スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

とこみんさんの詩集『撹拌日記』 2006.12.12

こちらにつづき、とこみんさんの第2詩集です。

「  」というタイトルの詩があります。その中から引用。

   神経繊維の束で君を掃く

いやあ、参りました。絶対思いつかないです。サラッとこういうフレーズが出てくるんです。

「ドッグフード」もすごく斬新で好きな詩です。
「切り落とした豚の頭の平凡な食べ方」なんて、すごく楽しいし。
「萩」は見る詩です。素敵な発想に驚きました。
「門」から少し引用。

   私は「清潔は健康なり」の門をくぐった
   私は「労働は自由なり」の門をくぐった
   私は「人には人の取柄」の門をくぐった
   私は「中途半端は死に等しい」の門をくぐった


これは、記録映画「夜と霧」から、との添え書きがありました。
ちょっと寺山修司的にも思える、好きな詩です。

以前、ことば遊びのような日記をUPされていて、宮沢健二みたいにスゴイとコメントした事がある (おぼろげな記憶) のですが、音楽的な次のフレーズなんて、とっても印象的です。「霜」より引用。

   きききききき
   けりけりけり
   らむらむらむ
   べしべしべし
   めりめりめり


最後に「階段」より、まるでカフカの悪夢のような長めの引用で終わります。

木の格子の窓からひかりとかげの交差するのをやわらかく浴びて ふしぎともおもわず降りていくと コンクリートに囲まれた壁のなかに 迷いこんでいる 糞便や経血にまみれた階段が際限なく下降しているのだ 踊り場では作業着の男たちがひとりまたひとり嘔吐しながら 茶褐色の壁をみがいている すすぎの水は涙のほかないようだった 静かすぎるくろい目は もっと苛酷ないたみの姿をうつしている おそろしさに声もだせないまま閉ざされた階段をかけおり あとずさりしてはまたかけのぼった 私をみつづけている目がある 錯乱する足に言葉のない手がからみつく 髪もコートも汚物に染まっている ふいに中空に格子の扉がみえた 私はいっきにかけぬけた



クリックよろぴくー。
人気ブログランキングへ


スポンサーサイト

テーマ :
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

来訪者数:

現在の閲覧者数:

検索フォーム
プロフィール

吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

メインブログ黄櫻御殿
映画の部屋も( `・∀・´)ノヨロシク

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

アフィリエイト・SEO対策


国内格安航空券サイトe航空券.com


FC2ブログランキング


[PR]アクセスカウンター
[PR]東京 税理士

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。