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マルキ・ド・サド『悲惨物語』その2 2006.2.9

何度か書いてますが、すんごい詭弁の中に鋭く光るサド哲学。
「幸福」っつーものは、にゃるほどこーゆーものだよなあ…と、ちと (半分ね) 納得な箇所を引用。長いっす。

 「なるほど、しかしですな、ふかい研究と熟慮反省の結果、何ものにも悪のひそむ余地を認めず、すべての人間の行動を自若とした無関心をもってながめるに至ったひとが、人間の行動はすべて、よかれあしかれ、つねに圧倒的なある力の必然的な結果であって、われわれが善と見なすものも悪と見なすものも、要するにその力がわれわれ人間の心にこもごも吹き込むもので、それを乱したり狂わせたりすることはけっしてできないのだと、さように料簡していたとするならば----よろしいですか、もしさような料簡のひとがいたならばです----その人物は、あなたも認められるように、たとえ私と同じように行動していたとしても、あなたがあなたの送っておられる人生で幸福を感じるのと同じように、やはり幸福であり得るだろうと申さざるを得ません。なぜかというに幸福とはひとつの理想であって、想像力の産物だからです。それは感動の一形式であって、人間の見方感じ方にのみ関係するものです。必要の満足ということを別にすれば、すべての人間をひとしく幸福にするものなどはひとつもありません。他人にはこの上なく不快なものが、あるひとを幸福にするという例は、われわれが毎日のように見聞しているところです。これを要するに、確固たる幸福などというものはどこにもなく、われわれにとっての幸福は、ただわれわれの器官や道徳原理にもとづいて、われわれがわれわれ自身のうちに形成するもの以外にはあり得ないというのです」

長いよっ ! (←スケバン恐子の客のツッコミ風に)
幸福なんてものはどこにもないって意見に賛成ではないけど、同じ境遇でも人によって幸福だったり不幸だったりしますからね。
幸福とゆーものは、逆境に陥ってみてはじめてわかるものでもあるかもしれないと思います。病気になって初めてわかる健康の有り難み、みたいな。毎日すんごいいっぱい幸せは転がってるのに、気付かないんですよね。


悲惨物語

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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