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『淀川長治の活動大写真』その6 2007.6.30

◆チャップリンとキートン◆

長年チャップリンの秘書を努めた高野虎市さんのお話が、大変おもしろかったです。以下引用。

チャップリンはけっしてケチではないが、税金を非常に嫌う。「世間をこれだけ楽しませているオレから高額の税金をとるのはけしからん」というわけである。

『血と骨』の金俊平を思い出してしまったですよ・・・。

チャップリンVSキートンなんて話になる事って、映画ファンの中では結構あると思うのですが、はっきり申し上げちゃって、才能は圧倒的にチャップリンの方が上でしょう。
観ている人の笑う回数なんぞを数えてみたら、チャップリンは笑いっぱなし、キートンは時々、ってな感じになると思うんです。これはどうしたって認めざるを得ません。
にもかかわらず、バスター・キートンが私は大好きです。
ちなみに、澁澤龍彦の好きな俳優の第1位がバスター・キートンなのです。(こちら)。
次の淀川さんの文が、その「何故か」を的確に言い表してくれているように思います。

笑わぬ男が彼のトレードマークになったのだが、彼の人気のもとは人間の孤独であり劣等感であり、もっとひとくちでいえば、不器用不細工のその主人公への拍手であった。
 キートンは部屋から外へ出るときには必ずそのしきいにつまずく。それに実に要領が悪い。ガールフレンドを見つけても口もきけない。背はひくく、腰はひろく、しりがとび出ている。顔はベソをかく一歩手まえの表情。パーティーでも一人のけもの。
 つまりこれは、とりもなおさず誰もの胸の中にある "私" 自身。人間のコンプレックスの代表がすなわちバスター・キートン扮する痛ましい主人公。これが大活躍して成功するから面白いのである。


身体を張った演技の物凄さも、つけ加えたいです。まるでそうまで自分を痛めつけなければいられないような。
後に『サンセット大通り』に彼が出演していたのを、嬉しく観たのでした。



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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
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