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T.S.エリオット『エリオット全集1 詩』その2 2007.11.21

さらに読み進み、『コリオラン』という詩を読むと、もしかしたら寺山修司はエリオットの影響が強いのではないか、と思いました。
ライフル銃とカービン銃が五、八〇〇、〇〇〇  機関銃が一〇二、〇〇〇ってのが12行あったり。寺山的じゃないっすか~~。

『わたしが涙で最後にみた眼』という詩がまた、クルツ的に思えました。

  わたしが涙で最後にみた眼
  離別のなかで
  ここ死の王国に
  黄金のまぼろしがあらわれる
  わたしには、眼はみえても涙はみえない
  これがわたしの悲しみ


『岩の合唱』も良かったです。以下引用。

  つぎに、みなさんは荒野をさげすみ、ないがしろにします。
  荒野ははるか南の熱帯地方にあるのではありません、
  荒野は町かどをまわったところにあるだけでなく、
  荒野はみなさんのまぢか、地下鉄のくるまのなかにひしめいています、
  荒野はみなさんの仲間の心のなかにあります。


最後に『ドライ・サルベージェス』より、美しい表現を引用して終ります。

  海の悲鳴は、よく同じ時に聞かれはするが
  別々の声なのだ―索具におこるすすり泣き、
  うなもに砕ける波の脅迫と愛撫、
  みかげ石の歯を打つはるかなとどろく波音、
  そして近づく岬からの悲しい警告、
  これがみな海の声だ、それからうねりにもち上げられ
  家郷をふりむく吹鳴ブイも、かもめも……
  もの言わぬ霧の重さに
  つきならす鐘の
  計るのはわれらの時ならぬ時、ゆうゆうと行く
  底波の打ちならす、時は
  時計の時よりも古く、気づかう女たちの
  数える時よりなお古い――
  寝がてに臥せて、かれらは未来を計る
  過去と未来とをほどき、ほぐし、ほごし
  またつなぎ合わせてみようなどする
  ま夜中と明け方のあいま、過去はことごとく気のまよいで
  未来に未来のない、朝まだき
  時は停りかつ時は終りを知らない
  そしていま在りまた初めから在った底庭が
  鐘を
  鳴らす。


『地獄の黙示録』関連、残るはフレイザーの『金枝篇』ですが、長そうなので躊躇しちゃいました。でもおもしろそうだなー。


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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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