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辰濃和男『文章の書き方』その6 2009.8.25

作家の永井龍男が正確な文章の大切さを説いている、ズバリタイトル「正確な文章」の中の一文が紹介されています。それを紹介しつつ著者の考えを述べている箇所を引用して終わります。

 「文章の目的は、うまいことにあるのではなく、『正確』な表現でなければならない。その人の思想、感情を出来るだけ正確に表現するのが文章の役目である」
 ここで「うまい文章」といっているのは、美辞麗句をつらねた文章のことでしょう。感動を装っている文章は人の胸に届きません。美辞麗句を上手に使う人を名文家といった時代もありました。美辞麗句には呪文のように人を酔わせる役割があることも認めます。しかし真の名文は、美辞麗句とは関係がありません。永井はさらに書いています。
 「うまい文章を書こうと努力するのは、まちがっている。正確な文章を書こうとすることこそ、根本だと私はいう。
 それならば、正確な文章を書く秘訣とはなにかということになる。
 秘訣は、文章にあるのではなく、表現したい思想なり感情を、しっかりとつかむことにある。表現したいものを、表からも裏からも後からも観察して、しっかり自分の手につかむ。
 それから筆をとれば、文章は正確たらざるを得ない」
 説得力のある文章です。この本で再三、書いてきたことですが、ここでも「文は心である」ということを強調しておきます。




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辰濃和男『文章の書き方』その5 2009.8.21

ジャーナリストの長谷川如是閑の、雑誌『我等』に書かれた「上から下へ」という短文が紹介されていまして、これが実におもしろかったです。以下引用です。

 「日本人は上から下へ抑へつける。西洋人は下から上へ刎ねあげる。
 日本人の殴り合ひは、拳を上から下に打ち下す運動であり、西洋人のは、拳を下から上へ突き上げる運動である。日本人は人を呼ぶのに、拳を下に向けて、指先を下げる運動を繰返へし、西洋人は、同じ場合に、拳を上に向けて、指先を刎ね上げる運動を繰り返へす。
 日本の相撲は、圧力で上から潰ぶすことを興味の中心とし、西洋のレツスリングは、抑へつけやうとするを下から押上るのを興味の中心とする。日本の柔道は、上から下へ投げつけることを主とし、西洋の拳闘は、下から上に刎ね飛ばすことを主とする。
 人に会つた時に、日本人は頭を下げる。西洋人は顔を上げる。拒絶する時に、日本人は両手をつぼめて、首を下げる。西洋人は両手を開けて顎をしやくり上げる。
 悲しい時に、日本人は俯向く。西洋人は仰ほ向く。絶望した時に、日本人は、後頭部を両手で下へ押しつける。西洋人は、顎を両の拳で突き上げる」


この比較はさらに続くそうで、最後はこう締めくくられているそうです。

日本の文明は上から下への賜物であり、西洋の文明は、下から上への反抗である。『上から下へ』それが日本人の宿命なのか」

これは1920年に書かれた文だそうなので、今では微妙に変わってきた所もあるのかもしれませんが、ひとつひとつににゃるほど!でした。
多分次回で最終回です。



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辰濃和男『文章の書き方』その4 2009.8.19

動物の鳴き声が国によってこうも違うのか!というのは、昔から思っていることでして、どの国のを聞いても、にゃるほろ!と思えて面白いです。
ニワトリの泣き声は「コケコッコー」よりも「クックドゥードゥルドゥー」の方が、より正確なのではないか、と思ったり。
以下引用です。

