
そんな中にも、好きの程度の差はありまして、手紙には、とんでもない嘘も結構混じってます。
かえって、ほんの浮気の方が良いんですよ。そんなだから、相手をすご~~く苦しめるんですから。
それから、どうもこの人が好きになれない一因には、常に悪く思われたくないという心理が働いている所です。こう思われたくないから、こう書いておこう、という手紙の多い事!
あまり冷たいとも思われたくないから、こうしておこう、とか。
実に実に始末が悪いです。

おまけに、夫のある身で犯してしまった罪、と言うよりは、犯されてしまった罪なのですが、それに苦しみ、本当は恋しい源氏から離れようとしても、しつこくしつこく、ほんっっっとにしつこく言いよってこられる、その苦しみと来たら!
そうしながらも、あちこち、いろんな女に恋心をよせてるのは許し難いかと・・・。

藤壷への初恋は、エディプスコンプレックス的なものを連想しました。
ソポクレス「オイディプス王」とパゾリーニ映画
その藤壷の苦しみと来たら、そりゃあもう大変なものでして・・・。ここまで人を苦しめる人、私は嫌です。
そんな彼女の、そーだ!よくぞ言った!と思った歌のやりとりを引用です。

  逢ふことのかたきを今日に限らずは
       今いく世をかなげきつつ経む

「お逢いする難しさが
今日に限らずつづくなら
わたしは幾世でも生れ変わり
この嘆きをくりかえし
あなたを思いつづけよう」

「このわたしの執念が、あなたの来世のお障りになることでしょう」
 と、申し上げられますと、中宮はさすがに溜息をおつきになって、

  ながき世のうらみを人に残しても
       かつは心をあだと知らなむ

「未来永劫に
つきない怨みを
わたしに残されても
それは所詮あなたの
浮気心のせいなのに」


そして、最愛の紫の上にも、こんな事を書かせてしまふ源氏って・・・

  浅茅生の露のやどりに君をおきて
       四方の嵐ぞ静心なき

「浅茅生の露のように
はかないわが家に
あなたひとりを置いてきて
四方の嵐を聞くにつけ
どうしているかと気にかかる」

 などと、情のこもった書きぶりに、紫の上もお泣きになりました。お返事は白い紙に、

  風吹けばまづぞみだるる色かはる
       浅茅が露にかかるささがに

「色あせ枯れた浅茅の露に
かかっている蜘蛛の糸は
風が吹けばすぐ乱れる
風のように移り気なあなたに
わたしの心も乱される」

 とだけ書いてあります。源氏の君は、
「字はほんとうに見る見る上手になられたものだ」
 と、ひとりごとをおっしゃって、可愛い人だと微笑んでいらっしゃいます。


をい!と思ってしまいました。(-_-;)



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源氏物語 巻一 其の三 2008.1.30

男の求める理想の女性というのは、今でも、か弱くて思い通りになりながらも、謎めいていて何かを秘めている、ってな感じなのでしょうか。こういう女性は、女性から見たら嫌ですね。
これもまた、大変おもしろいと思った箇所を引用です。

 男性の読者に、源氏物語の中で好きな女性はと訊くと、異口同音に「夕顔」と答える。夕顔という女は、それほど男にとっては好ましい永遠の女性であるようだ。可憐で、謎めいて、おとなしくて、性的にもすばらしい。男のいいなりに、心も体も、飴のようにとろけさせ自在に曲げ、水のようにどんな男のすき間をも満たそうと、ぴったり密着してくる。まるで我というものが全くないように見える女。ところが紫式部は、この夕顔にもっと、不思議な魅力を書き加えている。
 廃院へつれ出して、はじめて源氏が覆面をとって、顔を見せ、「どうだい、この顔は、御感想はいかが」というような歌を自信たっぷりに詠みかけると、夕顔は流し目にちらと見て、「前にちらりと見てすてきと思ったのは、たそがれ時のひが目だったのかしら、間近で見ると、大したこともなかったわ」という返歌で、やんわり返す。決して、個性のない無色の女ではないのである。こうした反応の仕方をみても、ユーモアも解するし、とっさの気転もきく、手応えのある女だったのだ。


源氏物語には「女房」というのが、よく出てくるのですが、これは今で言う「奥さん」の事ではありません。
後の感想で「女房」が出て来る可能性もあるので、語句解釈より、引用しておきます。

女房 宮中・院中で、部屋を与えられて仕える女官。また、貴人の家に仕える侍女。

AOL時代からのお友達が書いてます。おもしろいですっっ! 1000年の時を超えて 写本から活字、そしてデジタルへ 『源氏物語』




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源氏物語 巻一 其の二 2008.1.29

前回あまり好きではないと書いた光源氏ですが、瀬戸内寂聴さんの「源氏のしおり」が大変おもしろいです。
にゃるほど!と思った1文を。

「帚木」のはじめに、源氏の性質として「うちつけのすきずきしさなどは、このましからぬ御本性にて」とあるのは、源氏の恋愛の嗜好をはっきり打ち出している。成立し難い恋、無理な恋、邪魔のある恋、許されぬ恋等、気苦労の多い恋に挑む時だけ、源氏は情熱がかきたてられる。いわゆる据え膳には全く興味も情熱も湧かないのである。後につづく源氏の恋のすべては、この独特の源氏の性質から出ていることを読者は承知しているべきである。
 源氏が申し分のない正妻の葵の上にどうしても愛情が湧かないのは、父帝や左大臣によって与えられた、努力も苦労も伴わない関係だったからである。


