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生田耕作『黒い文学館』その2 2006.1.30

『ラディカルの実態』の所は、もう3ページぐらい引用したいくらいなのですが…(^^;)
いやはや、実におもしろいです。なんとか抜粋して引用を試みてみます。

 ---今回の事件における生田先生の姿勢に対し、「猥褻なぜ悪い」と主張する人々の間から厳しい批判が起こっていますが、それに対する反論をお聞かせ下さい。

 彼らは言葉ではいろいろ勇ましいことを言いますが、そのじつ自らを自主規制してるんじゃないですか。その最たるものが、大島渚と、三一書房の社長の竹村一氏です。竹村、大島、斎藤のトリオは、上面ばかりラディカルであっても、実体はまったく裏腹ですよ。
 映画評論家の斎藤さんは日活ロマンポルノ裁判で、華々しい支援活動をやっていますが、ロマンポルノ自体、企業の中で金儲けのために動いているだけですよ。なぜ日活がポルノをやり始めたかといえば、映画離れしていく観客を引き戻し、つぶれかかった日活を再建するために、上層部が裸を出して客を集めろ、と天下り式に命じただけで、これは敢然に企業の論理なんです。金儲けですよ。---中略---
 三一書房の出した『愛のコリーダ』という本が、全くそれと同じです。即発禁になっては困るが、しばらくの間は店頭に出て、ある程度稼いだ段階で発禁になるのはかまわないという発想です。---中略---
 それからこれは余談ですが、斎藤さんがぼくに対する批判文の中で引用している「四畳半襖の下張」事件での五木寛之の発言、あれは一体なんですか。頭の悪さの見本ですよ。何べん読んでもぼくにはさっぱり意味がつかめない。それをありがたがって長々と引用している斎藤さんの頭脳を疑います。---中略---
 では、斎藤さんは表現の自由というような問題についてこれまでどれほどのことをしてきたか。ぼくは今とは比較にならないくらい、官憲の取締りの厳しかったずいぶん以前から、自分の作品の削除は絶対許さず発禁すれすれの状態を何度もくぐり抜けて、こんにちまでやってきたんですよ。これだけは掛け値なしではっきり言えます。---後略---


発禁すれすれ、生田耕作訳を好んで読んできた自分としては、とてもわかりますよ~。説得力あります。
是非生田名訳を手にとってみてくださいませ。あ、でも18才以上ぐらいか…?
眼球譚
マダム・エドワルダ

これの前の『芸術なぜ悪い』の項で、p.90にバイロスの絵が出ていますが、これが実に美しくて惹かれてしまいました。画集ほすぃ~



バイロス画集〈〔第1集〕〉 (1979年)
バイロス画集〈第2集〉 (1980年)

エロティック・アート・ギャラリー(6)
世紀末最高の画家フランツ・バイロスの耽美の世界。


黒い文学館 (中公文庫)黒い文学館 (中公文庫)
(2002/01)
生田 耕作

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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