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夏目漱石『それから』 2007.5.9

  

映画がつまんなかった漱石の『それから』。実は原作を読んでいませんでした。
『三四郎』『門』と三部作になっているという事もあり、これを機会に読んでみました。

んで、感想。う~~ん、今で言えばニートですよねえ。全く共感できず。(^^;)
寝ぼけた話~と読んでいて眠くなってしまいました。
以下引用。

 代助は決してのらくらしているとは思わない。ただ職業の為に汚されない内容の多い時間を有する、上等人種と自分を考えているだけである。

「何故働らかないって、そりゃ僕が悪いんじゃない。つまり世の中が悪いのだ。もっと、大袈裟に云うと、日本対西洋の関係が駄目だから働らかないのだ。

「働らくのも可いが、働らくなら、生活以上の働きでなくっちゃ名誉にならない。あらゆる神聖な労力は、みんなパンを離れている」


何を寝ぼけたことばかり・・・と思ってしまふのですが、母によれば、昔はこういう高等遊民というのが結構居て、めずらしい事ではなかったとか。
今もニートがごろごろ居て、めずらしい事ではありませんが。

納得いかないのは、親や兄から金を毎月貰っているのだから、それなら親や兄の言う通りにするべきなんじゃないか、と言う事です。金だけ貰っていながら、何好き勝手やってるんだよ、と。
そして、親や兄の奴隷でしかないのが、パンの為に働く人達よりも上に位置する高等な人種なんですかあ? と思うのですが。
世の中のせいにする辺りなども、とっっても今風な気がしました。(こーゆーの大嫌い) その点、漱石文学というのは、決して昔の話にとどまらない、現代に通用する話であるのはスゴイと思います。

この小説は良いとは思いませんでしたが、漱石は好きなんです。
なので、ああ、同じだ~と思える箇所を見つけると、ちと嬉しくなったりします。↓

実を云うと、自分は昨夕寝つかれないで大変難儀したのである。例に依って、枕の傍へ置いた袂時計が、大変大きな音を出す。それが気になったので、手を延ばして、時計を枕の下へ押し込んだ。けれども音は依然として頭の中へ響いて来る。

私、壁に掛かっている時計をはずして、押入れの中に押し込んだ事があります。
あるある~と思った箇所。↓

代助はそれでも辛抱して、約二時間程眼を頁の上に曝していた。が仕舞にとうとう耐え切れなくなった。彼の読んでいるものは、活字の集合として、ある意味を以て、彼の頭に映ずるには違ないが、彼の肉や地に廻る気色は一向見えなかった。

ここにチラリと書きましたが、映画では着物がとっっても素敵でした。小説にも着物の事が結構出てくるのは嬉しいです。以下引用。

 三千代は玄関から、門野に連れられて、廊下伝いに這入って来た。銘仙の紺絣に、唐草模様の一重帯を締めて、この前とはまるで違った服装をしているので、一目見た代助には、新らしい感じがした。

銘仙の紺絣に唐草模様の帯!!唐草模様に弱いですっっ。

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ジャンル : 小説・文学

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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