さらに、こんな事も書かれています。

コンスタンの『アドルフ』の中に、「すべては性格の悲劇です」という言葉があるが、源氏の生涯を貫くものは、この性格がもたらす悲劇に外ならないと思う。

コンスタンの『アドルフ』、こちらにレビューを書いてます。
長くなったので、巻一其の三に続きます。




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源氏物語 巻一 其の一 2008.1.28

与謝野晶子で読み始めたものの、どーにも解り難く、なにしろ詩の意味も書かれていないとゆー不親切さでありまして、図書館で瀬戸内寂聴訳を借りました。
ブ厚く固いハードカバーで、うげっ、と思いましたが、(これが10巻も) 読み始めたら実に読みやすく、与謝野晶子の文庫本上巻を、かなり後ろの方まで読んだので、ああ、これはこういう意味だったのね、とスッキリでした!(文庫も出ていますが、図書館にはなかったです。)
与謝野版でも、ここだけはおもしろい!と思った、頭の中将、左馬の頭、藤式部の丞の女のうんちく話。
「雨夜の品定め」と称される話だそうです。
巻末の「源氏のしおり」から引用します。

 長い五月雨の一夜、宮中で物忌みのため籠っている源氏の宿直所に、頭の中将、左馬の頭、藤式部の丞の三人が集まり、女の品定めが始る。それぞれ我こそはと自任している女蕩らしが、夜を徹してとっておきの経験談や、打ち明け話、様々な女の滑稽話から、はては恋愛論、女性論へと話題は展開していく。作者が女であることを忘れさせるほど、この座談会は面白い。

巻一を読んでの感想は、光源氏っつー人は、なんてヒドい、嫌な男なんだ!という事でして。
レイプなんて当たり前ですし。あまりに自分勝手で強引でありながら、実に愚痴っぽく、勝手に人妻に惚れ、その人が真面目な性格ゆえに、夫のある身だからと拒否しているのに、つっぱねられると恨みつらみ、責め立て、実に実にしつこいんです。 ストーカーじゃねーか?
身分を嵩に、人を思い通りにしようとしますし。自分になびかないと「ひどい人」だなんて言って。
やる事も、まだ子供である相手の弟を呼び寄せたり、実に卑怯な事このうえないかと。
「若紫」の所も、与謝野版から、なんてしつこくて勝手なんだ!と思ってたですよ。思い通りにならなければ、強引に何が何でも、こうまでして思い通りにしてしまうなんて、いやはや驚きでした。
そして、かなり周りに迷惑をかけるタイプではないかと思いました。
しかし、この時代にはレイプも当たり前みたいでして・・・。にしても、時代は違いますが、井原西鶴の『好色一代男』の世之介の方が断然好きです。
巻一、もうひとつ書きます。



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金城一紀『映画篇』その2 2008.1.27

感想はこちらに書きましたが、前回書いた、共感したり、良いなあ、と思った文を引用です。

「映画館の暗闇の中では、俺たちは在日朝鮮人でも在日韓国人でも日本人でもアメリカ人でもなくなって、違う人間になれるんだ。つまりさ、それはこういうことなんだよ。明かりが落ちていく時の、今回はどんなお話を見れるんだろう、今回はどんな登場人物に会えるんだろう、という期待は俺たちの頭や体の中でどんどんと大きく膨らんでいって、完全に明かりが消えた時にはとうとう弾けちまうんだ。その時、俺たちっていう人間も一緒に弾けていなくなって、暗闇そのものになるんだよ。そしたら、あとはスクリーンに放たれる光と同化すればいい。そうすれば、俺たちはスクリーンの中で動きまわる登場人物になれる。クソみたいな現実からほんの少しのあいだだけでも逃げられる。だから、俺たちは映画館の暗闇の中にいると、ワクワクするんだよ。どうだ? おまえもそう思うだろ?」

「才能っていうのは力のことだよ。でもって、力を持っている人間は、それをひけらかすために使うか、誰かを救うために使うか、自分で選択できるんだ。さっきの映画を作った連中は、ひけらかすほうを選んだんだよ。たいして語りたいこともねぇくせに、自分の力だけは見せつけたくて映画を作るから、結果的にせんずりこいてるみたいなひとりよがりの作品ができあがるってわけさ」

