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『阿部定事件』~愛と性の果てに~その4 2006.6.12

◆殺意はなかった?◆
阿部定の判決は、ぬわんと、懲役6年。模範囚だった為に、さらに短くなり4年4ヵ月で出てきたのです。
そんなに短かったんだ~と私なんぞはびっくらこいちゃったのですが・・・この本の著者の伊佐千尋や、担当弁護士等のあまりの定贔屓に、さらにびっくり仰天です。
まずは、予審調書からの2つの引用を読んで頂きたいのですが・・・

<その1>
 ----どうして吉蔵を殺す気になったか?
 私はあの人が好きでたまらず、自分で独占したいと思い詰めた末、あの人は私と夫婦でないから、生きておれば外の女に触れることになるでしょう。殺してしまえば、外の女が指一本触れなくなりますから、殺してしまったのです。


<その2>
「お加代、お前、俺が寝たら、また締めるのだろうな」
 と言い、私が「うん」とニヤリとすると、
「締めるなら、途中で手を離すなよ。後がとても苦しいから」
 と言い、そのとき、私はこの人は自分に殺されるのを望んでいるのかしらと、ふと、思いましたが、そんなはずのないことは、いろいろのことから判り切ったことですから勿論、冗談だとすぐ思い直しました。
 そのうち、石田が寝たようすですから、右手を伸ばして枕もとにあった私の桃色の腰紐を取り上げて、紐の端を左手で首の下に差し込み、二巻き巻いてから、紐の両端を握り、少し加減して締めたところ、石田がパッと目を開けて、
「お加代」
 と言いながら、少し身体を上げ、私に抱きつくようにしましたから、私は石田の胸に自分の顔をすりつけて、
「勘弁して」
 と、泣き、紐の両端を力一杯引き締めました。
「ウーン」
 石田は一度うなり、両手をブルブル震わせ、やがてグッタリしてしまったので、紐を離しました。
 私はどうにも身体が震えてなりませんから、卓子の上にあった酒の一杯入っているお銚子を取り上げ、ラッパ飲みに全部飲んでから、石田が生き返らないように、喉の正面の辺りで腰紐を堅く一度結び、残りの部分を首にグルグル巻き付けて、両端を石田の枕の下に差し込んでおきました。


これを読んで、どう思われます?
私は明らかに「殺意はあった」としか思えません。
生き返らないよう工夫までしているじゃないですか。
裁判官に言わされたとゆーのも、ここまで具体的だと、それも可能性薄いと思うのですが…。
ところがですね・・・と一気に書きたいのですが、字数がいっぱいなので次回につづきます~

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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