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アーサー・C・クラーク『2001年宇宙の旅』その1 2007.10.20

<映画の見方> がわかる本 を読んで、かなり腑に落ちた、キューブリックの名作映画『2001年宇宙の旅』。
原作本は、映画の製作と同時進行であったという異例の作品です。
著者はアーサー・C・クラークですが、正しくはキューブリックとの共同作だと思います。
映画の理解を深める為に、随分前から読もう読もうと思いつつ、未読だったのですが、映画本の読書が続いている中、『<映画の見方>がわかる本』もきっかけとなり、読んでみました。
訳者あとがきで紹介されている、映画のコンセプト作りに協力した物理学者フリーマン・ダイスンの述懐によりますと・・・

 映画を見たあとで、わたしはアーサー・クラークの本を読んだ。これは読みだしたらやめられない、知的にも満足のいく本で、緊迫感と透明感は映画の比ではなかった。映画では雲をつかむような不可解な部分、とりわけ発端と結末が、本でははっきりと納得がいくように説明されていた。

発端と結末、全くその通りなのであります。
が、結構私には意外にだるい読書なのでした。(^^;)
ストーリーを読み進むというよりは、説明を読んでいるみたいな感じでして、ちと苦手。
しかし、『<映画の・・・』とこの原作で、映画の理解も深まった事だし、このタイミングで映画が観られたらなあ、と思います。(と思っていたら、グッドタイミングでBSでやりますね!楽しみ~~) だるくても、読む価値は充分なんです。
新版序文で、こんな事が書かれていました。

われわれにとって最大の問題は、この先数年間にどんなことが起きようと、時代遅れにならない――それどころか、爆笑ものにならない――ストーリーをこしらえることだった。つまり、未来を先取りしなければならないわけで、ひとつの方法は、現在をどこまでも先へ進み、事実に追いつかれる心配をなくしてしまうことである。もう一方で、あまり先へ進めば、観客との接点を失ってしまう容易ならない危険も存在した。

なるほど、SF小説を書くとは、いかに大変なものなのかがわかりますね。そして、その通りに、今観ても (読んでも) 古くない作品になった事は、スゴイ事です。
もしモノリスが宇宙人だったら・・・なんて考えてしまいます。
ちなみに、最初はモノリスではなく宇宙人が出て来る予定だったのでありまして、それは「ジャコメッティの彫刻を思わせる」と指定されていたとか。
これがモノリスになった所に、キューブリックの凄さがあると思います。全く無駄のない見事なデザインではないでしょうか。

ちと長くなりましたので、次回「ハル」の話を少しして終わりにします。



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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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