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『戦争と平和』その4 2006.9.23

◆ナポレオン◆

ナポレオンの事をよく知っている訳ではないので、このトルストイの強烈でかなりしつこいナポレオン批判が正しいのかどうかは知りませんが、ああ、わかるなあ。いるいる ! とおもしろく読めた部分を、いくつか引用します。

どうやら、彼は自分だけが語る必要を認めていたらしく、甘やかされた人々にありがちな、おさえのきかぬいらだちを見せ、ひとりよがりの美文調に酔いながら、弁じつづけた。

ナポレオンは、自分の正しさを自分自身に証明するという、ただそのために、何が何でもしゃべりまくっていなければ不安なような、そうしたいらだちの状態にあった。

これ、すんごいわかりますねー。こういう人はしゃべればしゃべる程ド壷にハマッていくよーな。自己弁護の為にしゃべりまくって、醜態さらして、どんどん変な方向に行く人 !

次はナポレオン批判とクトゥーゾフ援護です。

 ロシアの歴史家たちにとって (なんとも奇怪で、口にするのも恐ろしいことだが ! )、ナポレオン----一度も、どこでも、追放地においてさえ、人間の価値を見せたことのなかった、この無性格な歴史の道具にすぎぬナポレオンが、讃美と渇仰の対象であり、偉人なのである。それにひきかえクトゥーゾフは、----一八一二年におけるその活動の初めから終りまで、ボロジノからヴィルナまで、その行動によっても、言葉によっても、一度として自分を裏切ることなく、自己犠牲と、現状の中に事件の未来の意義を洞察することとの、史上にまれな模範を示した人物である、そのクトゥーゾフが、彼らには何かあいまいな、みじめな人間に見えて、クトゥーゾフと一八一二年を語るとき、常にいささか恥ずかしさをおぼえるらしいのである。

 仲間の無学と、競争相手の弱さと無気力と、嘘に迫真力をあたえる能弁と、視野の狭さからくる幻惑するような満々たる自信とが、この男を軍の首脳へ押し上げる。

人間いかに見た目に騙されやすいかがよくわかる文章です。
例えば、戦わないことが、あるいは退くことが勇敢な場合もあるんです。
トルストイの、あまりにもしつこいナポレオン批判とクトゥーゾフ援護には、読む方はしんどくて、いいかげんに目を通した程度で頭に入っていかなかったのですが、このトルストイの気持ち、訴えたい事というのは良くわかるんです。真面目に読まなければいけなかったのかもしれません。・・・にしてもなあ。

戦争と平和

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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