犬の鳴き声は日本ではワンワンですが、イギリスではバウワウです。フランスではウアウアで、スペインではグアウグアウです。それぞれの擬声語が違うように、それぞれの文化は違うのです。あくまでもワンワンが正しくてバウワウは間違いである、ワンワンはいいが、グアウグアウは滑稽だ、といってみてもはじまりません。ですが、民族の文化の差を論ずるとき、それに似た間違いを繰り返していることが少なくないのです。
 十把一絡げの誘惑と闘いましょう。
 「ある国へ行った。これこれの怖い思いをした。あの国は恐ろしい国だ」
 「ある国へ行った。親切なタクシー運転手に会った。あの国のタクシー運転手はみなすばらしい」
 「あの人は酒を飲まない。酒を飲まない人はまじめだ。だからあの人はまじめだ」
 こう並べれば、十把一絡げの誤りにすぐ気づきますが、私たちは、日常の暮らしではこういう間違いを性こりもなく繰り返しているのです。




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辰濃和男『文章の書き方』その3 2009.8.17

色はストレートに赤だの青だの緑だのと書いてしまう自分には、ひっじょおに勉強になりました。以下引用です。

 色の場合は色名事典のようなものが何種類もありますし、なかには携帯用のもありますから、便利です。私も四十年来、何種類もの色名事典を使っています。辞書と同じように、机上に置く大型のものもあれば、出張のときに持っていける小型のものもあります。印刷された色とほんものの色との違いはあるにせよ、色の名前のおおまかな見当をつけるのには便利です。
 色名事典を見ていますと、日本の色の名には、いかに植物の色を借りたものが多いかがわかります。紅梅、薄紅梅、桜色、桃色、薔薇色、小豆色、柿色、栗色、朽葉色、小麦色、煤竹色、山吹色、ひまわり色、橙、若草色、もえぎ色、わさび色、青竹色、松葉色、紫苑色、藍色、藤色、露草色、ときりがありません。色の感覚を磨くには、自然界に教えを乞うのがいちばんだ、何よりも花の色を見つめることだ、と色名事典は教えてくれます。


せっかく日本人に生まれてきたのですから、古くからある、あらゆる色の表現を使わなくては勿体ないですよね。
お次は香りです。

 香りの研究家で知られる中村祥二 (資生堂の香料研究部長) の『香りの世界をのぞいてみよう』に、匂いを表現するときの言葉の分類がありますので、これをお借りします。
 中村は次のように分類します。
 ○他の感覚からの借りもの
 味覚から――甘い、塩からい、しぶい
 皮膚感覚から――あたたかい、つめたい、かるい、重い、ソフトな
 視覚から――するどい、青くさい
 複合感覚から――新鮮な、さわやかな
  例……ペパーミントの葉を指さきでもむと、少し青くさく、かるく新鮮で甘い香りがひろがった。
 ○……のような、という表現
 バラのような、モモのような、薬くさい、あぶらくさい、磯のような、オゾンのような
  例……キンモクセイの花は、モモとバラのような強い甘さの中に、青葉のような新鮮さと、動物のニオイのようなしつこさがまじっている。
 ○情感、ムード
 優雅な、上品な、女性的な、日本的な、現代的な、子どもっぽい、やさしい、清潔な
  例……シャンプーしたあとの髪は、清潔でやさしい女性的な香りがしていた。
 ○香料の専門的な用語を使ったもの
 ジャスミン、オレンジフラワー、白檀、ムスク、バニラ、シナモン
  例……いま、フランスで話題になっている香水は、白檀を中心に、ローズ、ジャスミン、スズランの花束の香りに、ムスク、バニラをくわえたはなやかで洗練された香り。


「香りの表現をするのに、たとえば石牟礼道子の『椿の海の記』を読んでみましょう。」と紹介されているのが、以下の表記です。

大地の深い匂い、海の香り、樟の林の芳香、焼けた紅がらいも匂い、濡れた山の匂い、松の脂の匂い、きのこがもえ出るような匂い、全山的に咲く花々の芳香、山野が放つ香気、海草の匂い、鯛のお椀のいい匂い、ナフタリンの匂い、朽ち葉の香り、黴の粉の立つような匂い、風呂帰りの妓たちの石鹸の匂い、干しいもの甘い日向くさい匂い、夕餉のあとの匂い、乾きあがらぬつづれの生干しの匂い、焼酎の匂い、土の匂い、土の乳を含んだ人参の芳香、完熟した堆肥の匂い、椿の絞り粕の香り、椿の実の煮汁の匂い、椿の実の白い煮汁の匂いに溶けこんだ髪の匂い、甘草の根を煎じる匂い、摘んだ蓬の若い芳香、稲の花のむんむんする香り、山脈の彼方から渡ってくる風の芳香、足に乱れる野菊の香り。

