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雨月物語/春雨物語/浮世床/春色梅暦 其の二 2005.8.5

目的が『雨月物語』だったので、他のは読まなくてもいっかなーと思いつつ、ちょっと読んでみたら、実におもしろくて、全部読んじゃいました。
『浮世床』は、コレ、落語とかの世界じゃないっすか。
・・・と思ったら、解説につぎのようにありました。

三馬の滑稽本は当時上昇期にあった落語、小咄を源泉とし、それと密着しながら成長し、『浮世床』では風俗批評のおもむきを呈するに至ったといえる。

この本には出てなかったですが、『浮世床』の前作の『浮世風呂』は、三笑亭可楽の落語から発想されたそうです。
「しょっちゅう、鯛ばかり食ってると、たまには、また、さんまの干物が食いたくなる勘定なんだろうナ。」なんて、最近でもよく使われる浮気の言い訳だし、「三十越して、道楽の味をおぼえたものはしまつにいけねえ。」なんてのも、現代の会話でもありますよね。

『春色梅暦』を書いた春水は、式亭三馬の弟子だそうです。
師の三馬から、読本や滑稽本を書く才能のないことを言い渡されたりしたらしいのですが、私はむしろ、こっちの方がすんごい楽しく読めました。
『春色梅児誉美』ともいうみたいです。
粋で色っぽい話なんですよん、コレが。三角関係だか四角関係だか、平行四辺形関係だか、多角関係だか…
浮気男どもがなかなかおもろいっすね~。
そして、かわいいエロが(・∀・)イイ!こんな感じ。

「アレ、お聞きなさいヨ。唄にさえあのように唄うものを、殊にお兄イさんは、米八さんがあるから、わちきのことは、どうしても思い出してはおくれじゃないヨ」
「ナニナニ、思い出すのは、忘れるという不実があるからだ。おいらは思いつづけだから、別に思い出すということはねえ」
「オヤオヤウソだヨ。お兄イさんが忘れる暇がないのは、米八さんのことさ」
 と、言いながら丹次郎の脇の下をこそごる。
「アレサ、何をする。くすぐったいわな。よしなヨ。ドレ、そんなら、お前のも、くすぐるヨ」
 と、横抱きにしたお長の袖から手を入れて、乳のあたりをこそぐると、お長か、
「アレ、くすぐったい」
 と、言いながら、顔を赤くして、丹次郎の顔をジッと見つめる。


連続活劇みたいな書き方で、実に楽しめました。ラストがこれまた、NHKのドラマのように、すべて片付きまる~く納まる所が、楽しいです。こーゆーのはね。


雨月物語・春雨物語・浮世床・春色梅暦 (1976年) (日本古典文庫〈20〉)

 

 

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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