準備のできていない人間の前では好きな人は転ばないのではないだろうか。

たぶん、この繊細キャラのうんこ野郎をこのまま一人で置いておくと、どんどんと悪い方向に物事を考え始めて、たとえば、おばあちゃんにもしものことがあったら、僕のせいだ、僕が早く救急車を呼ばなかったから彼女は死んだんだ、的な気持ち悪い邦画とかアニメにありがちな後ろ向きのヒロイズムにどっぷり浸かって、また引きこもるに決まっているのだ。



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金城一紀『映画篇』その1 2008.1.26

デヘヘヘラーさんのレビューを読んで読みたくなり、早速図書館に予約をしたものの、予約が多く、忘れた頃に手にとれた本です。
きっと映画好きなら満足出来る内容に違いにゃい!と期待して読み始めたものの、う~~ん、どーもイマイチ。
最近ありがちな私小説ぽい苦手な感じ。この作者の日本語にも違和感があり、細かい事かもしれませんが、「ら」抜き言葉が気になったり。ら抜き言葉も今となっては諦めてはいるものの、文学でもですかあ? という気持ちが。
登場人物の、いちいち語尾を伸ばすしゃべり方も嫌いなんだけど、これはまあリアルに描いているという事かもしれません。
でも、正しい日本語を大切にしましょうよ、と言いたくなってしまいます。
1話目の主役と友人の龍一が、好きな映画を上げていくシーン。エエッ!? 13金みたいなつまらん映画までなんで入ってんの? と思ってしまったり。全体的に「割と好き」程度の映画が多かったり。自分の趣味とは、あまりリンクしないと言うか。
それと、ジョークがとにかくつまらなくて・・・。

・・・と否定的な事ばかり書いてしまいましたが、3話目ぐらいまで来ると、お~にゃるほど!と俄然おもしろくなります。
5つの話に1つの事が繋がっていく所は、ジム・ジャームッシュ的な上手さがあります。
「ローマの休日」だったり、つまらんフランス映画だったり、ビデオレンタル店だったり。
個人的には、4話目「ペイルライダー」のおばちゃん、好きです。
そして、最終話の「愛の泉」は、不思議な力で引っ張られていきます。
いやあ、上手い!最初に描かれている「ローマの休日上映会」のぎこちないポスターの絵は、そういう意味だったんですか! にゃるほど!と感心しまくり。

なんとなく自分とは感覚が合わなそうな、話が噛み合なそうな作者なのですが、そんな中でも共感した文もありました。
その文を次回引用して終ります。



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テーマ : 読書感想文
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『今日も映画日和(和田誠 川本三郎 瀬戸川猛資)』その7 2008.1.25

読み終える頃には、とても名残惜しい気がしました。まだまだもっとこの対談が聞きたい! (読みたい!) と。大変残念な事には、3人の中でいちばん若い瀬戸川猛資さんが、50歳の若さで肝臓ガンのために亡くなられた事です。なので、続編を見る事はなくなりました。
連載後に1度、座談会が設けられ、ハリウッド映画について三人で存分に語ったそうですが、その時は、瀬戸川さんは病院のベッドから抜けだしてきたのだそうです。
この本の第三章は「夏の終わりのボーイズ・ライフ」で、少年映画について実に楽しそうに語り合っているのですが、川本三郎さんの「あとがき」より、印象に残った文を引用して終わります。

 奥様の芙美子さんから、こんな話を聞いた。最後の死の床で瀬戸川さんは「早く伏せろ、撃たれるぞ」とうなされながらいっていたという。「男の子」に返って、大好きなジョン・スタージェスの西部劇を見ていたのだろうか。



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テーマ : エッセイ/随筆
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『今日も映画日和(和田誠 川本三郎 瀬戸川猛資)』その6 2008.1.24

いきなり引用です。

 ウディ・アレンが何かの映画で、ミア・ファロー――ミア・ファロー本人じゃなくて、彼女が演じている女性を評するんだけど、それがいかにも本人にも当てはまる形容で、「パッシブ・アグレッシブ」というんですよ。
 なるほど、よくわかる。
 つまり、いつも可哀想な私、いつもいじめられてる私、と言いながら……。
 攻撃してるんですか。


ミア・ファローがどんな人かは知りませんが、実におもしろいじゃああーりませんかっっ!
だって、いますもんね、こーゆー人。おめーだろって言われそうな気も・・・(゚∇゚ ;)
次は訳注より引用です。

『ニューオリンズ』(49) 米
監督 アーサー・ルービン
 ビリー・ホリデイが出た唯一の劇映画。彼女はメイド役で、そんな役しか与えない当時のハリウッドに嫌気がさして、二度と映画出演はしなかった。作品的には大した出来ではないが、ビリー・ホリディ、ルイ・アームストロング、キッド・オリイ、ミード・ルクス・ルイス、ジョージ・ルイス、バンク・ジョンスン、ウディ・ハーマンなど、ジャズメンを揃えた点で、珍重される。(和)


