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立花隆『解読「地獄の黙示録」』その2 2007.11.1

エレノア夫人の『「地獄の黙示録」撮影全記録 (ノーツ) 』が多く紹介されてしまして、コッポラの苦悩や、どう撮影されていったのかが、実によくわかります。以下引用。

◆七六年九月八日
「今朝、フランシスは四時に起きて、書斎へ下りると脚本の随筆を始めた。六時ごろになると寝室へ上がってきて、わたしを起こした。脚本の結末を書けずにいた理由が、たったいま分かったと言うのだ。もう一年以上もの間、さまざまな結末を考えては、うまく書けずに苦労していた。それが、そんな簡単な話ではないというのに、やっと気づいたのだという。アメリカがベトナムに行った明快な理由がないのと同じことだと。いろんな方向に脚本を進めようとするたびに、彼は脚本の根底を揺るがすような矛盾に突き当たった。それは、この戦争そのものが矛盾に満ちていたからにほかならない。人間には、矛盾がつきものだ。


ラストシーンにはそうとう苦しんだみたいでして、それだけに見事な凄いラストシーンが出来ちゃいましたね。
そして、町田智浩氏に「蛇足」だと言われてしまったフレンチ・プランテーションのシーンについてです。(こちらをご参照に)

 オリジナル版では、最終章は、もっぱら現実を離れて神話化された世界に入りこんでしまっていったが、完全版では、リアルな歴史的事実をちょっとだけ導入することによって、神話的に語られることが、実は、同時代の現実とわかちがたく結びついていることを示している。
 フレンチ・プランテーションの晩餐の食事で長々と語られるインドシナ戦争中のフランスの政治談義も、何やらつまらぬ古くさい話と思われるかもしれないが、あれはフランスのあの時代に仮託されて語られた、六八、九あたりのアメリカ国内における保守派とベトナム反戦派の間の議論と思ってよい。あそこでも、映画は遠い歴史を語っているようでいて、強い同時代性の表現となっている。


そうなんです!!特別完全版で付け足されたシーンは、どれも強く印象に残っています。普通は「蛇足」な事が多いノーカット版、この映画だけは絶対違うでしょう!!

 なんといっても、大きくふやされたのは、フレンチ・プランテーションの場面だ。オリジナル版では、こんな大きなまとまりのある場面を、丸ごと切り捨てていたということそれ自体が大きな驚きだ。

ねーーー!全く同感ですっっ!誰もがこう思うのではないかと思ったですよ。


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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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