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江戸川乱歩『孤島の鬼』石井輝男はこう料理したか! 2004.10.2

9月4日に新文芸坐で観た『恐怖奇形人間』の原作は、『パノラマ島奇談』と『孤島の鬼』他とゆー事で、読んでみましたですよ。
にゃるほどなー、この2小説中心に、こうミックスしてたのかあ!と、そーゆー意味でも読んでいておもしろかったし、乱歩の長編ではピカイチにイイじゃないっすか!
実にノスタルジックで奇抜で妖しく美しく、そのあたり、映画でもなかなか雰囲気出てましたね。笑いとノスタルジーの映画って感じでしょうか。
映画の場合、原作にはない(他の小説ではあるかもしんないけど)昔なんだかぼんやりと記憶のある島とか子守唄とか、その辺にノスタルジックな雰囲気を出してたよーな感じが。
創元推理文庫の中井英夫さんの解説で、

<<『孤島の鬼』が探偵小説として殊に興味深いのは、二つの不可解な殺人事件が全体の三分の一ぐらいで始まり、すぐ解決されて終わる点にある。つまり後の三分の二は、より以上のどす黒い、胸の悪くなるような、”人外境”の物語なのだ。しかしそれだけに、それがどんなに輝かしい悪の魅力に充ちていることか。
--中略--
現代ミステリーのあらかたは、この前半の三分の一だけに始終しているようで残念な気がする。>>

と書いてますが、自分自身、ミステリとゆー分野は、頭つかってめんどうなんで(笑)得意な分野ではなく、なるべく避けて通ってきたと言うのに、何故乱歩を読み続けているかとゆーと、まさにこの小説の後半三分の二の魅力なんですね。
そして、『孤島の鬼』は、この魅力が強烈な上に、乱歩の長編にありがちな無理な部分もそれほどないとゆーか、気にならないとゆーか。
ただ、最後の深山木幸吉と初代の母との話は、ちと出来すぎ。







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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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