ううっ、観たい観たい。お次はヌードのお話です。

 グラマー女優といえば、印象的な話があります。ヒュー・ヘフナーの「プレイボーイ」が女優さんのヌードを次々発表しましたね。ジェーン・マンスフィールドが出たときは、まだヌードになることにためらいがあって、自分は今はヌードになっているけど、実は演技派を目指しているんだ、とエクスキューズをした。それが50年代の女優の限界だったんですね。ところが、60年代の「プレイボーイ」で最初に大胆なヌードを披露するウルスラ・アンドレスは、なぜあなたは脱ぐんですかと聞かれて、「だって、私、体きれいだもの」と答えたんですって。それが時代を変えたという。

カッコイイなあ。
タイロン・パワーが日本で交通整備をした事がある、という話もビックリでした。こちらにも、その話が出ています。
次回で終わりです。



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テーマ : エッセイ/随筆
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『今日も映画日和(和田誠 川本三郎 瀬戸川猛資)』その5 2008.1.23

『野獣死すべし』は角川映画の松田優作バージョンでしか観てませんが、その前の仲代達也バージョン、見てみたいです。とりあえず引用。

 驚いたのは大藪春彦原作の『野獣死すべし』。仲代達也が犯罪を繰り返して、お金ためて、何をするかというと、アメリカに留学に行く。実は真面目な人だったんだと (笑)。

へ~~!
角川映画のも、そういう内容でしたっけ? ラストに確か笑っていた記憶はあるんですが・・・。(^^;) そーいや飛行機に乗ってました?

 


スポーツの時間に移りまして・・・引用です。

 そういえば、昔は伝記映画がたくさんありましたね。『グレン・ミラー物語』は音楽家がテーマだけど、野球選手のものも多かった。日本だと『川上哲治物語・背番号16』があったし、『鉄腕投手・稲尾物語』があったし。それから沢村栄治を描いた『不滅の熱球』があった。池辺良が演った。

『川上哲治物語・背番号16』、『鉄腕投手・稲尾物語』は選手本人が主演してるんです。そして『不滅の熱球』の監督は鈴木英夫。これは観てみたいですっっ!
稲尾さんが亡くなった時に、やってくれれば良かったのに~~ (やったのでしょうか?)

こちらに感想をUPしている『素晴しき哉、人生!』。
訳注で、瀬戸川さんの本「夢想の研究」からの文章が引用されています。
私と同じ事思ったんだ!と嬉しくなってしまいました。そして、その疑問に対する答えが実におもしろいです。

わたしはかねがねこの映画に感嘆していた。なんというか、普通の映画の規格をはずれた『すごさ』を感じるのである。とくにラストの三十分。このめちゃくちゃなフィナーレは、まったくすごい。演出とか演技とか映像とかいったものを超えた何かがある。
 あれはいったい何なのだろう? とずっと不思議に思っていたのだが、今回、『忠臣蔵とは何か』や『クリスマス13の戦慄』や『クリスマス・カロル』をまとめて再読してみてわかった。あれは、クリスマスの祖先たる太古の祭りの熱狂のすごさなのだ。時間と次元の混乱。クリスマス・プレゼントというとてつもない無償の贈り物。古い秩序の崩壊と新しい人生の誕生。『素晴しき哉、人生!』は、"死と再生" の祝祭に捧げられた "寓話" なのである」


クリスマス豆知識~~!実はキリストが生まれた日ではないというのは知っていましたが、そうなんですか!

 クリスマスってユダヤ人は祝わないんですね。
 違うんでしょ、休日が。
 そうなんですよ。クリスマス・カードの一番ポピュラーなものは「メリー・クリスマス」と書かれたものですね。ところがアメリカに行くと、「シーズンズ・グリーティングズ」と書いてあるのがすごくあるんですよ。これはユダヤ人のためにある。ユダヤ人はメリー・クリスマスとは言わないんですって。
 クリスマスは、どうも北欧のユールというお祭りが起源じゃないかといわれていますね。キリスト教とは関係ないらしい。


もうちょっと続きます。



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『今日も映画日和(和田誠 川本三郎 瀬戸川猛資)』その4 2008.1.21

宇宙の話に移りまして・・・
『2001年宇宙の旅』は、アーサー・C・クラークの原作は読みましたが・・・瀬戸内さんの訳注でこう書かれています。

 映画『2001年宇宙の旅』をきちんと理解したかったら、まずアーサー・C・クラークの傑作「幼年期の終り」を一読し、次に原作「2001年宇宙の旅」を読むことをすすめる。「人類の階梯的進化」というクラークの壮大なヴィジョンが把握でき、映画の意味も明瞭につかめるはずである。

幼年期の終りは未読です。読んでみたい~~
<映画の見方> がわかる本も、この作品の理解に実に役に立ちます。
次はこちら。

 『スター・ウォーズ』には私は不幸なことに、夢中にはなれなかったんですよ。コッポラの『地獄の黙示録』と似ている。あれはベトナム戦争のジャングルにアメリカの物質文明を、サーフィンからプレイメイトまで全部持っていく話ですね。あれと同じで、『スター・ウォーズ』は宇宙の果てまでアメリカを輸出するんだな、と。宇宙のディズニーランド化ですよ。

