スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

吉川英治『三国志』3巻 其の一 2006.12.19

曹操の時代に移っていく3巻。
この巻は「関羽の巻」と言っていいかもしれません。
曹操が惚れ込んだ、とらわれの身となってしまった関羽のかっこいいこと!そして、私は曹操と言う人は実に興味深いと思いました。天下をとる条件をことごとく備えているようだけど、何かが足りないこの人を。
以下引用。

 古今の武将のうち、戦をして、彼ほど快絶な勝ち方をする大将も少ないが、また彼ほど痛烈な敗北をよく喫している大将も少ない。
 曹操の戦は、要するに、曹操の詩であった。詩を作るのと同じように彼は作戦に熱中する。


時々見事なフレーズが出てくるこの小説。次の一節なんて、素敵じゃありませんか。

 運命は皮肉を極む。時の経過に従って起るその皮肉な結果を、俳優自身も知らずに演じているのが、人生の舞台である。

次の玄徳のセリフも素敵です。

「---前略--- これもみな母上のおちからが、私という苗木を通じて、ひとつの華を咲かせてきた結果でございます。母上、どうぞ長らくお生き遊ばして、もっともっと、劉家の庭に華の咲く日を見ていてください」

陳大夫、陳登親子や、禰衡などのキャラも好きです。
以下の禰衡のセリフは、『オイディプス王』のテイレシアスを思い起こされました。

「ひとの忠言を聞かない、これを耳の濁りという。古今に通ぜぬくせに、我意ばかり猛々しい。これを情操の濁りと申す。日々坐臥の行状は、一として潔かなるなく、一として放恣ならざるはない。これ肉体の濁りである」

孫策って人は、登場シーンでは実に好青年だなあ…と思ったのですが、何故かジコチューになって、聞く耳持たずになってしまって破滅してしまった感じでしたね。

ちょっと長くなったので、2回に分けます。


       

    

クリックよろぴくー。
人気ブログランキングへ

スポンサーサイト

テーマ : 歴史小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

来訪者数:

現在の閲覧者数:

検索フォーム
プロフィール

吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

メインブログ黄櫻御殿
映画の部屋も( `・∀・´)ノヨロシク

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

アフィリエイト・SEO対策


国内格安航空券サイトe航空券.com


FC2ブログランキング


[PR]アクセスカウンター
[PR]東京 税理士

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。