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澁澤龍彦『快楽主義の哲学』その1 2006.11.16

また澁澤ですかいっっ!との声が聞こえてきそうですが・・・(汗)、澁澤本としては、実に異色であります。まるで寺山修司のようです。
「人生に目的などありはしない」「幸福になる必要なんかないじゃないか」という主張は、実に明解で寺山本のように解りやすいです。
快楽というものは明解であるのに対し、幸福とは、実にあいまいなものである、にも、にゃーるほど!
読み進むほどに、これホントに澁澤せんせが書いた本?とゆー違和感もばりばりな訳ですが、元々1965年当時の流行っていたというカッパブックスから発行された本で、原稿にジャンジャン赤が入ったとか。「売れる」ようにだいぶ変えられたみたいな感もありますが、化け物的知識の豊富さと、適格な引用は、まさに澁澤にしか出来ない芸当であり、大変おもしろく読みました。
三島由紀夫の序文が実に良いです。これを読むと、この本も澁澤氏の一面かな、とも思います。

 サド裁判で勇名をはせた澁澤氏というと、どんな怪物かと思うだろうが、これが見た目には優型の小柄な白皙の青年で、どこかに美少年の面影をとどめる楚々たる風情。しかし、見かけにだまされてはいけない。胆、かめのごとく、パイプを吹かして裁判所に悠々と遅刻してあらわれるのみか、一度などは、無断欠席でその日の裁判を流してしまった。酒量は無尽蔵、酔えば、支那服の裾をからげて踊り、お座敷小唄からイッツァ・ロングウェイまで、昭和維新の歌から革命歌まで、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、どんな歌詞でもみな諳で覚えているという怖るべき頭脳。珍書奇書に埋もれた書斎で、殺人を論じ、退廃美術を論じ、その博識には手がつけられないが、友情に厚いことでも、愛妻家であることでも有名。この人がいなかったら、日本はどんなに淋しい国になるだろう。

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(1996/02)
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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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