へ~~にゃるほど~~そういう見方もあるのですね。目から鱗じょーたいでした。
地獄の黙示録関連はこちら↓から。
『地獄の黙示録 特別完全版』
<映画の見方> がわかる本 その5◆地獄の黙示録◆
『フリッカー、あるいは映画の魔』関連
立花隆『解読「地獄の黙示録」』

まだ続きます。(^^;)



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『今日も映画日和(和田誠 川本三郎 瀬戸川猛資)』その3 2008.1.20

エド・ウッドの映画は観た事がないのですが、(脚本を書いたという『死霊の盆踊り』だけは観ています) B級好きとしては、なんとか観るチャンスはないものか、と思っているのです。



エド・ウッドの事を描いた映画『エド・ウッド』がありますが、アカデミー賞助演男優賞を受賞したマーティン・ランドーの話が、川本さんの訳注に出ています。
この俳優、『北北西に進路を取れ』や、テレビの人気シリーズの「スパイ大作戦」で知られているそうです。

 瀬戸川さんは、マーティン・ランドーのオスカー受賞について、こう書いている。
「アカデミー賞は嫌いだが、この選考はうれしい。選考委員もマーティン・ランドーの熱演と彼の演じたベラ・ルゴシに胸を打たれたのだろう。つまり、これはエド・ウッドを狂言まわしにして俳優ベラ・ルゴシを描いた映画なのだ」(「シネマ古今集」)




これも観てみたいな~~。
お次は『インディー・ジョーンズ』ってそうだったんだ~~なお話です。

 チャールトン・ヘストンが出た『インカ王国の秘宝』。あれが「インディ・ジョーンズ」そっくりなんですよ。洞窟に入っていくと光が当たって、反射して、そこが宝の在り処だというところ。その上、チャールトン・ヘストンの格好が革ジャンにソフト。まさにハリソン・フォードのあの格好なんです。

見たい!と言うか、あ、これインディー・ジョーンズクリソツ~と思った事があるよーな気が・・・。もしかしたら観た事あるかもしれましぇん。かなりうろ覚え。
まだ続きます。



*2011年5月28日現在、この前こちらUPした際に見つけた『プラン9・フロム・アウター・スペース』買ってしまいました~(笑)
映画『エド・ウッド』も、だいぶ前に観ましたです。





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『今日も映画日和(和田誠 川本三郎 瀬戸川猛資)』その2 2008.1.18

まずは映画館の話から始まります。
昔はロードショーから二番館、三番館、名画座とありまして、お金がない人は二番館、三番館へ行く、という話がとてもおもしろかったです。
そして、和田誠さんも描いていた (それにしても多才な方ですよね) ポスターの話から、看板の話へ。爆笑だったやつを引用です。

 アリステア・マクリーン原作の『八点鐘が鳴るとき』。主演はアンソニー・ホプキンスなんですが、これまた名古屋の看板では "アンソニー・パーキンス主演 " と。

映画館の登場する映画って、おもしろいですよね。おおっ!と思う映画が出てきたりします。

 「この映画で主人公が観ていた映画はなんでしょう?」って、クイズになりますね (笑)。では、『七年目の浮気』でマリリン・モンローがデートのとき観るのは?
S&K うーん。
 『大アマゾンの半魚人』
 あ、そうでしたねえ。ビリイ・ワイルダーらしいな。
 観終わって出てきたモンローが半魚人を評して曰く、「顔は怖いけど悪人じゃないわ」(笑)。


う~んビリー・ワイルダー(・∀・)イイ!モンローのセリフって所がピッタシです。
お次は鑑賞側のお話です。

 僕の記憶では、昔は一人で観てた人が多かったような気がするんですよ。最近は二人連ればかりでしょう。映画館に「孤独」がなくなったと思います。1人でスクリーンと対峙する方がコクがあるのに……。
 映画館のほうも、二人連れだと収入が倍になるから、そちらをあてにして宣伝する。そうすると「愛」とかなんとかが増えてくるんでしょうね。飲み屋も、団体客ばかり優先して、一人で来る客を大事にしなくなると、店が荒れるじゃないですか。一人を大事にする飲み屋が、ほんとはいいんですよね。映画館も絶対同じで、一人客を大事にしないと荒れると思うんです。だいたいカップルで来てる連中は、別に映画が目的で来てるわけじゃないんだから (笑)。
 観客の側も、自分の家でテレビ眺めるときは、喋ろうが、途中で立とうが煎餅食おうが勝手でしょ。その習慣を持ち込んでくるんですよね。


