スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カフカ『アメリカ』 2005.11.12

読了したのが10月11日なのです。んで、今こうやって書いているのが11月6日。う~~。書けにゃい・・・。メモぐらいとっておくべきであった・・・_| ̄|○
貼った付箋に頼って、なんとかUPしてみます。
カフカにしては、普通にわかりやすく読めた気もするし、でもやはり理不尽でメルヘン (と言ってもカフカ的な) な感じもあったりしたと思います。
主人公にカール・ロスマンと言う名前がちゃんとある所からして、カフカ作品の中では異色とゆー気が。
そして、この主人公が実に性格がイイんだけど、もうとことんひどい目に会うんですよねえ。理不尽極まりない。あまりにもお子ちゃまな周りの人達にイライラさせられちゃうのも、カフカ的です。
『城』の感想で書いたような幼稚性です。

「アメリカ」について、なかなかうまく言い表しているのではないかと思った箇所を。

この土地では他人の同情心なんかをあてにしてはいけないのだ。カールはアメリカのことを本で読んでいたが、この点ではまったく正しかったわけだ。ここではただ幸福な人々だけが周囲の無関心な顔にはさまれながら、めいめいの幸福をほんとうに享楽しているように見えた。

実にカフカ的で笑えた会話を。普通はこんなに正直にそうは言わないっすよね。(笑)

「おじゃまでしょうか?」
そうカールはきいてみた。
「ええ、たしかにね……」


私、今度「父への手紙」を読んでみたいと思っているのですが、カフカと父親との関係は興味深いです。
解説の「カフカの生涯」の所を引用します。ちと『チボー家の人々』のオスカール親父を連想しました。

若いカフカは生活力のたくましい、自信に満ちあふれて独裁的な家長を尊敬し、ひそかに愛着さえもいだきながら、同時に反発と、恐怖を感じて、その精神的束縛から脱出しようともがきつづけながらも、ついに父親の支配圏からのつながりを断ち切れなかった経過には、そのままフロイトの精神分析学の、かっこうな例証になりそうな、微妙な重点がある。このような愛情の、根づよいコンプレックス心理 (つよい感情をおびて、もつれ合い、精神的なしこりの原因となる、観念の複合体) こそ、カフカの文学の秘密に照明をあてる、ひとつの重要な手がかりになるだろう。

角川文庫 中井正文訳で読みました。

アメリカ (角川文庫)アメリカ (角川文庫)
(1972/01)
フランツ カフカ、フランツ・カフカ 他

商品詳細を見る


クリックよろぴくー。
人気ブログランキングへ

スポンサーサイト

テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

来訪者数:

現在の閲覧者数:

検索フォーム
プロフィール

吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

メインブログ黄櫻御殿
映画の部屋も( `・∀・´)ノヨロシク

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

アフィリエイト・SEO対策


国内格安航空券サイトe航空券.com


FC2ブログランキング


[PR]アクセスカウンター
[PR]東京 税理士

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。