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澁澤龍彦『快楽主義の哲学』その6 2006.11.27

◆ゲーテ◆

ゲーテの恋愛遍歴がおもしろいです。83年の生涯に登場する恋人の数は、初恋のグレートヘンから始めて、12人に達するとか。
恋愛をきちんと文学を生み出す糧にしている所は、流石と言いますか・・・。
2つほど引用します。

 つぎの相手は、彼がウェツラーに移ってから、舞踏会に行く途中馬車のなかで識り合ったというシャルロッテ・ブッフです。彼女は、妻をなくした官吏の次女で、十人の幼い兄弟を母のように世話し、当時は十八歳でしたが、すでにケストネルという中年の外交官と婚約しておりました。それで当然、ゲーテの恋は失恋におわります。この経験から生まれた作品が、有名な『若きウェルテルの悩み』です。しかし小説のなかのウェルテルは自殺をしますが、現実のゲーテは、運命に耐える強い力で、この失恋の危機を切り抜けるのです。

 二十六歳のとき、フランクフルトの銀行家の娘、当時十六歳の美しいリリー・シェーネマンと婚約します。けれども数カ月後には、彼女といっしょになることに不安を感じて、この婚約を思い切って解消してしまう。心の動揺のあいだに、「おお、いま戯曲を書かなければ、僕は破滅してしまう。」と叫んで、『シュテラ』という劇作品を書きあげる。この作品のなかには、リリーに相当するシュテラと、以前に棄てたフリーデリーケにあたるチェチーリエという二人の女が出てきますが、主人公の男は、彼女たちをつぎつぎに棄て去ったのち、自分の意志の弱さを悲観して自殺してしまう。しかし、現実のゲーテは、苦悩を乗り越えて雄々しく前進するのです。


ゲーテの最後の恋は、74歳のとき、相手は19歳だったそうです。


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60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
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