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生田耕作『黒い文学館』その4 2006.2.1

生田耕作がとりあげているのですから、そりゃあもう興味深い人ばかりです。
引用がんがんいっちゃいます。茶文字の所、全部引用なので。

◆サド◆

 サドが最初官憲といざこざを惹き起こしたのは、作家としてではなく、生活人としてであったこと、これこそは彼の文学の性格を把握する上で見逃してはならない重要な鍵の一つである。悔い改めることを知らぬこの <はみ出し者> を、法律と強権の名のもとに罰しつづけ、そうすることによって彼を作家となるべく余儀なくさせ、良俗にとって最も有害な著作を次々と産み出させたのは、まさしく社会そのものに他ならなかったともいえるのである。

サドについてはこちらを是非。(*R指定あり(笑))

◆セリーヌ◆

セリーヌは革命家ではない、また革命家たらんとする気持もない。彼は社会を改造しようとは心掛けない、そんなものは彼の目にはまったくの幻想である。彼はただ自分をおびやかし迫害する一切のものにまつわる権威を剥ぎ取りたいと願うだけだ。人生を前にして覚える恐怖の自覚を軽減するために、この貧民窟の医師は新しい文体的手法に頼らねばならなかった。そこで彼は革命家として現われた……。セリーヌの力強さは、一切の綱領をかなぐり捨て、一切の慣例を踏みにじり、さらに人生の衣を剥ぎ取るだけではあきたらず、その生皮までも剥ぎ取るところにある……自分自身にたいしても情容赦なく、鏡に映じる己れの姿に嫌悪をおぼえ、鏡をたたき割って己れの手を引き裂くモラリストとでもたとえようか>。(トロツキー「小説家と政治家」)

『夜の果ての旅』の感想UPしてます。

◆シャガール◆

解釈を試みるとき、<知> の言葉で語るとき、われわれはその分だけシャガールの絵と心から遠ざかるのではあるまいか? 「黄色の道化師」は、一九五九年の制作というから、シャガールは七十二歳である。だが老人ではない、少年である。大人が子供のためにこしらえ上げた、今流行のわけ知り顔な童画・童話のたぐいではない。童心が描いた童心画である。童心画を語るには童心の言葉をもってしなければならない。

次回につづきます。

黒い文学館 (中公文庫)黒い文学館 (中公文庫)
(2002/01)
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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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