スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『アドルフ』その1 2006.8.18

映画『イザベル・アジャーニの惑い』の感想では、この「アドルフ」という男にイライラだったのですが、これの原作本、バンジャマン・コンスタンの『アドルフ』を読んでみたら、映画の時よりもずっとこの男に同情的になれました。
実に心理的に優れた小説で、おもしろかったです。

最初は、この男のゲームだった訳で、その前に恋愛を経験出来なかった事も、不幸の一因かと思います。以下引用。

 胸は恋を欲し、虚栄心は成功を要求していたときに、突然目の前に現れたエレノールを見て、この人ならばと思った。

エレノールを選んだアドルフは、心にもない事を手紙に書いたりと、彼女をモノにする事に手を尽くします。そんな中、自分でも「本当に愛している気」になったりするのですが、常にこんな風なのです。あくまでも、「そんな気がする」なのです。
そして、ゲームの標的にされたエレノールの方は、アドルフを心底愛してしまい、何もかも捨ててしまうと言う予想外の事が起きるのです。そして、アドルフも彼女を幸せに出来ないまま、自分自身をも台無しにしてしまいます。以下引用。

愛していて愛されないのは恐ろしい不幸である。だが、もはや愛していないときに情熱的に愛されるのは、更に大きな不幸である。

まさに、この小説はコレなのです。
アドルフの父親からの手紙は実に正しいです。

お前は青春の一番美しいときを無益に浪費しているのだ。そしてこの損失は終生取返しのつかないものだ

 



クリックよろぴくー。
人気ブログランキングへ

スポンサーサイト

テーマ : エッセイ/随筆
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

来訪者数:

現在の閲覧者数:

検索フォーム
プロフィール

吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

メインブログ黄櫻御殿
映画の部屋も( `・∀・´)ノヨロシク

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

アフィリエイト・SEO対策


国内格安航空券サイトe航空券.com


FC2ブログランキング


[PR]アクセスカウンター
[PR]東京 税理士

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。