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バタイユ『眼球譚』(再読) 2006.4.23

*ネタバレあり

これまた10代の終わり頃に読んで、とんでもなく衝撃受けた本です。
近代エロスの一番の傑作だと思うのですが、多感な10代に読んだと言う事で、今読んでも同じ感想を持てるのか? と思い、これも是非とも再読したいと思っていたんです。(今までもぱらぱらとは読んでましたが…)
古典エロのサドを読んで、その影響の凄さにビックリしつつ、マンディアルグ等を読んでみて、どーも消化不良的な感が残ったのですが、やはりバタイユは凄かった !
今読み返してみても、これは確かに近代エロスの最大傑作だと声を大にして言えると思いました。
ちなみに、最初に読んだのは、絶版のハードカバーを人から借りたのですが、その後に古本屋で見つけて文庫本を購入。
バタイユ作品集 マダム・エドワルダ』 (他、「死者」「眼球譚」「エロティシズムに関する逆説」「エロティシズムと死の魅惑 」) 生田耕作訳です。
コレがそうみたいっす。ページ数が私の持ってるやつの方が少ないので、再販あとがきか何かが付け加えられているのか?

ちなみに『愛のコリーダ』のコリダとは闘牛の事で、バタイユの思想からとっています。

あんなに昔に読んだのに、一場面一場面、かなりハッキリクッキリと覚えていました。
マルセルのおしっこ、牛のキ●タ●、懺悔室でのオ●ニー、神父殺し、等など。

「玉子」と言うと、ダリを思い浮かべたり、誕生、目玉、いろいろイメージするのですが、バタイユの場合、梅毒病みで盲目で身体附随の父親が、この作品が生まれる大きい役割を担っています。
以下引用。

人並みに彼は便所へ排尿しに行けなかった。安楽椅子にかけたまま小便をし、そのための容器を置いていた。私の眼前で彼は小便をするのだった、毛布のかげでだが、眼が見えないためにうまくそれを按配できなかった。いちばん気になるのは彼の眼つきだった。なにも見えぬ、闇に沈んだ、彼の瞳は、上眼瞼の下に隠れてしまうのだった。そのしぐさはふつう放尿の際に起こった。父は鷹の嘴のようにとんがった、痩せぎすの顔のなかにおさまった、たいそう大きく見開いた眼をしていた。小便をする際には、たいてい、その眼はほとんど白眼に変わり、同時にそれは物狂おしい表情を浮かべるのだった。己れ以外には見えぬ世界のほかに対象を持たず、そしてその眺めは彼から虚ろな哄笑を呼びさますのだった。ところで、私が「玉子」のイメージに結びつけたのは、この白い「眼玉」のイメージである。物語のなかで、「眼玉」や「玉子」について語るとき、自然に尿が思い浮かぶのだ。

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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