私は1人で観に行く事が多いですっっ!面倒だからだけど~~
んで、なるほど、家で観る時の習慣を持ち込んでいる訳ですか。言っちゃ悪いかもしれませんが、オバサン何人か集まると、多いですね、コレ。(-_-;) 映画館ほどは迷惑ではありませんが、美術館の上映時なんて、たいてい、いつも五月蝿くて聴こえねーよ!じょーたいを経験してます。何故静かに観られねーんだ?!(怒) 電車の中なんかでもそうですが・・・。数人集まると、何故周りが見えなくなるのでしょうか。
・・・と話がそれましたが、次回へ続きます。



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『今日も映画日和(和田誠 川本三郎 瀬戸川猛資)』その1 2008.1.17

南包さんの記事を読み、映画好きとしては、これは読まない訳にはいかない!いや、おもしろそーだから是非是非読みたい!と思い、早速図書館で借りました。
月刊誌「カピタン」での1年間にわたる3人の座談会をまとめた本で、その3人とは、和田誠 (W)、川本三郎 (K)、瀬戸川猛資 (S) のちょーーー映画マニアの3人です。
テーマを決めて、古今東西の映画話に花を咲かせるのですが、これがもうスゴイのなんのって!
細かい脇役まで詳しいのなんのって!
昔の映画だけではなく、90年代の映画にまで、ここまで詳しいのには驚愕しました。
実に楽しく驚かされたのでありました。
まずは、和田誠さんの「まえがき」より引用です。

『タイタニック』を観て特撮技術の進歩を語る、なんてことなら誰でもできるけれど、『タイタニック』をきっかけに古今東西の海難映画を洗いざらい思い出して、ああでもないこうでもないと何時間もしゃべるとすれば、それぞれが相当数多く映画を観ていなくてはなりません。しかも評判になった作品ばかりではなく、映画史に残りそうにない映画も観ている必要がある。三人はその条件を満たしていた。少くとも補い合うことができた。

そして、川本太郎さんの「あとがき」から引用します。

『タイタニック』を見て、"ケイト・ウィンスレットはデブだ" みたいな話は、われわれはしない。和田さんが、『タイタニック』といえばケネス・モアの出た『SOSタイタニック』があったなあと、五〇年代のイギリス映画を思い出す。ミステリ好きの瀬戸川さんが、あの映画の脚本を書いたのはエリック・アンブラーですとすぐに応じる。そして話は、海洋パニックものへと広がり、いまや忘れられたアンドリュー・L・ストーンの『最後の航海』のことになる。

・・・と、何故かどちらも『タイタニック』を例に出しているのが、おもしろいです!
この二文だけで、どんなに凄い内容か、おわかりいただけるのではないかと思います。
またまた引用中心になりますが、次回へ続きます。



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業田良家『LOVE男』ヨシイエ童話より その4 2008.1.16

*ネタバレ警報発令中

この漫画で、COURAGE (勇気) 男が樽舟に乗って登場する所は、実に実に印象的でした。
個人的な意見ですが、「勇気」というのは、すっっごく大切だと私は思うのです。
おそらく作者も「勇気」をポイントにしてるのではないかと感じるんです。
人間、勇気がなければ、何ごとも乗り越える事は出来ないのではないでしょうか。
逆境、苦痛、困難、これらを乗り越えて行く事で、人は成長出来るのではないでしょうか。
『自虐の詩』でも「勇気」というのが、とっってもポイントになっているように思うのです。
そして、その勇気がきちんと受け継がれて行く所が、この漫画の希望なのです。

最後に、またまた「刊行にあたって」、最終巻から引用 (ってか全文ですが…) です。(1993年2月6日)

 LOVE男はこの巻で終ります。
 実は今だから言うけど、今回のテーマには苦しみました。とてもじゃないけど手におえないと何度思ったことか。しかしやってみるもんだ。私には愛の謎が解けた。のだ。とりあえず。
 人は愛なんかよりも人格形成を求めるべきだ、なんて、言われてみれば至極当然なことがひとつの読み物として描かれたことがあっただろうか。いや、ない。愛とは何か、ホントーの愛とは何処にある、なんてことがこんな形で漫画に描かれたことが………いや、ない。
 さて自己宣伝はこのくらいにして。毎日流れてくるニュースの中には時々信じられない事件がある。事件じゃなくても風俗ルポなんかで、なんちゅう男だ、信じられない女だと思うことがよくある。男と女はそれぞれ好きにやればいいのさ、なんて言わないでほしい。私も漫画家のはしくれ、そのくらいのことはわかっている。私が驚くのは人格を失っているとしか思えない人がいることだ。それも個性さ、なんて言わないでほしい。人格を失うってのは大変なことなのだ。その人はいずれ何者か (社会とか宗教とかかもしれない) に操作されるなり、支配されるなりざるを得ないんだから。なんでも自由って――裏返して言えば――行きつくところは支配されるってことじゃないの。なんて。まあそんなことも含めて、本書にはいろんなことが描かれています。
 さて今回は言わせてもらおう。
 私の漫画ではこんなことができた。ふ――。


これが古本でしか買えないなんて。復刊を強く強く希望します。

業田良家

 