つづきます。



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辰濃和男『文章の書き方』その2 2009.8.15

なるほど、文章を書く際に何が大切かって、こういう事なんだな、と思った一文を引用です。

 書きたいことを書くといっても、胸にたまっていたものをそのまま吐き出せばいいというものではありません。胸にたまっている混沌としたものが、しだいにある形を整えてくる。書こうとすることによって、より明確な形をおびてくる。あるいは書いているうちに、より明確な形をとる。それを待たねばなりません。思いが整い、言葉が整ってくる、という過程が大事です。

あらゆる良い文章を書く人々の例が紹介されているのですが、福沢諭吉は実にわかりやすい文を書く人だったのですね。以下引用です。

 やさしい文章を書くためには難しい文字を使ってはいけない、と諭吉は戒めています。
「文章を書くに、むつかしき漢字をば成る丈け用ひざるやう心掛ることなり」と書いています。難しい文字を使いたがるのは、文章が下手な証拠だ、下手だからことさらに難しい字を使って飾ろうとしているのだ、文章を飾るだけでなく「事柄の馬鹿らしくて見苦しき様」を飾ろうとしているのだ、となかなか手厳しい。


もうひとつ、共感した文を引用して、次回へ続きます。

 ある社会の多くの人が一つの目標に向かって突っ走るとき、それはどうもおかしい、間違っているんじゃないかという意見がでてくるのが自然です。その反対意見を説く場が保証されている社会には安定感があります。

あるひとつの方向に皆が流れていく、反対意見は叩きに叩かれるこの国は果たして…。



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辰濃和男『文章の書き方』その1 2009.8.12



最近、ドストエフスキー関係でいくつか原稿を頼まれた事などがあり、また、こうしてブログを書いていても、この気持ちをどう表現したら良いか、良い言い表し方はなにかないものか、と思うことも度々有り、ちょっくら文章の勉強でもしてみようと思って図書館で借りたのが、この本です。(あと2冊借りました。)
とぼしいボキャブラリーを増やすのに役立つ本を探しているのですが、なかなか見つからず。
やはり辞書と仲良しになる意外にないのかしらん……。
目的はそれほど果たせずではあったものの、これは良い本でした。
初心者には勿論、バリバリ書く事でお金をもらっているような方にこそオススメな感じがしました。
「まえがき」にある[文は心である]には大賛成です。以下「まえがき」より引用です。

正確にものごとを見る訓練をおろそかにしている人が、はたして正確な文章を書くことができるでしょうか。大自然と遊ぶたのしさを知らない人が、人の心をとらえる自然の描写をすることができるでしょうか。品性のいやしさが顔に現れている人が、品格のある文章を書くことができるでしょうか。いらいらせかせかの気分のまま机に向かって、読む人の心にしみる落ち着いた文章を書くことができるでしょうか。ひとりよがりなことばかりをいっている人が、目配りのきいた、均衡のとれた文章を書くことができるでしょうか。表面はごまかせるかもわかりません。しかし心のゆがみは、その人の文章のどこかに現れます。

文とは、その人を現すのですね。そして状態も。
そう考えると恐いものでもあるように思います。
そして、上手い文章を書こうとするよりも、自分の見たもの聞いたもの感じたもの等を正確に伝えたいという気持ちが大切なのではないか、と思いました。

これ↓も読んでみたいです。



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ROCKIN'ON JAPAN特別号 忌野清志郎1951ー2009 その11 2009.8.10

