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アンドレ・ブルトン『黒いユーモア選集』下巻 その2 2007.8.10

昔、図書館で借りたジョルジョ・デ・キリコの自伝だったでしょうか?ちょっと覚えてないのですが、おそらく本人が書いた本だったと思います。
それで、アンドレ・ブルトンを痛烈に批判していたのを、よく覚えています。
そして、自分の絵は形而上絵画であって、決してシュルレアリスムではないと書いてあったと思います。
この文を読んでの批判だったのでしょうか?ブルトンは誉めてるんですけどね。

 アルベルト・サビニオとジョルジョ・デ・キリコは兄弟である。そして、サビニオの散文とキリコの絵画は、数多くの現代の神話、即ちシュルレアリスムの諸作品の先駆であるといってよいであろう。

勝手に解釈された自分像が一般に広がっていくことは、こわいことです。
おそらく、キリコは、そんな思いだったのではないか、と思います。
ジャック・リゴーの以下の文は好きです。

 ぼくは快楽のようにまじめだろう。人々は自分の言っていることが分っていない。生きる理由はない、だがまた死ぬ理由もない。人生にたいする軽蔑を示すためぼくらに残された唯一の方法は、人生を受け入れることである。人生はわざわざ骨を折ってまで捨てるには価むしない。

これは、自殺を考えている人達に、生きてみるか、と思わせる事が出来るかもしれない文章ではないか、と思いました。
しかし、これを書いた本人が、自殺をしているのです。
死ぬ事を考えた事がない人には、決して出て来ないはずであろう文章でもあるとも言えると思うので、こうやって自問自答をしていたのかもしれません。
同じ人の次の文にはゾッとしました。

もっとも確かな喜劇性の要素とは、理由もなく、おもしろ半分に人々のささやかな生命を奪うことである。

最後に「あとがき」から引用して終わります。

 このようなユーモアがもたらすであろう笑いは、ブルトンによれば「報復的な、かつ純粋に内的な笑い」ということになる。したがって、開放的で素朴な笑いとはおのずから異っている。黒いユーモアのもつ特質は、およそこのようなユーモアにこそ求められるだろう。

 

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テーマ : エッセイ/随筆
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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
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