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業田良家『LOVE男』ヨシイエ童話より その3 2008.1.15

*またまたネタバレです。

LOVE男と他の人格者のセリフを引用します。(句読点、てきとーにつけちゃってます。漫画なので…)

「愛が商品となって、人の心を蝕み、人格を壊し続けておるんじゃ」
「嘘っぱちの愛が歌で唄われ、虚構の愛がスクリーンに映され、肥大した愛の幻想をテレビがあたり散らしておる」
「そして人々は、商品としての愛を味わいつくした結果・・・真実の愛を、ひとかけらも持ち得なくなっておる」

「それだけじゃない。商品愛のせいで、他の美徳は価値のないものとして扱われてきた」
「正義も真実も死んでしまった。論理も死にかけている」


全く。世の中クソみたいな安っぽい愛が捲き散らされてると思います。そして、一番売れるのが、そういう類いの物ではないかと。
実に、おもしろく適確に、現代の状況 (いや、ずーーーっと昔の昔から、変わってないかもしれませんが。『源氏物語』なんて大恋愛小説が大昔からあるんですから。) を表現していて、感心しちゃいました。
そして、LOVE男が言うには、愛とは、実は、たよりなく、ちっぽけなものであり、それを支えているのが「人格」だという事です。
そして、その愛を大きく育てていくのも「人格」なのです。以下引用。

「人格を失えば、愛を失う。人格の足場があって、初めて愛は立つことができるんじゃ」

大変納得なのであります。次回へ続きます。字数制限にひっかからなければ次回で終わりです。

業田良家

 

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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

業田良家『LOVE男』ヨシイエ童話より その2 2008.1.14

*すんません。かなりのネタバレになります。

栄えに栄えた人格者文明が、突如として滅びるのですが、その原因が、ぬわんと・・・ある宗教だったんです。
それが、ななんと、「愛こそすべて教」。
人生の目的は恋愛にあり、恋愛こそが生のよろこびであり、恋愛感情がすべてに優先するという教え。
恋愛の讃歌が流行り、恋愛劇が客を呼び、恋愛を求める者が街をさまよい、恋愛をしていない者は半人前とみなされ見下され・・・
「そ、そんなばかな」というテレビのアナウンサーに対し、LOVE男は「ばかなじゃない 現在と寸分違わんじゃろ」と言い放ちます。確かに・・・この作品から10年以上経た今もですね。

その結果、論理は地に堕ち、友情は死に、勇気はなくなり、理想も忘れられ、家庭は崩壊、心中、自殺の増加、人々は絶望し、狂っていきました。

そして、LOVE男は、こう言います。
「愛がもてはやされればされるほど、人々は愛を失っていくんじゃ」
「これからも愛は商品として、もてはやされ続けるだろう なぜなら愛は最もよく売れる商品だからじゃ」
「歌・ドラマ・小説・映画・CM どれをとってもテーマは「愛」ばかりじゃないかね」


そして、愛を商品として消費することで、人々がいよいよ愛を失っていくのです。
身近な人に対する、ささやかな愛を忘れてしまうのです。

なんだか、今の時代を予言しているような・・・。
次回へ続きます。

業田良家

 

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業田良家『LOVE男』ヨシイエ童話より その1 2008.1.13

業田良家のヨシイエ童話、1~4巻が『世直し源さん』で、5~7巻がLOVE男で、主に「愛」についての話です。
と言っても、よくある恋愛ものとは全く違い、逆に「愛」こそ全て的な世の中を批判している漫画です。映画なんて、ほんっっっとに陳腐な愛に溢れてるって感じが私もします。
これはもう哲学ですね!にゃるほど!と思いまくりでした。

*なるべくネタバレがないように書きたいのですが、どうしてもネタバレになりそうです。

わたしゃ、この漫画家の頭の良さには、実に実にびっくらこいてるのですが、2万年前に日本で栄えていたと言う「ジンカ・クシャ文明」。=人格者文明。
この謎を追って行く教授、その娘のみさお、人格者文明の末裔LOVE男からのメッセージをメッセンジャーから受け取る北野ラブオ、その隣人の沼津清志郎を中心に話が展開していきます。
LOVE男というのが、人格者文明の極上人格者の13人のうちの1人で、あとの12人は、COURAGE (勇気) 男、MORALS (倫理) 男、WISDOM (知恵) 男、JUSTICE (正義) 男、WILL (意思) 男、BEAUTY (美) 男、PATIENCE (忍耐) 男、TRUTH (真実) 男、IDEAL (理想) 男、MANNERS (礼儀作法) 男、HONESTY (誠実) 男、FRIEND (友情) 男。

人間には、この13個のとっっても大切なものがあるのに、それらが失われている事に改めて気付かされます。
そして、実にわかりやすく、哲学的メッセージを伝えていると思います。
JUSTICE (正義) 男とTRUTH (真実) 男は死に、MORALS (倫理) 男は病に伏せっており、IDEAL (理想) 男、HONESTY (誠実) 男、FRIEND (友情) 男は行方不明。
他も後継者が育たず、2万年前に滅びた時と同じ状況になっています。
いやあ、正義と真実が死んだって、実ににゃるほど!と思いました。

