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アンドレ・ブルトン『黒いユーモア選集』上巻 その3 2007.6.18

アポルネールはエドガー・アラン・ポーの事を「バルティモアのすばらしい酔っぱらい」と言っているそうです。ボードレールが語っている事が、とても興味深いです。

 文学上のうらみつらみ、無限なものへのめくるめき、家庭生活上の苦労、貧しさ故の屈辱、それらすべてから、ポーは、墓の闇の中に逃れるようにして、泥酔の闇の中へと逃れようとした。というのも、彼の飲みぶりは酒好きの飲みぶりではなく、野蛮人のような飲みふりだったのである。……ニューヨークで「ホイグ雑誌」に『大鴉』の詩が載ったまさにその朝、あらゆる人がポーの名を口にし、みな彼の詩を争って手に入れようとしているとき、彼はブロードウェイをつまづきよろけながら家から家へとほっつき歩いていたのだ。

この後ポーの『奇妙さの天使』が紹介されていました。これが実におもしろかったです。
訳されている時点で、これは当てはまらないかもしれませんが、私には、心地よいリズムがある文だと思え、流石詩人という気がしたのでした。

次は知らない人ですが(^^;)、グザヴィエ・フォルヌレ。実にフザけた人です。以下引用。

 彼の著書の体裁は、種々突飛な着想によって異彩を放っているが (例えば、非常に大きな字体で印刷され、しかも一ページに二、三行、あるいは本文は表ページだけといった具合に余白が過度に使用されている。《おわり》という言葉は物語の展開を必ずしも中断せず、さらに《おわりの後》によって続けられることがある。特別に赤で印刷された詩が他の詩の中に挿入されている。極めて特殊な、しかも多くは非常にうまい題がつけられている、など。)

トリスタン・コルビエールという詩人は、実に実に見事なブラックユーモア家だと思います。スゴイです。この素晴らしいオヤジギャグ的エピソードで終わりにします。

たとえば、瀕死のさまでデュボアの病院に運びこまれたトリスタン・コルビエールは、母へこう書きおくっている、《デュボアに来ています。棺桶にするこれぞ木材 (デュボア) です》。

 

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60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
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