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マルキ・ド・サド『閨房哲学』その1 2006.2.15

サドの悪の哲学は、全くもってくどくてかったりい部分なのですが、この本のタイトルが『閨房哲学』ときちゃあ、こりゃ、そのくどくどしい詭弁オンパレードなのではあるまいか、と少し警戒しつつ読んでみたら、意外に楽しく読んじゃいました。
対話形式で書かれていて、サン・タンジュ夫人やドルマンセが、ウージェニイを立派な悪女へと教育するとゆー話です。
訳者の澁澤龍彦が「あとがき」で書いている通りの小説です。以下引用。

 さて、この『閨房哲学』は、サドの他の著作たとえば『新ジュスチイヌ』や『ジュリエット』のように、一種の恐怖にまで高まる強烈なエロティシズムの効果を全篇にわたって発揮しているものとは言いがたいが、その形式が対話体であるだけに、サドの反社会性の哲学が却って最も攻撃的、論戦的な形で露呈されている稀有な著作と言うことができる。つまり、空想的な残酷の場面が少ない代りに、抽象的な思想のエキスを読者はたっぷり吸収することができるというわけである。

しかしやはり『悪徳の栄え』のように実践の部分が多くあった方が断然楽しいに違いない訳でして、実に残念な事には、同じく澁澤氏の「あとがき」によれば、

 もっとも、この『閨房哲学』全七章のうちに、残酷淫靡な場面やエロティックな会話が必らずしもないというわけではない。それどころか、ドルマンセの講議の隙には、例によって登場人物入り乱れての淫行が何度となく展開されるのであるが、本訳文では、そういう部分は、残念ながら割愛せざるを得なかった。

・・・という事だそうです。
って訳で、次回につづきます。3回シリーズになっちゃいました~。

閨房哲学

それにしてもプーさんの次がサドって私はいったい・・・・・・プーさん、ごめんよ~。




閨房哲学 (河出文庫―マルキ・ド・サド選集)

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
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