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加賀乙彦『宣告』その6 2005.12.7

◆死刑制度◆

死刑制度に関しては、答えが出せないでいると以前書きましたが、(こちらです) 死刑制度について考えさせられる文の引用を2つほど。

 砂田が死ねば事件は均衡を保って終る。世間は一件落着として安堵するのだが、この均衡が心情の中でのみ保たれていることに気がつかない。砂田は十数人を殺したという。ならば真の均衡を保つためには十数人の砂田を殺さねばならぬ。おのれ一人しか罰せられぬことで、砂田はいつも得をしている。より多く殺した人間ほど得が大きい刑罰、それが死刑だ。死刑は殺人者を増やす。死刑があるために殺人はいくらでも増えていく。

この問題における最大の矛盾は、刑法上はっきり異常者は無罪または刑の減軽が定められているのに、精神医学者が異常と診断したものを裁判官が勝手に有責としていることにある。予は精神医学の専門家ではないが、精神医学において異常者というのは個人の判断能力に狂いを生じた場合であるから、厳正に言えば完全な判断能力のない人間ということであり、したがって犯罪への責任能力もない人間ということになる筈と予は思うのだが如何であろうか。

  

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60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
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