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『淀川長治の活動大写真』その5 2007.6.28

◆タイトルデザイン◆

淀川さんの記憶力には驚かされます。私も観たはずなのにスッカリ忘れている見事なタイトルの映画の数々。8歳の時に観た映画のシーンまで!
最近の映画でタイトルに凝ったものに出会うと小躍りするほど喜んでしまいますが (小躍りはウソだけど(笑))、私などは「ピンク・パンサー」や「007」の最初のタイトルにワクワクしたものですが、その多くは、ソール・バスというデザイナーが作製されていたのですね。ボツになった (と言うか、そりゃムリだろ、と言う…) アイデアがすこぶるおもしろいです。

 すでにご存知と思うが、ソール・バスというデザイナーは映画のタイトルのほうでも有名だ。「ウエストサイド物語」「大いなる西部」「悲しみよ、こんにちは」「八十日間世界一周」そのほかフランク・シナトラの「黄金の腕」など、彼の力作はいっぱい。
 その彼が日本に来たことがある。そこでさっそく会ってみた。ちっともデザイナーみたいなところがない。どっかの会社員みたい。四十歳くらいに見えた。この人が「これだけは、どこの会社もやらせてくれないんだよ」と私にウインクして打ち明けたことがある。
 それは大きな一本のハムを輪切りにして、このハムの上に出演者の名を入れてゆく。一つ切ってはスターの名。また一つ、ナイフで切ってはつづくスターの名をそのハムの上に浮きだして見せる。これではどこの会社も許可すまい。あちらでは下手な役者のことをハム役者という。さしずめ日本なら大根を輪切りにして、そこに主役の名を入れるというのと同じ。
 もう一つは……トイレの便器の真上からキャメラで撮影する。そしてその便器の中にスターの名を浮かす。そしてジャーッと水で流して、また次のスターの名を浮かす。
 これがだめならおトイレの紙にスターの名を書いては引きちぎり、また引っぱり出してはスターの名を書いて、また引きちぎってゆく。これもダメ。まあ、そうでしょうねェ。いくらなんでもねェ。ソール・バスは本気で、これをやりたいと目を輝かせた。


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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
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