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シャルル・ペロー『長靴をはいた猫』澁澤龍彦訳 2005.6.17

「猫の親方あるいは長靴をはいた猫」「赤頭巾ちゃん」「仙女たち」「サンドリヨンあるいは小さなガラスの上靴」「巻き毛のリケ」「眠れる森の美女」「青髯」「親指太郎」「驢馬の皮」の9篇です。

世界的に、グリムの方が有名ですが、ペローを読むと、この話ってこんなにエロティックだったのか ! とわかり、大変おもしろいです。
好きです。
童話は子供だけのものじゃないんです。
特に「赤頭巾ちゃん」! !
この「狼」とゆーのは比喩で、実は人間なんじゃないでしょか。
ラストはグリムとまるで違いますね。

そして、何がいいって、話のラストに必ず載っている「教訓」と「もう一つの教訓」。
とりわけ「もう一つの教訓」がイイです。

河出文庫の澁澤龍彦訳で読んだんですが、片山健の挿し絵が、すんごいイイですね。このエロティック童話に実にマッチしてます。
表紙にもなっている、アイパッチをつけた猫の絵なんて、ほんと好きですね~。長靴もちょっとSMチックなよーな。

「驢馬の皮」という話は、「サンドリヨンあるいは小さなガラスの上靴」(シンデレラ) に大変似た所があると思いますが、次の話は、シンデレラで聞いた事のある話です。シンデレラでは確か、かかとや指を切ったりしてたと思うんですが。(おそろしいよ~)
こっちは指輪を合わせようとするんです。

ある女は指の一部を小さく切り落しました。別の女は指を締めつけて、小さくなったと思いこみました。さらに別の女は一種の水薬を塗って、肉を落して指を細くしようとしました。

「眠れる森の美女」は、眠りから醒めた所で終わりだと思っていたんですが、あんな後日談があったとは !

「初版あとがき」に、こんなおもしろい記述があります。

 この「赤頭巾ちゃん」や「眠れる森の美女」の物語が、精神分析学的解釈のための絶好の資料を提供しているということも、ついでに述べておこう。アメリカの心理学者エーリッヒ・フロムの解釈では、赤頭巾というのは血の色で、メンスの象徴なのである。つまり、赤頭巾ちゃんの物語は、思春期の少女の性の危険に対する、警告の書なのだそうである。また、眠れる森の美女が紡錘竿で手を傷つけられるというのは、フランスの女流精神分析学者マリー・ボナパルトの意見では、クリトリス・オナニーの罪の象徴であって、この物語は、少女がクリトリス段階から膣段階へ移るまでの、潜伏期間 (それが眠りである) をあらわしているという。


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(1988/12)
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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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