すんごい量の有名人の追悼文がネットでも出てましたが、この本の終わりの方でも出ていました。
新井田耕造や梅津和時もありますぜ。
三宅伸治の「考えましたが、やはり200字なんかじゃ、とても書けません。」の2行に、その気持ちはよくあらわれていると思ったり。
意外に良かったのがカールスモーキー…石井竜也。…ってスンマセン。この人モノホンのアーティストですもんね。
あ、でも「あんた」って・・・(笑)
その石井竜也と、実に「らしい」と思った細野晴臣のをご紹介して終わります。

忌野清志郎へのメッセージ

石井竜也 (米米CLUB)

清志郎さんは、米米の師匠だ!
破壊ということが構築する事だと言う事を美しくやり遂げられたインテリジェンスの教祖だ!
ダダイズムや、モダンアートなんか、クソの役にも立たなかったアートなんかより、もっとアートだった。

人間は生まれたときになにがしかの役割を神様にいただいてこの世に生まれる。
迷っている人は、その役割を、まだ発見できないでいるだけにすぎない。

たまたま、早くその役割を見つけ出す人間がいる。
清志郎さんは、そういう一人だ。

時折そういう人は、わがままで、意固地で、破壊者で、常軌を逸している人に見える事がある。

だが、その人が社会で果たす役割は、クリエーターで、企画者であることのなんと重い荷物か?

決して、楽な道じゃない。
だけど、清志郎さんは、やり遂げた。

いや、尋常とは思えない道を突き進んだ。
そしてある光を見いだし、俺たち後輩にそれを示した。
『見つけ出した人間』の強さは、絶対にそのマネは、ほかの人間では出来得ない偉業だと言う事だ。
それっぽいものもいないし、引き継げるものでもない。

だいいち、引き継ぐだけ引き継いだ人間が惨めになる。
それほど、存在と才能は大きいのだ。
大きすぎて、バトンタッチする事も出来ない。

清志郎さん!
俺たち米米CLUBのメンバーは決して、あんたの、楽屋でも変わらない、人柄を忘れません。


細野晴臣

宇宙人、清志郎

数百キロを自転車で疾走していた時期、その鋼のような筋肉は常任じゃないと思った。
先天的にヒーラーだとも思う。なによりもハートの真ん中に響くその歌声がね。
『HIS』の中に録音された "セラピー" という歌は特別だった。
ぼくはまた一緒にレコーディングできると思ってたので、とっても残念だ。
ひょっとすると宇宙人かもしれないから、どこかに行っちゃっただけだと思う。
帰って来いよ!




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ROCKIN'ON JAPAN特別号 忌野清志郎1951ー2009 その10 2009.8.8

◆坂本龍一インタヴュー その3◆

アーティスト・清志郎ではなく、人間・清志郎の印象を聞かれた坂本龍一の答えです。

「まあやっぱりステージで見てる清志郎と、日常で見る清志郎のギャップがあまりにも大きいんで、もう驚きますよね。ある意味、まあ、静かな、寡黙な青年だったですよね。まあそれこそほとんど考えてないような感じだしさ、何言っても(笑)。あとまあシャイだよね、とにかく。だから、お化粧するってのもシャイネスの裏返しなのかもしれないけど。それでも、考えてないからズバズバッと言っちゃうじゃないですか。まあ反核にしてもなんにしても。もちろん正しいこと、みんなが言いたくても言えないことを反射神経で言っちゃって。でも言い方がすごいシャイじゃないですか(笑)。それも面白いよね」

そして、怒り方がハンパでないながらも、怒号が出てこない、やさしいんですよね。そして、どこかに笑いがあるという事を話してます。
それってすごく良いし、大事なことではないかな、と思います。
ああ、そういうところが好きなんだな、と気付かされました。
それから次のですが…

