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梁石日『血と骨』その4 2007.2.11

◆金俊平の健康料理法◆

以下の文は、スペインの「マタンサ」と同じ、豚の屠殺です。
ぬわんとですね、私コレ拝見した事がありまして、あれは実に実に貴重な体験でした。おそらく一生見られないものだと思います。
こちらの下の方に、その様子を書いたものがあります。以下は本より引用。

 縄で脚を縛られた豚はトラックで運ばれてくる。その豚を金俊平は一人で肩に担いでセメントを敷いてある家の裏の台所に運ぶのだった。そして近所のおかみさんや子供たちが見守る中、成漢にアルミ製の大きなタライを持ってこさせ、暴れる豚を膝で押さえ込み、刺身包丁の切っ先を豚の喉に突き刺した。喉から鮮血がどっと噴き出し、豚は断末魔の悲鳴をあげて狂ったように暴れる。その豚の喉から噴き出す血を成漢はタライに受けた。それは血の煮えたぎる光景だった。

ここまではフツーのスペインでは「マタンサ」と呼んでいるものですが、びっくらこいたのは、この人は残った豚肉をいろんな薬草と、ニンニク、ショウガ、唐辛子、その他の調味料を加え、腐乱させるんです。
その肉を蛆虫をふっと吹き飛ばしながら食べるのだそうです。これが金俊平の夏バテ防止の料理なのだとか。
他にもいろいろゲテモノ料理が表記されています。
『吸血鬼ゴケミドロ』ってタイトルを思い出してしまいました。観たい観たいと思いつつ、まだ未観の映画ですが。



 ひと汗かいた金俊平は一升瓶に入った青みどろの液を飲んで喉をうるおした。その青みどろの液は、弁天市場の漬け物屋がゴミ溜めに捨てた大根の葉っぱを拾ってきて洗い、布に包んで絞ったエキスであった。

 毎年冬になると、金俊平は保健所に行き、捕獲して処分した野良犬の間接を百頭分くらいもらってきた。そしてその犬の間接を鍋で三日三晩ぐつぐつと煮込むのである。はじめは灰汁が泡立ち、すえた臭いを発散させるが、根気よく灰汁を取り除くと三日目に灰汁もなくなって黄色い透明な液体になる。その液体を一升瓶に詰めて一日にコップ一杯を飲んでいた。神経痛や腰痛の妙薬なのだそうだ。

次回で最後です。
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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
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