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【本】風と共に去りぬ その2 2006.7.25

◆アシュレ◆

アシュレという人物は、結構イライラさせられます。
この人が、きちんとスカーレットをふっちゃえばいいものを、なにか煮えきらないじゃないっすかっっ。
メラニーという、これ以上ない素晴しい奥さんがいるのに、何考えとんの?って感じなのですが・・・、アシュレはスカーレットの事を、その魅力を、実に適格に捉えているんですね。
以下、アシュレのセリフより引用。

「--前略-- だが、どうしてぼくがきみを愛さずにいられただろう----生活にたいしてぼくが持っていないあらゆる情熱をもっているきみを ! ぼくには不可能なほど、はげしく愛し、はげしく憎むことのできるきみを ! きみは、まるで火のように、風のように、自然現象のように、本性そのままだ。--後略--」

スカーレットと結婚する最初の2人の男みたく、勘違いしてないですよね。
彼等は、結婚する為に女らしく見せる演技に、コロッと騙された訳ですから。

それに対し、スカーレットは、まるでアシュレの事がわかっていなくて、少女が芸能人に抱く憧れみたいな、幼稚な恋心を、ずーーっと持ち続けます。
こういうスカーレットにも、結構イラついたりするんです。なんでまだわからんの~?と。そこがこの小説のおもしろい所でもあると思います。以下の文が、それを適格に表しています。

彼女の恋は、自分に理解できない男性、自分にはない賛美すべき要素をことごとくそなえた男性にたいして、少女たちがいだくあの憧憬とおなじものだった。彼女にとって、彼はいまだに、うら若い少女の夢みる理想の騎士だった。

アシュレに戻りますが、南部人皆が、戦争を肯定的に見て盛り上がっている中での、このアシュレのセリフは、立派なものだと思います。

「あまり興奮することをやめ、すべからく戦争はさけたいと思います。世界の悲惨の大部分は、すべて戦争が原因です。しかも戦争がすんでしまうと、なんのために戦争をしたのか、だれにもわからなくなるのがつねなのです」

2巻では、戦争に行っているアシュレのメラニーへの手紙が出てきます。
スカーレットの変化を思う度に、このアシュレの言葉を思い出します。

 ぼくは危険をおそれるのではない。捕虜になることも負傷することも、おそれるのではない。たとえ死ぬときまっても、死がこわいのではない。ただ、ぼくがおそれるのは、この戦争が終っても、われわれは二度とふたたびむかしながらの時代にもどれないというそのことなのだ。

そして、これはまさに戦時中の日本ではないか、と思いました。同じくアシュレの手紙からです。

ぼくたちは独立戦争当時の旧式銃で、北部の新式ライフル銃と戦っているのだ。 

まさに日本の戦時。

    

 

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テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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