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寺山修司 さかさま世界史『英雄伝』その4 2005.7.23

ニーチェに対して、

 だが、「超人を目ざすもの」が、たかが四十四歳で精神病に罹り、五十六歳で死ぬとは、なんと悲しい冗談だろう。トレーニングをおこたり、ひたすら書物の谷間で木洩れ陽をあびながら、瞑想と惰眠にばかりふけっていたと思われても、仕方ないではないか。

とは、ひどすぎませんか?
ニーチェの狂気は、梅毒のせいだとする説もあるじゃないっすか。
例えそうじゃなくったって、セロトニンの不足など、物理的理由で精神病にだってなるんですから。(ドイツは陽がさす事が少ない為、セロトニン不足で鬱病が多いって聞いた事もあります。) 気持ちの問題だけにはできないでしょう。

リルケに対しては、

 リルケがなぜ母親を殺さなかったのか、ということを推理してみることは、興味深いことである。リルケがなぜ母親を捨てなかったのか、なぜ冷たい仕打ちを与えたり、養老院に売りとばしてしまわなかったのか?

って、あーた、フツーの暖かい心の持ち主なら、寺山さんのように、そう簡単に親を捨てたりはしないんですよ。(しかも母1人子1人ですぜ)

<解説> で、小中陽太郎が、
<<それは少年時代から孤独でだれにも愛されなかったエジソンが生涯かかってくりかえしつづけた人間関係の拡張といったことだったように思われる>>
 こう書くとき、寺山は、ほとんど自分のことを語っている。


と書いてますが、なんだか、これらの人格批判の中に、寺山修司その人のゆがんだ物が垣間見えちゃった感じでした。
しかし、そういうものを踏まえた上で、寺山の孤独とさびしさを感じつつ、こちらも寛大に理解しつつ読むというのが、案外正しいのかもしれません。
って事は、これ読む前に寺山ファンになってなきゃって事になるのですが・・・。

勿論多才な人との印象は変わらないし、文章もうまいし、源氏物語の現代バージョンとか、なかなか笑えた所もあるのです。
あと、表紙の女性の着物が素敵♪

・・・と、ぼろくそに書いてきましたが(^^;)、他のさかさまシリーズも読みた~い。(笑)
教えてくれたとこみんさんに感謝です。

関係ないけど、武勇伝 (お笑いの) は結構好きです。(笑) ♪ぶゆうでんぶゆうでん ぶゆうでんでんででんでん♪


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(2005/03)
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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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