まあ自分のスタイルとかっていうのはある程度意識的には作ったでしょうけど、何かやったから、例えば僕とコラボして "い・け・な・いルージュマジック" をやったから自分のイメージが壊れるっていうほどやわなもんじゃないわけよ。たださ、そういうふうに考えて、気をつけてるミュージシャンがいかに――ていうか、ほとんどそうなの。もうね、がっかりするぐらいに小心ですよ、日本のミュージシャンは。呆れるほど」

しっかりした個性ってものは、何が来ようと動じないものなのだと思います。

*NHKのYOUって番組のアンコール放送をやってますが、昨日がキヨシローとチャボ、一昨日がYMOでしたね。この2回と矢沢の回を見ましたが、矢沢がいちばんおもしろかったかなー。
昨日はしゃべりが少なすぎ。でもG2が歌ってるのは貴重だった!
んでんで、荻野目慶子がすんごい若い!!
私、若い頃に荻野目ちゃん (妹の方ね) に似てるってよく言われたんですが、YOU見たら慶子の方に近かった気もしゅる~~(あ、ずうずうしいね。スンマセン(≧▽≦)今の話ぢゃないですから~~)
それから糸井重里。力が抜けてて良い感じだったのねん。
そんでYMOの回、やっぱユキヒロが素敵だ~とオモた私にの1クリックを~~~。



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ROCKIN'ON JAPAN特別号 忌野清志郎1951ー2009 その9 2009.8.6

◆坂本龍一インタヴュー その2◆

次のなんかは、坂本龍一ならではという感じがしました。とにかくひたすら引用いきます。

●まあ、最初に言ってくれたけれども、やっぱり世間では、とにかくハッピーにお化粧して走り回ってる清志郎って言われているけれども、まあそれも一面であってさ。非常に音楽的なキャパシティは広かったという気はしますよね。
「そうですね」
●そうした意味で、坂本龍一から見る音楽家・清志郎ってのはどうですか?
「うーん、その、反射神経がまずいいってことと、それからさっき言ったように言葉と歌のメロディの一体化っていう点において特別な才能を持ってる。ただ逆な面で言うと、まあコード感とかね、使えるコードはほとんど3つとか4つぐらいでしょ。それはやっぱり狭いよね。でもその中ですごく自由にメロディを作れる才能っていうかな。だから、ブルースなんかに近いのかもしれないね。―中略― ハーモニー的に豊かな人ではないよね。ただその中に自由自在にメロディを紡げるっていうことで言うと、とてもブルージーな。日本では珍しいんじゃないかな」


私がインタビュアー渋谷陽一に非常に共感したのが「日本のナイーヴさのない感性、音楽がメッセージ性を持たない不気味さ――。」の部分なんですが、坂本龍一は以下のように答えています。

ナイーヴってのは、英語ではわりと否定的に使われるんですよ。"That's too naive" とかってさ。だけどナイーヴさってのは必要でしょうね、音楽とかアートとかね。で、彼らが言えないことを言ってあげるっていうと不遜ですけど、誰かが言わなきゃいけないわけ。で、それはもう "That's too ideal" ――理想的すぎるよ、とか "too naive" とか、普通の人がそう思うことをあえて言う。だから一種、宮沢賢治的な存在(笑)。ガンディーとかね。そういう役割だと思ってる。だから『ナイーヴで何が悪い?』って開き直ってますけどね、僕はね」

まだつづいちゃいます。^^;



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ROCKIN'ON JAPAN特別号 忌野清志郎1951ー2009 その8 2009.8.4

◆坂本龍一インタヴュー その1◆

お次は坂本龍一です。
やはりわかってるよなあ…と思った箇所がいろいろ。こんな事言ってます。

まあ日本語のロックって、まあフォークもそうだけど、難しいわけじゃない。つまりもともとヨーロッパで育った音楽に日本語を乗っけるってもちろん無理があるんで、メロディの上がり下がりと日本語の抑揚っていうのが、なかなかぴったりいかないんですよね。それでみんな苦労してるわけですけども。彼は本能的に結び付ける才能を持ってる人なんですよね。清志郎の歌を聴いた瞬間にすごいなって。つまりメロディと言葉が一体になってるんですね。実は珍しいわけですよ、日本の音楽の中ではそれは。それでびっくりしたんです」

