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澁澤龍彦『快楽主義の哲学』その3 2006.11.21

◆博愛主義とは何か◆

以下のリンゴの例は、ひじょーにわかりやすいです。

 たとえば、十個のリンゴを十人に分けて、快楽を得たとします。ところが、もしこれを百人に分けた場合、リンゴの味は変わらないかもしれないが、もう快楽はありません。こまぎれのリンゴなんて食べられたものじゃない。むりに食べたとしても、もうだれも、おいしいともなんとも思わないでしょう。このように、快楽を味わう人の数がふえれば、快楽はだんだん小さくなり、ついにはまったく無になってしまうのです。それが現実の姿です。

そして、こうも書いてます。

 また、他人の快楽がそのまま自分の幸福になる、というのも、賛成しかねる意見です。もしそういう人がいたとしたら、それは、利己主義と変わりがないではありませんか。

さらに・・・

「汝の隣人を愛せ。」という言葉がありますが、いったい、だれが、この空虚な理想を実行できるものでしょうか。-----もしあなたが、A子さんならA子さんという美人をくどき落として、ついに、彼女をあなたの恋人とすることに成功したとします。
 その場合、あなたは、同じくA子さんに思いを寄せているあなた以外の何人かの男性に、ひどい打撃を与えたことになる。もしあなたが、どうしても、あなたの隣人を愛さなければならないとすれば、あなたはA子さんをあきらめて、他の男性に彼女をゆずらねばなりますまい。(さもなければ、五人なら五人の男性で、彼女を共有しなければなりますまい。)


うーーん、この辺はちと寺山らしい屁理屈っつー感じが・・・。じゃなかった、これは澁澤本なのでありました。(笑)


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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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