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吉川英治『三国志』8巻 其の一 2007.1.18

8巻に来ると、ウォルシュ家が主役だったのにブランドンまでいなくなって、まるで主役が一人もいなくなってしまったビバリーヒルズ青春白書のようでした。(あれはかなーりひつこく続いてましたが)


「人材不足」という悩み (こっちは「悩み」じゃないけど…) は、孔明も同じでして、野球チームに名監督がいても、良い選手がいなきゃ勝てない訳でして・・・。
苦戦を強いられる中、絶体絶命のピンチの時のこの場面、孔明の戦略の中でも私はいちばん好きです。以下引用。

「なに。琴を弾いている?」
 仲達は信じなかった。
 自身、馬をとばして、先陣へ臨み、近々と城の下まで来て眺めた。
「おお。……諸葛亮」
 仰ぐと、高楼の一層、月あかるき処、香を燻き、琴を調べ、従容として、独り笑めるかのような人影がある。まさに孔明その人にちがいない。
 清麗な琴の音は、風に遊んで欄をめぐり、夜空の月に吹かれては、また満地の兵の耳へ、露のごとくこぼれてきた。
「……?」
 司馬懿仲達は、なぜともなく、ぶるぶると身を慄わせた。
 ーーーいざ、通られよ。
 と誰か迎え出ぬばかり目の前の城門は八文字に開放されてあるではないか。
 しかもそこここと水を打って清掃してあるあたり、篝の火も清らかに、門を守る兵までが、膝を組み合ってみな居眠っている様子である。


そして、自分らを誘い入れようとする計に違いないと思った仲達は、退いてしまうのです。


       

    

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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