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チボー家の人々『美しい季節』 2005.9.25

*多少のネタバレあり*

それぞれの恋愛の形が見事におもしろいです。
小児科医のアントワーヌが、突如として、少女を助けるべく外科手術をやる所があります。ラシェルとの出会いの場面です。
「医者」という仕事に、これ程適格な人はいるだろうか、と思えるアントワーヌ。次の文なんて、おもしろいじゃないですか。

彼は、医者らしい無感覚さを持っていた。医者にあっては、他人の苦しみが、自分にとっての経験なり、利益なり、職業的な興味なりを意味しているのだ。そして彼らは、他人の苦痛や死などによって、自らを豊富にするというわけなのだ。

そして、アントワーヌとラシェルとの恋。
私は、どーもこのおしゃべりな淫乱女が好きになれなかったのですが・・・後の方になるにつれて、この2人の恋の場面が、実に美しく蘇ってくるんですよ。
夢の世界のような不思議な恋です。ラシェルのおしゃべりが、どこか音楽的な感じがします。

そして、ジャックとジェンニーとの恋。これが実にほほえましい事この上ないです。
まさに共感できる似た者同士の恋。
デリケートで緊張しやすい2人だから、好きあっていながら、いつもぎくしゃくしてしまう。そして、驚くほど頑です。度を越してると言ってもいいかも・・・
だから、その辛さ、苦しさもひとしおなんですね。もう、あなたたちったら・・・

でも、思えば、自分もこんな出会いに憧れてたんだよなー。
自分と同じ性質、同じ感覚を持ち、だからこそわかりあえる者同士の結びつき。( 実際は、まるで違う者同士がピッタシ合ったりするものなんですが…)
よくぞ、こんな身近な所で出会った運命のこの2人 !
ジャック&ジェンニーのカップルは、ブロンテ姉妹の小説を彷佛させられました。
『ジェーン・エア』のような、知的な会話&あのルックス(^^;) な2人でもあり、『嵐が丘』のような、同じ魂を持つ2人でもあると。

そしてダニエルは、これがもう、彼の軽蔑する父親クリソツなんですよね。
私は、こーゆープレイボーイ的軽い恋しかできないのって、ほんとムナシイとしか思えないのです。そして、こーゆー人は、年くってもずっとそうなんですよね。利己的遺伝子のなせる技なんでしょうかね。( 竹内久美子についても、何度か書いてます~ )
その父親ジェロームについては、次回メインで話題に出しますよん。

チボー家の人々

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ジャンル : 小説・文学

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Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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映画の部屋も( `・∀・´)ノヨロシク

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