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マルキ・ド・サド『悪徳の栄え』(再読) その1 2006.1.14

*R指定でお願いします

20年ぶりぐらいに再読したんで、だいぶ忘れてましたが…いやはや、ここまで物凄いと笑うしかないっつー小説。
これはサド裁判で、翻訳の澁澤龍彦氏が有罪になった、あの小説です。
サド裁判についてはこちらこちらなどを。( 勝手に拝借、すみましぇん )
本も出てます。
サド裁判(上)
サド裁判(下)

そんなわけで、検察官が猥褻であるとして指摘した十四か所の、「露骨にして具体的なる性交性戯に関する記述」がカットされ、さらに私が読んだのは、ほぼ三分の一ほどの量に圧縮した抄訳です。今は完訳も出ています。

その澁澤が、抜群の翻訳センスを発揮している小説です。
(澁澤龍彦に関してはこちらも是非。)
江戸時代から既に使われているようなエロ用語を連発する、この粋なセンスには脱帽です。
そして、上品かつ綺麗な言葉遣いですごい事しゃべってるのが、おもしろすぎな小説です。
使われているエロ用語の例。

千鳥 お若気 (にゃけ)  表門 裏門 玉門 菊座 栽尾 首尾 気をやる 埒をあける 

以下の会話なんて「ねえねえ、前と後ろ、どっちが好き?」なんてゆーよりも、実に洒落てるじゃああーりませんか。(ま、別の意味にとられそうではありますが…)

「女に許された二つの快楽のうち、あなたは表門と裏門とどちらを余計好みますか?」
「ときによるとあたしは、表門に何する殿方を不首尾に終わらせることがありますけれど、裏門をつくお方には、絶対にそうはさせません」


「鑢 (やすり) をかける」なんて表現もおもろいです。p471より引用。

こうして二人を相手に二時間近くも鑢をかけたのに、絶頂まではゆかなかった。彼がテルゴヴィッチをものしている最中、おれは栽尾していたが、この男ほど感覚が鈍くなってはいないので、ついに埒をあけてしまった。ポーランド人は完頂することなく鑓先を抜くと、

ってな感じなんですよん。

実に楽しく読んでしまいました。
付箋いっぱい貼ったので、またまた引用地獄へ御招待。まさに地獄のような小説なのですが (^^;)、これもまた長くなりそうです。

  

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ジャンル : 小説・文学

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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