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『フリッカー、あるいは映画の魔』その3 2007.9.18

◆クレアその2 アンディ・ウォーホル◆

ジャンクを芸術に高めたアンディ・ウォーホルの登場は、どんなにか衝撃的だったろう、と思います。以下クレアのセリフです。

「まだわからないの。世界じゅうのアンディ・アスホールとやらがいま境界線をあいまいにし、そのおかげで勲章をもらってるのよ。彼らはどんどん可能性をひろげている。キャッスルはジャンクでも、いいジャンクよ。あなたはそう信じてるんじゃなかった?」
「けつの穴の小さいあなたの教授連中だって、そろそろ目が覚めるはずよ。防壁はしだいにさがっている。あと十年もすれば、イライシャ・クック・ジュニアの出演映画に関する学術論文があらわれても不思議じゃないわ。わたしたちがなすべきことは、よいジャンクと悪いジャンクを区分けすること。なぜなら、よいジャンクとは―――この定義をはっきりさせるべきね―――頭の固い学者たちが注意を払わなかっただけの、れっきとした芸術だからよ。昔々のシェイクスピアだって、知ってるでしょ? 売春婦やポン引きといった最低な観客たちが平土間につめかけるテームズ河のほとりで仕事をしながら、よいジャンクを残した。チャップリンやキートン、グルーチョやガルボもそれとおなじよ」


◆クレアその3 『勝手にしやがれ』◆

そして、あの『勝手にしやがれ』に言及しているのですが、あの映画のジーン・セバーグを、こんな風に表現しています。

空っぽな無邪気さと甘ったれた不機嫌さを絶妙にブレンドしたあのジーン・セバーグ

当時、衝撃的なあの映画を観て、ジーン・セバーグになりたかった女性が大勢いたのかもしれない、と想像すると同時に、自分の人生でずっと範を仰いできた映画のなかのアイドルを演じてみせる、ほかならぬ彼自身がフランス映画のアイドルであるベルモンドと表現された、不良男ベルモンドと、自分を同化させた男性が大勢いたのではないでしょうか。
本当に新しいものとは、決して古くならないのだから不思議です。



◆クレアその4◆

クレアの世界を救おうとする人間にかぎって善よりも悪をなす。というセリフにもハゲしく同意!
そして、これもにゃるほど!言えてる!でした。

ほら、映画じたいが年々つまらなくなってる。今から十年後には十三歳以上の観客はいなくなり、それでも金だけはかつてないほど稼げるようになるわ。今だって映画の話といえば契約や巨額の製作費や、ハリウッドのだれが出世してだれが落ち目かといったゴシップばかり。われらの文化とやらは、もう大型金融活動の延長にすぎないわ。

  

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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