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ラシーヌ『フェードル』 2006.4.6

*ネタバレあり

これがまた、実に勝手な主人公なのです。
夫が別の女に生ませた息子に、この人ったら恋してしまふ訳なのですが、まあ、それは、恋してしまったのだからしかたないとは思うのですが、自分の心だけに秘めておけばいいじゃないっすか。不倫でもある訳だし。
ところが、告っちゃうのだから驚きです。
その義理の息子のイポリットは、これまた禁じられた恋ではありますが、別の女アリシーと相思相愛なんです。それがわかったら、ひっそりと身をひけばまだ良かったものを・・・。
まあ、そう仕向けたのは乳母だとしても、自分の主人が自殺すると言えば、何とかふせごうとするのは当然の話だし、その結果を、全てこの乳母のせいにするって、ひどすぎませんかー?

そして、フェードルの夫のテゼーが、これが「リア王」的な愚かな男なのです。
何故息子の事を信じてやれなかったのか?
何故双方から話を聞いて、公平に判断できなかったのでしょうか?

とにかくイポリットがかわいそすぎな話でした。
ココで、オレストのセリフはイポリットにこそふさわしい、と書きましたが。
勝手に義理の母親から愛されちゃったばかりに、こんな事になるなんて、あんまりですよね・・・。

ギリシャ神話っつーのは、結構理不尽で不公平な話が多いんですけどね。
神様も人間も、この人たちはなんて勝手なんでしょ、と思います。
神様のあまりの勝手さがおもしろかったりもするんですけどね。

フェードル アンドロマック
恋の女神ヴェニュスの呪いを受け、義理の息子イポリットに禁断の恋を抱くアテネの女王が、自らの恋を悪と知りながら破滅してゆく「フェードル」。トロイア戦争の後日譚で、片思いの連鎖が情念の地獄を生む「アンドロマック」。恋の情念を抗いがたい宿命の力として描くラシーヌの悲劇が、名訳を得てここに甦る。


フェードル アンドロマック (岩波文庫)フェードル アンドロマック (岩波文庫)
(1993/02/25)
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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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