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『フリッカー、あるいは映画の魔』その7 2007.9.26

◆マックス・キャッスル◆

この小説の中心に、マックス・キャッスルという映画監督が存在するのですが、架空の人物なのに、とてもそうは思えない凄さがありました。
オーソン・ウェルズやジョン・ヒューストンなど、実在の人物とからませて、ずらっと作品紹介までしていたり、リアルすぎっっ!!
解説より引用しますと・・・

謎に満ちたマックス・キャッスル監督 ―― 彼は、その才能の絶頂期の一九四〇年代に消えてしまった、サイレント映画とフィルム・ノワールの、ほとんど忘れられた天才だった。

という訳でして、仕掛けの天才と言っていいと思います。想像を絶するとんでもなく細かく奇妙な仕掛けと不気味さ!
そんなマックス・キャッスルが記者の質問に答える以下のセリフがおもしろいです。

「映画がなぜ魔法のようにわれわれをとりこにするのか、考えたことがあるかね? 俳優やスターたちの華やかな魅力は? いやいや、もっと別のものがある。映画は光の子どもたちなのだ」

次のセリフも好きです。

芸術家はだれしも異端なのだよ。芸術家は世界のすべてをメタファーに転化し、それと遊びたわむれるのをよしとする。

マックス・キャッスルの映画のラストシーンを、ごく平凡なシーンに置き換えられたり、フィルムを切り刻まれたり、という所を読み、頭の固い映画界のおエライさんたちにより、どれほどの名シーンが闇に葬られ、私たちの楽しみを奪われているか、はかり知れないと思いました。

終盤のフレッド・アステアのくだりなどは、「雨に唄えば」を歌いながら暴行する『時計じかけのオレンジ』のアレックスを連想しました。



有名映画の切り貼りでつくったキャッスルの作品『ジ・エンド』のなんと見事な美しさ!!

マックス・キャッスルに関して、とんでもなく詳しいサイトを見つけました。
すんません、勝手に拝借しますが・・・こちら。これを読めば楽しさ倍増間違いナシです。

主人公ジョニーが、マックス・キャッスル作品を観たり調べたりしているうちに、妖しい暗黒の世界に突入していきます。次回へつづきます。

  

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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