長くなったので次回に続きますが、その前に、「刊行にあたって」の文が非常におもしろいので、とりあえず5巻のを引用です。(1992年7月6日)

 「政治」の次は「愛」だ。というわけでLOVE男、始めました。
 「愛こそすべて」「愛さえあれば他にはなにも要らない」「愛は地球を救う」……などなどと、愛は標語になったり歌詞になったり、あるいはCMに使われたり、もちろん小説のテーマになったりと、あらゆる分野で持て囃されています。それだけ人は愛というものに憧れ、何よりも求めているのでしょう。
 私も愛がほしい。
 しかしこれだけ「愛」が酷使されると、拡がり薄まり、いったいどんな意味だったのか解からなくなったりもします。ある時は神様の愛で、またある時はSEXそのもののことだったりすると、私のような真面目な者は困ってしまうのです。
 そこで私ゴーダは本書で答を出すことにします。愛とは何か!ホントーの愛は何処にあるのかを!!
 あ、今声が聞こえた「古今東西、偉い哲学者や文学者でさえ簡単に出せなかった答がおまえに出せるか!!」もうひとつ「愛なんていうものは人それぞれ、個人個人で見つけだすものなのだよ」
 前者はその通りなのでいい。しかし後者はいけない。一人前に大人は迷える青少年のためにちゃんとした答を出してあげなければならない。私は大人の責任を放棄したりはしない。愛とは何か、答を出してみせる。無理でも出す。しゃにむに出す。私が一人前の大人かどうかの議論は後日にまわすとして……。
 さてさて、私の漫画で何ができるだろう。


業田良家

 

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業田良家『世直し源さん』ヨシイエ童話より 2008.1.12

   

昔、連載当時に、業田良家の「ヨシイエ童話」の5巻~の「LOVE男」を読んだことがあり、業田良家を知ったのも、それが初めてでした。
『自虐の詩』を読んでから思い出し、再び読みたい、全部読みたいとの気持ちがふつふつと。そして楽天の古本屋まんが大王さんで見つけて購入しました。
これ、絶版なのですが、この中の1~4巻の「世直し源さん」のみ復活されてます。LOVE男もすんごいおもしろいので、実に残念なことですが。
楽オクで見つけました。

「世直し源さん」は初めて読んだのですが、いやあ、もう!!
『自虐の詩』のレビューで、これは家で読まないとヤヴァイっすよ、と書いたんですが、これも別の意味でヤヴァイ。声出して笑っちゃいますから!!おもしろすぎっっ!!
爆笑するやら驚愕するやら。やはりこの人は天才かもしれましぇんっっ。この発想スゴイです。

何か書けばネタバレになってしまって、ひじょおに感想が書きにくいんですが、ステテコ姿で首相官邸ってだけでもう凄すぎでしょ!
しかも「インドりんご」の段ボールを乗っけたチャリンコ通勤ですっっ。
「鮎荘 (空室あり) 」がまた芸が細かくて笑えます。
政界ジェスチャー語なんて爆笑の嵐だし、「国会議員性根たたき直し法案」の発想も凄すぎ~~~!!

2話目に、本筋と関係ない「言葉の発生」ってのが入ってるのですが、これがもう、笑いが止まりましぇんっっ!!

爆笑につぐ爆笑の中、結構政治のしくみもわかって勉強にもなってしまふとゆー。
「ヨシイエ童話」4巻初めの「刊行にあたって」の作者の文を引用して終ります。(1992年1月9日)

 世直し源さんはこの4巻で終ります。
 他誌で政治4コマを始めたのが6年前、その作品を終えて、源さんを始めたのが2年前。僕はこの6年間ずっとこの国の政治について考えてきたことになる。
 で、思ったのが新聞やテレビは何をやってんだってこと。派閥政治・永田町政治の舞台裏や、大物政治家同士の泥仕合はしつこいくらいに報道するくせに、全体的・総括的な政治システムについてわかりやすく説明されたことはない。スキャンダルをセンセーショナルに煽ることはあっても、その根本的な構造を視聴者に示すことはない。本格的な官僚批判はわざと避けられているとしか思えないし、ひどい行政が行われていても責任を取った官僚の名前は聞いたことがない。
 和を以て貴しとす。それもいいだろう。それぞれがそれなりにハッピーにやってるんだ、ナアナアでいこうゼ。現在の政治・経済・官僚のシステムがひっくり返されても、いいことがあるとは限らない。もっとひどくなることのほうが多いでしょう。
 僕はもちろん革命を夢見る青年ではない。ただ、目隠しされて生きているのがイヤなだけだ。この作品で政治に関心をもってくれる人がひとりでもいてくれたら、それは作者にとって最高の幸せです。



 

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Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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