そして、以前チラッとふれた事があるんですが、あ、マイケル・ジャクソンの時ですね。
とりあえず引用です。

●でもまあ、通夜に行かれて、やっぱり驚いたし、ショックだった?
「うーーーーん、まあでも、人は死ぬからね、いずれね。もちろん、まだいろんな可能性があり得たので、音楽的にもほかの面でもね。もちろんそれは残念なんだけど、片一方でね、僕は清志郎は自分の生を全うした人だと思ってるのね。そう感じるの、なぜか。もちろん、まあ生を全うするってのはさ、長さじゃないから、そういう意味じゃ、やり切ったっていうかな。そういう感じで、そんなに悲しくはなかったよ」


ほんとにその通りだなあ、と思いました。
坂本龍一インタヴュー、まだ続きます。



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ROCKIN'ON JAPAN特別号 忌野清志郎1951ー2009 その7 2009.8.3

◆チャボ インタヴュー◆

まずは渋谷陽一の最初の文から引用します。

誰よりもチャボの言葉を聞きたい。それは清志郎ファン全ての思いである。だから、この追悼号にはどうしても彼のインタヴューが必要だ。編集者としてはそう思うのだが、一人の人間として強いためらいがあったのも事実だ。―中略― 言うまでもなく、チャボはつらそうだった。言葉につまる事も何度もあった。それでも、ここで語られた事はチャボにしか語れない。それを彼は十分に分かっているから、とても困難な作業であったが、やり抜いてくれたのである。

渋谷の「青い森」(今で言うライブハウスだけど、まあちょっと違うみたいな…) で出会って、それぞれのバンドで活動していた訳ですが、それからRCサクセションがロックになって一緒にやる事になる経過などなど、実に実に貴重な話が書いてあります。
その頃は、全曲オリジナルでやってるアーティストっていなかったらしいんで、「こんな身近なところにオリジナルでやってる奴がいるんだ」というのが、キヨシローに対する衝撃だったんですね。
一部引用します。

「ほんとに最初からもう自分なんだよ。それだけの才能と自信とね。そういう奴だった」
●自分に疑いをまったく持ってなかったし。
「そうだね」
●思わず「少し不安持ったら?」って言ってやりたいぐらい不安を持ってないよね(笑)。
「ひっぱたきたいくらい。でもそれは最初っからそうだったね。自分を世界一だと思ってたはず」


そーゆーモノホンの才能持ったヤツって、そのまま理解されずに埋もれてしまうパターンって多いと思うんですよね。
やはり周りのメンバーに恵まれなければ、出て来られなかったと思うわけで。それも運であり、そういう人を引き寄せる才能でもあるのかもしれません。

あとは「チャボは問題児のままでいいよ」って言ったって話なんか、えがったなあ。
そのままで良いよって言われるのが一番嬉しい気がします。



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ROCKIN'ON JAPAN特別号 忌野清志郎1951ー2009 その6 2009.8.1

◆忌野清志郎インタヴュー その5 LOVE JETS~『KING』◆

 

私全く知らんバンドなんですが、渋谷陽一が大変好きだというLOVE JETS。「清志郎さんからご覧になったLOVE JETSというのはどうですかね」と質問してるんですが…

「いや、カッコイイと思いますよ、やっぱり。でもカッコいいだけじゃね、ダメだと思うんだよね――なんちゃって(笑)。カッコいい中にもやっぱり、何つうかね、カッコ悪いところとか情けないところとかさ、そういうのがないと」

!!!
(・∀・)ソレダ!!
んで、このLOVE JETSとの交流があった後で『KING』というアルバムが出る訳です。
私RC以降は、CD買ったり全然していなくて (汗汗)、これはかなりの自信作みたいっすね。



これはやはり買うべきだよねえ。この2枚ってTシャツの有り無しだけ?

 



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Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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