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アポリネール詩集 2006.3.7

図書館でたまたま見かけて借りてきました。
だんぜん良かったのが『動物詩集 または「オルフェさまのお共の衆」』。
小さいきらわれものの虫にまでも思いをよせる所は、シュヴァンクマイエルのアートや、ガレやラリック等も連想しました。以下引用。

  虫類
    オルフェの言葉
 
 千の足を持ち 百の眼を持つ
 この忌わしい一群を
 もう一度よっくごらんよ
 そいつらは 世界の七不思議より
 ロズモンドの宮殿より
 より美しい担輪類であり
 壁蝨であり 昆虫であり 黴菌だ


  蚤
 
 蚤も 友人も 恋人も
 どれも 僕らを愛するものは残酷だ !
 僕ら血はすべて彼らに吸われる
 ああ 愛せられるのは禍いだ


  蛸

 天へ向って墨汁を吐きながら
 愛するものの生血をすすり
 そうしてデリシャスに感じている
 この不人情な怪物は僕だ


  海月

 君ら海月よ 紫色の毛の生えた
 世にも不幸な頭よ
 君らは好んで暴風雨の海に住むが
 僕も君らのように暴風雨が好きだ


蛸 (たこ)、海月 (くらげ) なんてカッコイイではあーませんか。

そしてやはり『アルコール』。
あの「ミラボー橋」や「ローレライ」、そしてこれは『カリグラム』に入っている、辻芸人の事をうたった「雲の幽霊」等は、実に実に美しい傑作です。
『秘めごと歌』はドキッとするほどエロいです。
「あんたの肉体の九つの戸口」なんて、タイトルだけでもエロいじゃないっすか。両目、両耳、鼻腔、口、とだんだん戸口がさがってくるにつれ、ドキドキして読んじゃうですよ。
情熱的で結構露骨かつ素直とゆー感じ。ちと苦手っぽい面もあったりするのですが…(^^;)、その辺は、この後に読んだ『一万一千の鞭』の感想で書きたいと思います。

最後に、これええなあ、と思った詩を引用して終わります。

  ホテル

 僕の部屋は鳥籠形
 窓から太陽の腕がにょきっ
 蜃気楼見たさにタバコ吸う僕だが
 日光の火で一本つける
 仕事はいやだがタバコは吸いたい


新潮文庫、堀口大學訳で読みました。
ジュネの訳では散々な堀口大學ですが、詩人でもある堀口氏、詩の訳はいいですね。

 

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Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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