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ジェイムズ・ジョイス『猫と悪魔』その2 2007.12.14

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まずは本文より引用です。

 さうさう、悪魔はたいてい、ベラベラペチャクチャといふ言葉をしやべります。これは、そのときそのとき、自分で勝手にこしらへる言葉なんですね。でも、ひどく腹を立てたときは、とても悪いフランス語を、とても上手にしやべることができる。聞いたことのある人の話では、きついダブリンなまりがあるさうです。

この悪魔、絵を見ると、ジョイスに違いないんです。そして、上の文。ニヤリとしてしまいますね。

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「ベラベラペチャクチャ」といふ言葉について、解説で以下のように書かれています。

悪魔は「ベルシバブル」( Bellsybabble ) と呼ばれる奇妙な言葉 (本文中ではベラベラペチャクチャと訳されている) を喋ったという。これは美しい ( belle ) 鈴 ( bell ) のような言葉 ( belly's )、すなわち、文芸 ( belles-lettres ) の意と、腹の ( belly's ) おしゃべり ( babble )、すなわち、くだらない腹話術の意との混合であろうし、バベルの都における言語の混乱をかすかに響かせているかもしれない。いずれにしても「ベルシバブル」語は「蠅の王」すなわち聖書に出てくる魔王ベルゼブル ( Beelzebul ) ――あるいはベルゼバブ ( Beelzebub ) ――の末裔が口にする言葉としてまことにふさわしいと言わねばならない。

いやはや、実にジョイスらしく、おもしろいです。
ジェラルド・ローズの絵がとっっても素晴らしく、クリムト風の装飾的な所もあったり、とっっても楽しく読みました。絶版で手に入らないのですが、手元に置いておきたい本です。

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ハードロックギタリストで作詞作曲家(まだアマチュアだけどな)吉乃黄櫻の読書ブログ。
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。
西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!

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