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ラシーヌ『アンドロマック』その4 2006.4.4

エルミオーヌその2です。(笑)
母親のヘレンは、彼女が元になってトロイア戦争が起こったというのは、有名な話ですが、なんつーか…そんな母親を持ってしまった事に関しては、同情もしない事もないんですけど…以下、妬み深さが表れているセリフ。

何ということ? 母上ならば、一言も頼まれずと、ご自分のために、
ギリシャ全土に武器をとらせることがおできになった。
母上のお目が争いの種となって、十年の戦さのうちに、
見も知らぬ王国の三人までも、命を落とす羽目になったではないか。
ところがこのわたしときたら、一人のつれない男の死を求めているだけ、
わたしの辱しめを晴らしてくれと頼む相手は、言い寄る一人の男だけだ。
この頼みを聞いてくれれば、何の危険も冒さずに、この心が得られるというのに。
こちらから進んで身を任せても、それでも復讐は遂げられぬのか?
ならば、もうよい。わたしの復讐は、わたし自身で決着をつける。
断末魔の叫び声が、神殿のうちに響き渡ればよい。
二人の忌わしい婚礼の大詰めを狂わせてやる、
できることなら、二人が結ばれるのは、ただの一時だけにしてやりたい。
このような混乱の極み、誰彼の容赦はない。
誰も彼も、あのオレストさえも、すべてがわたしにはピリュスなのだ。
わたしも死ぬ。だがせめて、わたしの死が、わたしの恨みを晴らすように。
一人きりでは死にはせぬ、必ず誰かを道連れにしてやる。


ひゃー。恐いっすねえ。ぜってーかかわりたくないって感じ。
こんな女に惚れる方も惚れる方、っつー気もしますけどね。

フェードル アンドロマック
恋の女神ヴェニュスの呪いを受け、義理の息子イポリットに禁断の恋を抱くアテネの女王が、自らの恋を悪と知りながら破滅してゆく「フェードル」。トロイア戦争の後日譚で、片思いの連鎖が情念の地獄を生む「アンドロマック」。恋の情念を抗いがたい宿命の力として描くラシーヌの悲劇が、名訳を得てここに甦る。

フェードル アンドロマック (岩波文庫)フェードル アンドロマック (岩波文庫)
(1993/02/25)
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Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

メインブログ黄櫻御殿
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