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モーパッサン『女の一生』その2 2006.1.13

とにかく受け身で何もせず、自分の不幸を嘆いているばかりじゃあ、幸せなんてつかめる訳がないと思うのです。
誰にでも襲ってくる不幸にどう対処するかが大事なのだと思いますが、この人は何も打破しようともせずに、自分の不幸をただ嘆きながら一生を終えてしまうとゆー感じです。
元々は良い両親に恵まれ、愛されて育てられ、なかなか幸せな境遇だったのです。そして、幸運がやってきても活かせないのです。ラストはなにげに希望が持てそうでもありますが、ああ、どうせ同じ過ちを繰り返すんだな、と思わせられます。
小間使いのロザリが、憤った読者の気持ちを代弁してくれているようです。

 ジャンヌは口癖のように繰返していた。
「わたしはこの世では運がなかったんだよ」
するとロザリが大声にどなった。
「では、パンのために働かなくちゃならないとなったら、なんとおっしゃるでしょう? 日雇い仕事に行くために、毎朝六時に起きなくちゃならないとなったらね ! ところで、そうしなくちゃならない人間は世の中にたくさんいるんですよ。そして、年をとると、慰めのない暮しのまま死んでいくんですよ」


お金を使い果してどうしようもなくなり、お屋敷を売るハメになるのですが、その引っ越しのシーンはなかなか良かったです。
普段気付かずにいる空気のように身近なものが、すごく大切なものだと気付くのです。

こうは生きたくない、反面教師的「女の一生」でした。




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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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