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『高慢と偏見』その2 2007.9.3

*ネタバレあり


<高慢> と <虚栄心> がセリフの至る所に出てきましたが、メアリのセリフが、にゃるほど!でした。

人間の性質は、とかく高慢に傾きやすいんだわ。そして実際にせよ、想像だけにせよ、何かしら自分の特質に自己満足を感じない人は、ほとんどいないと思うわ。虚栄と高慢は、よく同じ意味につかわれる言葉だけど、まるで別なんだわ。虚栄がなくても、高慢な人もあるんだから。高慢は、自分自身をよく思うことだし、虚栄は、人によく思われたいってことなんだわ」

しかし、高慢って言うと、なんだか・・・と言う感じがしてしまいます。
原題通りの「プライド」と「高慢」って別物という気が私はするんですが。
お次はジェーンのセリフです。

わたしたちは、故意に人から傷つけられたというふうに、すぐに思いこみたくないものだわ。わたしたちを欺くのは、大概はわたしたち自身の虚栄心なんだもの。女は、ちょっとほめられても、すぐにそれ以上の意味にとってしまうのね」

そして、ダーシーの手紙を読み、真実を知ったエリザベスのセリフです。

わたしのお馬鹿だったのは恋のためではなくて、虚栄心のためだったんだわ。一人に好かれて喜び、もう一人に無視されて腹をたて、そもそもおつきあいのはじめから、二人に関係したことでは、自分から先入見と無知を求めて理性をおいだしていたんだわ。今の今まで、わたしは自分というものを知らなかったのだ」

なかなか哲学的とも言えるかもしれません。
至る所にピリリと皮肉が効いている所が小気味よい小説ですが、父親のベネット氏がコリンズに出した手紙が良いです!

 「拝啓、
 もう一度お祝いを述べてもらわねばなりません。エリザベスが、まもなくダーシー氏の妻になります。キャサリン令夫人を、できるだけ慰めてあげてください。しかし、もし私が君だったら、私は甥の方に味方をするでしょう。甥の方がたんまりくれますもの――草々」


この『高慢と偏見』は、1796年に執筆されたものの、本屋が出版を拒絶した為に、世に出たのはそれから17年後だそうです。
なので、出版は遅かったけど、ジェーン・オースティン21歳の時の処女作なのだそうです。
いやあ、驚きです。21歳でここまで悟っているとは!




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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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