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吉川英治『三国志』7巻 其の三 2007.1.16

後半の「歩く木獣」あたりになってくると、かなり現実離れしちゃったお伽話になってきちゃいます。猛獣部隊とかありえねーって!
原作にはこういう話が随所に出てきて、吉川英治も訳すのに頭を悩ましたそうで、割愛した所も多いようですが、この話はなかなか楽しめました。
ちょっとおもしろいので引用します。

 機を計っていた猛獣隊は、一時に鎖を解き、或いは檻を開いた。と共に木鹿大王は、口の内に呪を念じ、なにか祷るような格好をしだした。獅子、虎、豹、毒蛇、悪蝎などの群れが、とたんに土煙を捲き、草を這い、或いは宙を飛ぶように、蜀軍の中へ襲いかかった。

次なんて、わたしゃタイムボカンシリーズなんぞを思い出してしまいました~


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 なお全面的に観れば、前日の百獣突貫も、この日はまるで用をなさなかった。なぜなれば、蜀の陣にも、木獣の備えがあったからである。この木製の大怪物は、脚に車を穿き、口から火煙を噴き、異様な咆哮すら発して、前へ進み、横へまわり、縦横無碍に駆け廻って、生ける虎、豹、狼などをも、その魁偉な姿に驚殺を喫せしめたのであった。
 種を明かせば、木獣の中には、十人の兵が入っていた。火煙を吐くのも、咆哮するのも、また進退するのも、すべて内部に仕掛けてある硝薬と機械の働きだった。もちろん前代未聞の新兵器で、孔明の考案によるものである。


トロイの木馬にもちと似てる気がします。
次の孔明のセリフは、後々の戦争を暗示しているように思えてしまいます。

「ーーー前略ーーーただ、こんどの大殲滅戦では、かねて若年の頃から工夫していた地雷、戦車、薬線などを使ってみたことが、従来の戦争に比して、やや趣が異なっている。ーーーーしかし、戦いというものは、あくまで『人』そのものであって『兵器』そのものが主ではない。故に、これらの新兵器を蜀が持つことによって、蜀の兵が弱まるようなことがあっては断じてならないと、それを将来のために今から案じられる」


       

    

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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