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カポーティ『夜の樹』その2 2006.6.22

昨日のつづきです。

「誕生日の子どもたち」で、それまでとはちょっと変わって、明るくおもしろい話になります。
ミス・ボビットは読んでてホント、楽しかったです。
風変わりで素敵なこの子のセリフの一つ一つが、真実を語っているとゆー感じ。
こんなセリフがあります。

でも、どうして私の悪口をいうか、わかる? ビリイ・ボブ。悪口って、一種のお世辞なのよ。あの人たちも心のなかでは、わたしがとても素晴しいって思っているんだから」

そして、このミス・ボビットの運命を見ると、もしかして悪魔に魂を売ったと言うことなのかな?と思いました。こんなセリフがあります。

イエスを愛するように、悪魔を愛するのよ。だって彼は力があるもの。彼のことを信じているってことがわかれば、彼はいいお返しをしてくれるわ。

「銀の壜」も良かったなあ。
「ぼくにだって言いぶんがある」は、ユーモアたっぷりで笑えます。
ラストの「感謝祭のお客」が、実に実に良いんですよ。とっても良い読み終わり感でした。ええ話や~。
カポーティーの文には、人の心理を突いてきてハッとさせられる事が度々ありますが、次の一文、誰もがこんな空想をした事があるんじゃないでしょうか。

 ひとつだけはっきりしていることがあった。わたしはその晩、あの家と町から出ていく。旅に出る。貨物列車に乗ってカリフォルニアに向かう。ハリウッドで靴磨きをして稼ぐ。フレッド・アステアやクラーク・ゲイブルの靴を磨く。あるいは----わたし自身が映画スターになるかもしれない。子役のジャッキー・クーパーの例がある。そうなったら、みんな後悔するだろう。金持になり、有名になり、あいつらから手紙や電報をもらって返事も出さない。そうしたらたぶん、みんな後悔するだろう。

子供の頃の気持ちを忘れずにいる作家でしたよね。

カポーティ『冷血』の感想はこちらから~

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Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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